第三話 第七部 俺が絶対、まもってやるよ。
俺と六道は商店街を後にすると駅を越えてあるいていった。
「なあ六道。」
「なに?」
俺はここで学校のことで話そうとした。でも直接言うのではなく、六道のことを守ってやるために言うだけだ。遠まわしな表現で言うしかないけれど、六道を守るためには…。
「俺さ、どんなことがあっても守って見せるから。約束もしっかりまもってやる。だから何かあったらいつでも相談してな。」
六道は少し驚いたがすぐに平常心になって、優しい顔をした。
「大丈夫だよ、それぐらいは分かってるから。」
「そっか、ならよかった。まあ俺はさ…その…六道の彼氏だからさ。」
「う…うん。」
やっぱり付き合うというように近い表現があると照れてしまう。付き合い始めてまだ数日しかたっていないからそれも仕方ないか。好きで好きでたまらない。あーもうだめだ、抱きしめたい。
ギュッ
俺は六道を優しく抱きしめた。
「もう、抱きしめられるのは嬉しいけど抱きしめすぎっ。」
なんだろう、俺ってこんなに積極的な人間だっただろうか。いつも消極的な行動しかしてなかったはず…。でも六道だから積極的になれるのかもしれない。
俺が六道を話すと六道はほんわかとした笑顔になって歩いていった。
「それじゃあ私はここで。」
「おう、気をつけてな。」
「うん、バイバイ!」
六道は手を振ってテクテクと歩いていった。本当はそばにいて見守ってあげたいけど…。それは結婚してからにしよう…。ん? 結婚って考えるのはまだ早すぎじゃないか? でも俺が結婚するとしたら六道以外と結婚なんてできなさそうだ。さて、この後はどうしたものか…。
「ただいまー。」
俺は家に帰るとすぐにベットに着替えて風呂に入ることにした。今日はゆっくり体をリラックスさせたい気分だ。でも宿題があったはずだから宿題を先にこなさなければ…。




