第五話 第二十三部 生きているか、生田よ。
次の日、テスト最終日となった俺たちは最後まであきらめずにテストと戦いぬいた。一教科を除いて俺もすごい良いできだった。そして…。
「テスト終わったああああああああ」
クラス中がテストを終えたことにより、喜びに満ち溢れている。俺もやっと終わって具でーんと机に突っ伏した。
テクテク
「えっと…なでなで。」
そういって俺の頭をなでてきた。誰かは見なくてもわかる、撫子だ。俺は伏せている顔を利用して思いっきりにやついた。すっごく嬉しい。でもなんだか…女子になでられるのって何か違和感を感じる。でも正直嬉しかった。
「恥ずかしいだろ。」
「あははっ。」
そう思うと撫子のこんな笑顔って最近よく見せてくれるようになった。最初のころは暗いイメージしかなかったけれども、きっとこれが素の撫子なのだろう。そう思うと…やっぱり撫子は天使のように見えてくる。
「テストの結果、勝負するか?」
俺は撫子にわざと言ってみた。
「いいよ、でも負けたらご飯おごってね。」
「財布が空になっていく……。」
そういって雑談をした。
「そう…生田はどうかな。」
最初の日と比べてどうなっているだろう…。
「真っ白な灰になっているように見える。」
撫子が生田を見てすぐに言った。完全に屍だ、あれはまずい。
「おいいいいいいいいいい!!! 生田ああああああ! 戻ってこおおおおおい!!」
俺は生田の肩をもってブンブンと上下に振る。しかし返事が無い。
ピクン
一瞬動いたそして口が動く。
「……死ぬぅ。」
「死ぬなあああああああああ!!!!!」
俺と生田は変なやり取りを続けた。なんだよ、これは。




