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運命を握る真実

俺はスクスク成長し4歳になった。

この世界の事も理解してきたし言葉も話せるようになり書けるようにもなってきた。ただ、まだ魔法というものに手を出していない。本によると魔法はセンスがあれば使えるらしい。センス、センスね〜。音ゲーみたいな。ちなみに音ゲーは苦手だ。RPGが好き。そうおもうとなんか使えないかもしれない。それに、親が使ってるとこ見た事ないが。

俺は好奇心に負け父親に聞いてみることにした。

「父さん、僕って魔法というものを使えますか?」

「うん?無理。だって王族だも。あっ。」

えっ。まじ。

「本当何ですか?父さん。僕たち王族なんですか?」

王族とは、本によるとその国を治めるものが王と言われその血族を王族と言われる。王族は特殊魔法を使い最強の魔導士と呼ばれている。

それにその統治している国の統治権や軍隊の指揮権を全て持っている。いわゆる絶対王政である。日本で言えば昭和天皇かな。まぁ、そんな感じの奴らでありこの世界で最も力を持つものである。

「王族ってどういう事ですか?父さん。」

父親は顔面蒼白になっていた。

「いや、そのあー。いや何も。王族ってなんだろうね。あはぁぁぁ…」

「父さん誤魔化さないでください。王族って何ですか?どういう事ですか。王族ってこの世界で最も権力を持つ一族ですよ。何でうちみたいな田舎の家族が王族何ですか。答えてください。」

「うっ…いつかは話さないといけないと思っていたがこんなに早くなるなるとは。」

父親は、観念したかのように話し始めた。

「父さんたちの一族の名前は、レオナルドだがレオナルド家は元々今の帝国のニール帝国の旧王族だったんだ。」

ニール帝国。俺たちの村の実質的統治権を所有する国であり帝国の城下町はさぞ賑やかだという。

「ニール帝国の今の国王の祖父であるニール・カイスターリンは元々旧帝国の軍の総帥だった。」

ニール・カイスターリン前王は、経済腐敗した旧帝国を救った英雄とされている。

「旧帝国時代末期は、本当に経済的に王国存続の危機に立たされてたのは確かだ。しかし、経済の立て直し政策で議論が巻き起こった。旧国王主導での貿易政策。そし、もう一つが軍主導の侵略政策。旧国王派は、平和的に経済を回復しようとした。しかし軍隊は、他国を占領しそこに自国のものを高値で売り飛ばし占領国で作られたものを安値で買取自国で売る。そし、占領国に対して多額の税金を納めるという鬼畜政策を強行しようとした。」

昔の世界情勢かよ。いわゆる軍隊側は、他国を占領してそこで自国のものを高値で売らせる。そし、占領国で生産されるものを安値で仕入れ安値で自国に売る。植民地よりひどいじゃねーか。それに普通の4歳児に話してわかる話しじゃねーよ。父親さん。

「それでどっちの政策が採用されたんですか?」

「結局、決まる前に軍部によるクーデターが発生した。そしニール帝国が成立し今に至る。経済政策はクーデターの口実でしかなかった。クーデター後の経済政策は国王派と全く同じ貿易路線を辿った。しかし、旧国王の一族は全員処刑された。父さんたちを残して。結局、ニールは旧帝国の略奪が目的で黒幕はニール家なんだ。今も俺たち生き残りを必死に探しているはずさ。真実を知り反乱の危険がある我ら一族を」

「そんな歴史、本にも載ってなかったですよ。それに見つかったら死にます。それこそ処刑されますよ。」

「歴史とは権力者に有利になるように作られている。悲しい事だが。けど父さんたちはまだ生きている。それに見つかったら見つかった時だ。それにカーくんのことは帝国側も知らないはずだ。それに我ら一族は旧王族で最強の一族だから大丈夫だ。」

そう悲しそうに父さんは呟いた。

待て最強なのか?俺らの一族は??


魔法の話しにしようと思ったんですが大事な事だったんで長々と書かせていただきました。次話は魔法の話しです。まぁ魔法は書かせてもらった通り使えないんですが。ちなみにもうすぐヒロインも出る予定です。それでは、また4話で会いましょう。あと拡散してくれると嬉しい限りです。感想もくれたら嬉しい限りです。それではまた。

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