ごく普通の中世の時代の世界観の異世界だった。
転生したはずだ。
目が覚めたら木造の建築の天井があった。
「あう、あー」
うまく発音できないし身体が重くて起き上がることが出来なない。
あ、歯がないわ。
えっ。
あっ?
歯が無い。一本もない。てか、手が小さい。
足も短い。
本当に生まれ変わったのか。
すげーな。生まれ変わった。
親っぽい人が俺を覗き混んできた。何かしら喋ってるようだがわからない。
まぁいいや。けど本当生まれ変れてよかったわ。これから色々な事勉強しないといけないな。
待て、父親っぽい人の髪が赤い。
おい、母親っぽい人の頭からま、まさかの猫耳だった。猫耳。やべ萌える。ちょー萌える。しかも顔可愛いしぱねーわ。まじぱねーわ。
じゃない。はぁ、待て猫耳だと。猫耳だと。
やべ脳がフリーズしてきた。
俺はそのまま寝てしまった。
朝になっていた。本当に生まれ変わったみたいだ。身体はまだ動かないが。
ここはどうやら日本ではないらしい。
まず、地球でもない。
さて、どうやって生きていくかだ。
まぁ、転生はそのままではなくちゃんと幼児から転生したのが辛いだった。けど、見るからに家柄はすごい金持ちってわけでもなさそうだな。一般階級あたりの家族だろう。
「あうーあ、あう」
歯ないと喋れんし。まぁ意思表明にはなるだろうが。まぁとりあえず本が読みたい。
「ほうーはーうー。」
やべー自分でも何言ってるかわからん。
俺的に本がみたいって言ったんだけど。
俺は体を父親らしき人に抱きかかえられた。
そうして俺は本がありそうな方向に指をさした。
しかし、父親らしき奴は本ではなくおもちゃがあるところに行くやがった。
「カーくんおもちゃですよー。一緒に遊びましょう。」
みたいなことを言ったはずだ。たぶん。
俺は、その父親が持っていたおもちゃを取り上げ思いっきり顔面に投げつけてやった。(木製の馬のおもちゃ)
「ぐぁぁぁぁぁぁぁ。」
悲鳴をあげた。そりゃ痛いわ。やった俺が言えんけどw
俺は、起こった感じの態度で俺は違う方向を指さした。
父親は怒らずに本のある部屋に連れて行ってくれた。
優しいな。うん、優しい。
書籍数は20冊ぐらいだ。生前の俺のオタクの痛部屋とは違い圧倒的に少ない。もしかしたら活版技術がないのかもしれんない。まぁほぼ、ラノベだったが。
とりあえず世界のことが載っている百科事典的な分厚い本に指さした。
「絵本が読みたいんですね。お父さんが読んであげる。」
な、父親は隣にあった薄いアヒルみたいな鳥がついた本を取り上がった。
「あーや」
「ぐぁぁぁ」
アヒルらしきものがついてる本を拗ねに角で殴った。俺が読みたいのはがそれじゃない。 その隣の分厚い本だ。けど痛そう。
俺はまた指をさした。
「これは難しい本だよ。」
みたいなことを言った。
その本をとってもらい本の中をみた。
俺が生まれて3ヶ月たった。
だいたいこの世界についてわかってきて言葉も理解してきた。
言葉は、日本語を英語風にした感じだ。
例えば、「天才」だったら「てんさーい」とか
そんな感じだから聞き取れるようになったし耳も慣れてきた。
この世界は、やはり異世界だった。魔法も使えるし魔物もいるし貴族、王族も存在する。
この街は、カロライナーという村だそうだ。
比較的治安が良く魔物もほとんどいないらしい。
あと、そんなもんか。
あと猫耳とかの獣族がいるらしい。萌えるな。
あとは、 特に普通だな。うん。まぁ他にダンジョンがあるらしいがとても危険だとか言ってたな。そんなもんだな。
でも魔法あるなら使ってみたいぜ。ファンタジー要素が出てきて最高に面白そうだぜ。
まぁ、こんなもんか。この世界は魔法以外ごく普通の中世の時代に似ている。だから、まぁ失敗はしないだろう。記憶を持っているから絶対生前のようにはならないはずだし言葉もだいたい理解した。これから先、気楽に行けるはずだ。楽しみだ。俺の未来は明るいはずだ。
けど、俺はまだ大事な事を知らないかった。
運命を握る大事な事を。
3話も頑張ります。バイトとテストに負けません。楽しんでいただけたら幸いです。Raム