第六話 第五部 食い入るように、水着を見つめる。
「ど、どうかな。」
その姿に俺はすぐに興奮状態に陥った。白の水着。それもシンプルなタイプ。白い肌とマッチしていて美しい。そ、そして谷間が…。いかんいかん! ここはちゃんとした返事を返してあげなければ!
「す、すごく似合ってるよ。可愛いよ。」
「あ、ありがとう。やっぱり恥ずかしいな。」
そういって撫子は胸の辺りを腕を組んで隠した。そりゃそうか。女子だもの、乙女だもの、撫子だもの。俺が横を向くと二人の顔がぼけーっとしていた。まさかこいつら、俺の彼女の水着を見ていたか!?
「なぁ、六道っていい体してたんだな。」
「ああ、アレは美しいよな。」
「「ほげー。」」
二人そろって何を言ってるんだ。というかこういうときはしからなければ。俺は間違っていないはず!
「おい、俺の彼女をそんな変な目でみるなよ!」
「ま、学。」
今度は目黒が出てきた。ワンピース型の水着だ。目黒はきっと露出が苦手なタイプなのだろう。それでもこの可愛らしい水着とは裏腹にこの胸は…。
「ほう、撫子よりあるな。」
おい磯見、それはいくらなんでも禁句だぞ。
「美幸…すごいかわいいよ。」
「あ、ありがとう。」
おう、さすがに彼女の姿をみるとそうなるわな。返事が難しくなる。誰だって初めはそんなはずだ。
「あなたたち早すぎよ。」
今度は藤浪が出てきた…って!?
ボイン
な、なんつーボディーだ。しかもこの水着…。
「な、なによ。」
藤浪の言葉と姿に俺たちは唖然とする。
「ありゃやばいぞ磯見。」
「すんげー大胆な水着だな。」
「俺の彼女ってスゲー。これは抱きしめたくなりますわ。」
するとズガズガと藤浪が近づいてきた。あ、ヤバイ。
「ちょっと! 竜太郎! 何考えてるの!」
ブンブンブン
あ、めっちゃ体をゆすられている。完全に魂が抜けそうになってる。そして俺の方にも撫子が近づいてきた。
「あまりじろじろみないでね…恥ずかしいから。」
「そういわれても…かわいいから…。」
「エッチ!!」
ペチン
軽いビンタを食らった。ああ、もうこれが快感になってきている俺はおかしい。いや、俺がおかしいのではない、俺は悪くない! プールが悪い!!
「なんでや。」
生田が突然の突っ込みをしてきた。




