第六話 第八部 お昼になって、水と輝く撫子。
「あーーー死ぬ。」
「なんであんな滑り台5回もやったんだろう。」
「酔った…。」
俺たち三人とも、何度も巨大ウォータースライダーに乗って酔ってしまった。ベンチでぐでーんと倒れている。女子たちは一回でこりたようで、流れるプールにいた。そして藤浪が出てるところが見えた。プールから出るとそのまま座っていた。そういえば撫子と目黒の姿が見当たらない。どこいったんだ?
「Take。」
「What!?」
目黒が藤浪のホッペタに飲み物を押し付けた。おそらく冷たかったのだろう、藤浪はビクンと体を動かして驚いていた。しかしなんで英語で喋ってるんだ? ノリがとてもよいな。意外とあの二人は仲が良いのか?
ザパーン
潜水していた撫子が出てきた。そして水の浅いところに移動してきた。
「拓斗…疲れた。ご飯たべよ。」
テレながらの姿はとても輝いて可愛かった。顔についている髪を右手でどかしながら水を払っている。今日の目黒の目は藍色ですごく楽しそうな目だった。そして水しぶきが丁度よい具合になって撫子を照らしている。これは絵になる。しかもめっちゃ可愛い。可愛いの言葉がドンドンでてくる。
「拓斗?」
俺はぼーっとしていた。俺はわれに返り、返答した。
「ああ、俺も滑りすぎて疲れ果てたところだ。何か食べるか。」
俺はポケットからお金を出してお店のところに移動した。撫子の髪は太陽の光で輝いていた。
「ごちになりますー。」
「私にも一つたのむー。」
「ちょっとまて、お前らは彼氏に奢ってもらいなよ。」
後ろからはジュースを持った目黒と藤浪がいた。しかもお前ら飲み物持ってるんだったらけっこう十分だろ。あと食い物を買ってもらえば。
「撫子、いる?」
「ありがとう美幸。」
目黒が二つ目の飲み物を撫子に渡した。
「俺には?」
「ないよ。」
そして俺の分はナシと。悲しいな。
「俺にはあるよな。」
「何言ってるの?」
おいおい、生田までないのか。しかもガックシポーズとってるし…。かわいそうに。
挿絵は輪遊さんに描いていただきました!ありがとうございます!
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