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か細い藍のバラ  作者: レザレナ
第六話 プールで鼻血とばぁ
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第六話 第四部 何考えているんだ、俺たちは。

「夏だ!!」

 俺が言うと生田が手をあげる。

「プールだ!!」

 生田が言うと磯見が手をあげる。

「水着だ!!」

 そして全員で声をかけたあと、一瞬にしてテンションががた落ちした。

「俺たち、一体何を考えているんだろう。」

 ここは男子更衣室。そんなこと考えたところで可愛らしい水着の女性はやってくるわけない。でももうすこしで俺たちは彼女の水着を見ることができる。そう、撫子の水着…。

「うふ、ぐへへ。」

「おい拓斗、何考えてるんだ。」

 生田の声でハッとわれに返った。

「いいじゃねえか、男は誰だってそういうものなんだから。」

「わかるよな磯見! わかるよなあ!」

「わかったから俺の肩を持って上下に振るな。」

 そうだ、ついにこの日がやって来たんだ。プール! これほど待ち望んでいたものは他にはない。最高だぜ夏って! でもどんな水着を着てくれるのだろう。まさか大胆なのはないよな…。うん、撫子に限ってそんなことはない。でもはやく更衣室から出ないと水着姿なんてみることができない。

「さあ、いこうぜ!」

「俺たちの楽園に!」

「いざ出陣だ!」

「「「しゃあああああ!!!!」」」

 俺たちはドアを開けた。それはまるで自分が主人公になったかのように目の前に眩しい光が照らしてきた。俺たちはゆっくりと一歩ずつ踏み出す。ゆっくりと…ゆっくりと…。


 ジャアアアアアア

「つめたっ!!!」

 手痛い先例は体を洗うための冷たいシャワーだった。

「畜生! これは孔明の罠か!」

 生田は寒がりながらもシャワーを浴びている。なんと度胸のあるやつなんだ。それとは対照的に…。

「こんなのよけてぇよ!」

 磯見はシャワーをよけるようにしていた。そりゃそうだろ、冷たいし。案の定俺は冷たいシャワーを食らったが、すぐにその場から脱出した。

「たっ…拓斗っ!」

 撫子の声が聞こえてきた。俺はゴクリとつばを飲み、右を向いた。


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