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第六話 第二部 藤浪と磯見を、誘ってみたよ。
「おはよう。」
俺は二人が会話しているところに挨拶しにいった。藤浪と磯見だ。
「おう、白羽根か。」
「ちょっと二人に誘いがあってさ…。」
そういって俺は机の上に腕を乗りかかるように前のめりになった。それにあわせて藤浪と磯見が前のめりになる。
「なあ、プールのチケットが残り二枚あるんだけど、一緒にいかないか?」
「えっ、俺たちが?」
磯見は少々驚いていた。何故ならこいつは部活動やっているからだ。
「いや、だって俺は野球の…。」
しかしその言葉の途中で藤浪が磯見の口を手で押さえた。な、なんと強引なやり方なのだろう。
「うん! 行く行く! たしか野球部って休日あったよね! その日を使って行きましょう!」
「おい藤浪、急に何言って。」
「だってデートする暇ってあまりないじゃない。だから行きましょう!」
俺はゆっくりと磯見の肩をポンと叩いた。
「ドンマイ。」
そういって俺は立ち上がった。
「そしたら授業終わったら声かけて。」
「りょーかい!」
そういって俺は藤浪と磯見から離れて、再び撫子のところに戻っていった。




