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3.5話 第1回人気キャラ投票

本編には関係のない企画エピソードになりますが、

よろしければお付き合いください!

「第1回人気キャラ投票!」

 エリスの声が執務室に明るく響く。


「エリス? こういうのは作品が人気になってからやるものでしょ。この作品まだ3話しか公開されていないわよ」

 私は呆れながらエリスを見た。


「いやいや、あえて今やる理由があるんです!」

 エリスは胸を張り、得意げな顔で私を見た。


「え、なにかしら」

 私はつられて首を傾げる。

 

「まず1つ目は、票数が少ないから私にも1位を取るチャンスがあること。2つ目はこれから私の活躍が減っていくこと。私が人気キャラ1位を目指すには、今やるしかないんですよ」


「こういうとき、ほんとに悪知恵が働くわね」

 私は軽くため息をついたが、どこか感心もしていた。


「失礼な。仕事が早いとおっしゃってください」

 エリスは言い返しながらも微笑みを浮かべている。


「それで、今回投票できるキャラクターは何人いますの」

 私は彼女の企画に乗ることにした。ちょっとした息抜きにはちょうどいい。


「総勢5名の白熱した戦いです。早速、出場キャラクターを紹介しましょうか。 まずは本作の主人公女神アーク様です」

 エリスの言葉に、私は思わず背筋を伸ばす。


「あら、最初は私ね」


「神界で転生を司る役割を担う、美しき女神!  銀髪に青い瞳、そして誰もが振り向く美貌を誇っています!」

 彼女の褒め言葉に、私は少しだけ頬を赤らめた。


「直接言われると照れちゃうわ」


「しかし、実際には道を間違えることはしばしば、何もない所でよく転ぶポンコツさを発揮しています」

 エリスの言葉に、思わず眉をひそめた。


「ちょっと! 上げて下げるのやめて」


「うふふ。大丈夫ですよ私以外知らないですから」


「それは、安心していいのかしら」

 

 「続いて紹介するのはこの私エリス。 女神アーク様の補佐官で影の立役者と呼ばれているとかいないとか」


「いつもありがとうね」

 私は自然と感謝の言葉を口にした。実際、彼女がいなければ、この仕事は成り立たない。


「3人目はカズキさん。今回異世界人としてエルデランに送られた方ですね」


「今後の活躍に期待ですね。 彼ならきっとエルデランを救ってくれますよ」

 私はカズキの真摯な表情を思い出しながら頷いた。


「続いて紹介するのは、女神ティア様。アーク様がお茶会のお約束をしていた方ですね」


「各世界の豊穣神を統括されている方です。一度力を振るえば、不毛な土地も一瞬で緑溢れる大地へと一変します。本当に素晴らしい方です……ただ……」

 私は一瞬、言葉を切り、遠くを見つめた。

「お茶に対しての熱量が少し激しくて、お茶の入れ方について朝まで叱られたことがありましたの」

 思い出しただけで微かに背筋が伸びるが、それでも自然と笑みがこぼれた。


「それもティア様の魅力ですね」

「最後に紹介するのはエルデラン魔王軍尖兵ゾルガスさん」

 エリスはエルデランにまつわる情報がまとまった冊子をめくりながら言った。


「早速カズキさんが交戦している相手ですね」


「手元の資料によると、意外にも魔王軍では料理担当をされているようです。得意料理はアヒージョと記録されています」


「いつも思うけど、神界のデータベースってどうやってまとめているのかしら」


「調べ物を得意とする神様が一人で作っているらしいですよ。 ただ、この前、忙しくて大変だって嘆いているのを見かけてしまいました」


「ええ、それはすごいわね」


「それでは、改めて『第1回キャラ人気投票』スタートです!」

 エリスが両手を広げて声を張り上げる。


「1票でもいただけたら嬉しいわね」


「皆さん、清き一票をよろしくお願いします!」

投票の会場は「活動報告」になります!

こちらの話の感想欄での投票はご遠慮ください。

詳しい内容は活動報告を御覧ください。

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