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第五話 第二十一部 テスト前に、通話して。
それから5日間。撫子とはなるべく会話を控えてテスト勉強に集中した。休憩の合間に目黒と生田の様子を伺っていたが、大きな進展はなかった。これは…テストに響かなければ良いが。そして期末テスト前日。
プルルルル
電話だ。携帯をパカッとあけると撫子からの電話だった。
「もしもし?」
『もしもし。拓斗はテスト頑張れそう?』
「うん。撫子は?
『問題ないよ。拓斗に会ってからもっとできるようになったかも。』
そういってもらえると嬉しい。そしたら俺も成績を上げたいものだ。しかし…上手くいくものなのだろうか。
「でも俺さ、本番になると緊張するんだよな。」
すると撫子はふふっと笑った。
『大丈夫、心の中には私がいるから。』
「よく言うようになったな。」
『拓斗のおかげだよ。ありがとう。』
そういって撫子はウフフと笑った。
「そういえばあいつら二人は大丈夫なのかな?」
『そうだね…。』
俺と撫子は少々黙ってしまった。
「でもあいつらはあいつらだよ。手伝えることまではやったから、付き合えると良いな。まずテストだけど。」
『うん! 拓斗、テスト頑張って!』
「あぁ、お互いにな。」
『じゃあ又明日ね!』
「おやすみ。」
ピッ
さて、明日か。俺もゆっくり寝て、テスト頑張るか。




