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最後の幸せ
「運命の流れ。それは絶対に覆ることがないもの。けど変えれなくもない。イレギュラーを発生させれば。もう時期運命の時。2人のイレギュラーはどのように運命を変えるのか楽しみだよ。」
「かー学校行く時間だよ〜。」
朝から甲高い母親の声が聞こえる。異世界にも学校があったなんて。それに生前もそうだったけど朝は苦手なんだ。寒いし眠いし。
「うっ今行くよ。」
俺は眠たい目を擦りながら居間にふらふら足で歩いて行く。
「はい、朝ごはんだよ。」
喉が通らない。眠すぎて。それに寒い。まだ秋だというのに。
目を擦りながら朝ごはんをゆっくりと食べる。はぁ〜眠い。
朝ごはんを食べ終わると歯を磨きキンキンの冷えた水で顔を洗う。すごく冷たい。そし着替えて学校に行く。
学校と言ってもやることがない。数字も文字も何でもできる。
「ミルちゃん迎えに来たよ。」
迎えに来るの早いな。いつも。
俺はそんな事を考えながら着替える速度を上げる。
「ごめん待たせたな。」
「別にいいなニャンよー。」
格別な笑顔で答えてくれた。
こんな素朴な幸せを俺はずっと願っている。
急ですいません。