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第五話 第五部 撫子が、手を打ってくれる。
撫子は首をかしげた
「接点かぁ…。拓斗は生田と友達でしょ? よくかかわりあったんじゃないの?」
「それが一回だけなんだよな。目黒の性格から考えてもさ。」
「あー、なるほどね。」
「そこでお願いがあるんだけど…。」
そういって俺は手を合わせて撫子にお辞儀した。
「頼むっ! 撫子の力を貸してくれ!」
「えぇ?」
撫子は手をブンブンと横に振りながら「私には出来ないよ。」と言いたいように口パクしていた。
「撫子って絵であの子とお話しできそうじゃん。男二人に目黒一人ではさすがにきついから一緒にいてくれってことさ。」
「なるほど…。わかった! 任せて!」
そういって撫子は携帯を取り出した。何をするのだ?
「私、じつは学校で目黒とメルアド交換したんだ! いいでしょー。」
「俺だって持ってるよ。」
「むー、羨ましいの一言ぐらい言ったっていいじゃない。」
そういって撫子は頬を膨らませてふてくされていた。
「でもわかった。連絡してみるよ。明日一緒に弁当食べれるか。」
そういって撫子は携帯でメールを打ち始めた。本当にたよりになるし可愛いな撫子は。こんな彼女を持てる俺がすげぇと思えてきた。そのために大切に守ってあげなきゃ。彼女だもの。




