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第六話 第三部 誘ってみて、水着妄想して。
「誘ってきたぜ。」
俺はすぐに席に座ると撫子と生田に話かけた。
「誰なの?」
「俺の予想では…ダメだ、思い浮かばない。」
まあ、意外か妥当か微妙なラインのメンバーだからな。俺はゆっくりと顔をしずめてためた。
「その二人は……。」
「二人は!?」
撫子がさらに顔を近づけてきた。近い、近いって!!
「撫子、それは顔近すぎるよ。」
すると撫子は顔を赤くして両手で押さえ始めた。何も言わずに隠している。うわ、なにこれかわいい。そして撫子がゆっくりと隠している手を離していく。
「バカッ。」
テレながらの罵声は可愛かった。なんだろう、この変な考えは。そしてさすがに教えなければ。
「メンバーは藤浪と磯見。どうかな。」
「いいねいいね! 私も一緒に行ってみたかった。」
「なるほどな。かまわないぜ。」
「恩に着るよ、生田。」
俺は生田にグータッチした。さて、これでプールの日が楽しみだ…。な、撫子の水着か…。きっと可愛いんだろうな…。照れるのだろうな…。どんな水着を着ていくのだろうか。楽しみでもう…。
「うふ、うふふっ。」
「た、拓斗。怖いよ。」
「あ、すまん! 撫子の水着を妄想してて。」
しまった! 何俺はド直球な返答してるんだ!
「ばかっ! エッチ!!!」
バチーン!!
俺は頬を叩かれた。なんか…涙が出てくるよ。




