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ダンジョンを拡張しよう!

 このままでは入ってすぐクリスタルの部屋日たどり着けてしまうため、まずは階層を追加しなければならない。

 俺はダンジョンの項目をタップし、フロア追加を選ぶ。


 フロア追加

 選んだ位置に一辺が100mの、破壊不可の壁に覆われた正方形のフロアを追加する。天井は5m。

 創造コスト1000 次回は2000 次次回は4000


 とてつもなくコストは高いが、必要経費だ。

 俺はクリスタルの部屋のひとつ上を選択して設置の表示をタップした。


 すると、入り口から太陽の光が消えて、人工的な光が差し込んでくる。

 階層を上がって確認すると、どうやら自然に壁や天井が少しだけ発光しているようだ。


 しかしこのままでは意味がない。

 俺はクリスタルの部屋に戻り、ダンジョンの項目をタップした。


 壁

 破壊不可の壁を50平方メートルまで生成する。

 コスト1


 とりあえずこの壁を大量に設置して、迷路のような作りにした。

 なるべく死角が多いように作ったため奇襲で敵を倒す想定だ。

 思った以上に壁が必要だったから、魔力を200も使ってしまった。


 これ以上魔力を使うのはまずい。

 トラップはダンジョンの項目からではなくドワフに作ってもらおう。

 

 そう思い立って俺がドワフが作業しているクリスタルの部屋に戻ると、早速武器を一本完成させていた。


 「どうよ、とりあえず一本つくってみたぜ」


 そう言って差し出してくる武器は、装飾のない無骨の両刃の大剣だった。

 本当に単一の材料のみで作ったのかと驚く。


 「すごいね! 威力はどんな感じ?」


 「材料がただの鉄だし設備も適当だったからあんまたいしたことねえけど、岩くらいなら真っ二つだ。振れたらな! ガッハッハ」


 試しに持ってみると、なかなかに重たい。

 こりゃあドワーフレベルのパワーが無いと降ることもままならないし、そのドワーフである俺もこれを振って切り結ぶことは不可能だろう。


 「設備がありゃあもっと軽量化したりできんだけどよ」


 そう言うと、チラっとこちらを伺うドワフ。


 「わかった。鍛冶部屋と道具を支給しよう」

 

 その視線に屈した俺はクリスタルの部屋の隣に、工房を作ることにした。

 

 部屋

 破壊不可の壁で覆われた一辺が20mの部屋を追加する。

 コスト10


 かまど

 燃料なしで燃え続ける。

 コスト5


「なにか材料の追加はいる?」


 俺がドワフに尋ねると、ヤマくんが提案した。


「ご主人! ドワフに魔力を一部譲渡するのはいかがでしょうか!」


 確かに新たな材料が必要になるたびに俺の許可を得るのは億劫だろう。

 

「そうだね。じゃあ100魔力を預けよう!」


「お! ありがてえ! これで鍛冶に没頭できる」


 ドワフも嬉しそうで良かった。


「なんか必要なもんあるか? 何でも作るぜ!」


「じゃあ、落ちたら棘が刺さるトラップに、上から矢が降るトラップ、足元から刃が飛び出すトラップに、オーク100人分の武器、できれば種類はいっぱいあったほうがいいかな」


 ドワフが固まった。

残り魔力531 ドワフ100です。


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