第六話 第一話 プールのお誘いで、テンション上がる。
「おはよう。」
俺が教室に到着すると生田が俺のところに近づいてきた。今日はテスト返却日を終えて、一日だけ学校に登校しなければいけない日だ。そして大掃除を行って、それが終わると学校は終わり。そして次の日が終業式となっていた。
「おはよう拓斗。そうそう、ちょっと見てもらいたいものがあってさ。」
そういって生田は俺の腕を掴んで引っ張った。撫子はニッコリとした顔でついてくる。
「いったいなんだよ。」
俺が問いかけると生田はポケットから六枚のチケットらしきものを取り出した。
「これ、何だと思う?」
「何かのチケットだな。」
「そう、プールのチケットだ。」
そういうと撫子は生田の持っているチケットを横から一枚とって眺めた。
「ウォーターサプライズプールの無料招待チケット! どこで手に入れたの?」
「ちょっとここにはコネがあってね。親父から貰ったんだよ。もしよかったら一緒に行かないか?」
おお、プールか。丁度よかった。俺と撫子はプールに行こうという約束をしていたところだった。そして運よくチケットまで貰って友達と共にプールにいけるなんて最高なことだ。しかし撫子はどう答えるのだろうか。もしかすると俺と二人きりで行きたいって言うかもしれないな。
「私はいいよ! あ、そしたら生田くんは美幸ちゃんも連れて行くんでしょ?」
「ま、まあな。当たり前だよ。」
「やった! ねえ拓斗、行こう行こう!」
そうか、やっぱり女友達と一緒にいるのも嬉しいか。俺は生田にグッジョブポーズをとって笑った。
「あと二枚あるんだけど…。どうする?」
俺たちは考えた。残り二枚をどうするか…男友達二人はちょっといけない気がする。というか申し訳ない。となると…。
「よっしゃ!」
俺は声を上げて手をポンと叩いた。
「どうした、何かいい方法でも?」
「何々?拓斗。」
俺はあることに気づいた。しかし俺はその場では何も言わなかった。誘ってみてよかったらになってしまうが…。
「まあ、楽しみに待ってなって。誘ってみて決まったら言うよ。」




