ひらさか駅 設定資料集
・本文中の説明
・・ベースとなった存在
・日下部 賢人 : 主人公。
日下部 → くさ → クサナギの剣 → イザナギから連想。
話のベースは、イザナギが死んだ妻イザナミを連れ戻すため、黄泉平坂へ挑んだ話。
・花坂 美奈 : 恋人。
美奈 → 奈美 → イザナミ から連想。
花 は、コノハナサクヤより。特に意味は無し。
・遠藤 彦太郎 : 親友。
遠 → 猿 から連想。
ベースは猿田彦。
明かりを手に持ち、先導する役割を担う。
既婚者。
・謎の女性:親切な暇人。甘いものが大好き。
・・キクリ姫:境目に立つ神。調停者。
かつて、黄泉平坂へ向かうイザナギに警告を発し、帰還したイザナギに、思わず笑顔になるほどの言葉を掛けた。
後に、ケンカ別れしたイザナギとイザナミの復縁のために間に入った。
・細マッチョ:網傘を目深に被って顔を隠している、下帯姿の細マッチョ。腹筋は見事に割れている。
男性(推定)。
社畜(確定)。
・・黄泉戦:黄泉平坂に勤務する社畜。黄泉醜女の下僕としてこき使われる。
『戦』の名の通り、黄泉の軍勢の主力兵士でもある。
社畜なので、上司(黄泉醜女)の命令には逆らえない。
・ゴリマッチョ:おたふく仮面を被り、胸と腰に布を巻いただけの姿の巨漢。
食べ物には、すぐに夢中になる。
女性(推定)
変態(確定)
・・黄泉醜女:割りと自由な管理職。しかも、上司の命令より目先の甘味が優先。
醜い女性の他、怪力無双の女性のことを『醜女』と呼ぶらしいが、黄泉醜女は実際にえらい醜いらしい。
黄泉の軍勢の指揮官級で、黄泉戦に指示を出す役割を持つ。
でも、自分は上司の命令を無視する。
・声:最後の罠。
神話などによると、想い人を冥府より連れ帰る際、相手の女性と手を繋ぎ、後ろを歩かせて坂を上っている。
だから、最後の瞬間に後ろから労いの言葉を掛けられ、つい、振り返ってしまう羽目になる。
相手が自分より前にいれば、声が聞こえても振り返ることなどないだろう。
・・声:冥府の主の仕掛けた罠。
竪琴の名手を罠に嵌め、その恋人もろともに専属音楽家をゲットした話より。
竪琴の名手は、ひとつだけ交渉。恋人の側で演奏する権利を得た。
・手:死者の、生者に対する強い嫉妬。仲間へ引き込もうとする。
数十程度の雑霊では、二人では立ち向かえなくとも、古木が刻んできた数百年に及ぶ時間の前には、無力だった模様。
・・手:完全な創作。ベースは特になし。似た事例はあるのでしょうか?
日本の妖怪に、似たのが居た気もする。
・・木刀:桃の木には、破邪の力が宿るという。その力は、ご神木として奉られたり、切り出した木が古いものほど、より強い力が宿るという。
桃の古木で木刀を作ると、破邪の力を持つ武器になるとか。
・・ザクロ:赤い色と血に似た味(ほんとかよ?)から、仏が人肉を食らう鬼に対し、人を襲わないよう説き伏せた上で代わりにザクロを食べなさいと勧めた逸話から。
また、根暗で陰湿な冥府の主が、嫁が欲しいと地上の弟にウザ絡みした結果、紹介された女神(弟の娘)に一目惚れ。あの手この手で口説き落とそうとするが、女神は役目があると結婚を拒み、ハンスト。
困った冥府の主が女神の体を案じ、ザクロの種(冥府産)を女神に食べさせた。
空腹の女神は、気づかいに感謝しつつ、冥府産のザクロの種を食べてしまったことで、冥府に属するはめになってしまった。
気付いた時にはもう手遅れ。
この冥府の主、嫁すら罠に嵌めやがる。
弟もまたひどいもので、娘のヘルプコールをガン無視。後に、兄へ祝福を贈っている。
娘は大層泣いたそうな。
でも、実際は尽くす夫で、結婚生活は悪くないものだったらしい。