表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
か細い藍のバラ  作者: レザレナ
第六話 プールで鼻血とばぁ
97/390

第六話 第九部 藤浪が目黒に、本音を漏らす。

「美幸、何が食べたい? 俺が買ってくるから。」

「私はフランクフルトとポテトかな。」

 生田と目黒が食べ物の会話をしている。そして藤浪たちも同じような会話をしていた。

「私はやきそばね。できれば高いものを。」

「お前、何様だよ。」

「女王様。」

「藤浪は女王様か、へー。」

 そういって磯見もご飯を買いに行った。俺と撫子はゆっくりとご飯を食べていた。撫子はちょこちょことナゲットを口に入れていた。

「あとでどれ乗りたい?」

「ウォータースライダー!」

 よ…よりによってそれか。俺はおでこをテーブルの上につけた。かなりの脱力感と疲労感が襲ってきた。

「まだまだよ! もっと遊ぼう!」

「これは…明日筋肉痛になるな…。」


「香織ちゃん、楽しい?」

「楽しいよ。」

 目黒と藤浪は二人でジュースを飲みながらくつろいでいた。俺と撫子は会話していたので何を話していたかはわからなかった。

「本当に?」

「………まぁ。ちょっとあるけどね。」

 そういって藤浪は飲み物をテーブルの上にコトンと置いた。

「やっぱり気になるのよ。以前撫子とは喧嘩しちゃったし。」

 そういって藤浪は手を震わせていた。

「あの藍い目。すっごく怖かった。今普通にみても茶色の目にしかみえないけど…。あの撫子は怖かった。きっと白羽根にはずっと藍にみえているのだと思う。だけど私に見せたものとは全く違うと思う。」

 すると目黒が肩をポンと置いてさすった。

「大丈夫だよ。きっとあの目はね、撫子の心の傷から生まれたものなのよ。私は知っているんだ。撫子がどんな人で、どんな辛い思いをしてきたのかを。それは…きっと私たちにはわかりえないほどのものだと思うの。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ