第五話 第二十五部 こっそり覗いて、ブランコ座って。
俺はゆっくりと生田たちの後を付いていくと変化が現れた。公園の前にいくと生田が止まったのだ。俺と撫子は壁にソソッと隠れた。一体何をするのだろう?
「なあ、目黒。すこし公園でお話ししていかないか?」
「公園で? …いいよ。」
そういって二人は公園の中に入った。俺と撫子はそれを確認するとゆっくり公園の方に向かっていった。
「ねぇ、こっち向いてたらどうしよう。」
「大丈夫、俺が先にそっと見ておくから。」
俺の予想が間違っていなければこっちに向くようなベンチや遊具は無かったはず。チラッと覗く感覚だったらばれないかもしれない。俺はそっと覗いてみた。
「ブランコ乗ってみるか。」
「そうだね。」
生田と目黒はゆっくりとブランコに座った。ゆっくり、小さく二人はブランコを揺らしていた。
「目黒ってさ、今まで友達とかはどうしてたんだ?」
「私は自分の趣味を曲げたくない性格だから…あまり私の性格や趣味に合わない人が多くて…。」
「そういうことか…。」
「でもね…この学校で生田と一緒に撫子ちゃんとも友達になれたんだ。」
「そ、そうか。」
二人は何かしら話しているように見える。
「何を話しているんだろうね。」
撫子が俺の耳元で言う。
「さぁ…でも告白に入る前の余興みたいなもんじゃないのかな?」
そういうと生田はブランコを止めた。
「め、目黒。」
「何?」
生田はごくりとつばを飲んだ。
「目黒ってさ、恋ってどう思う?」




