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第三話 第二部 クラスに入ったら、気づくのか。
ガラッ
「おはよう。」
俺は教室に入って挨拶をした。
「おはよ。」
後ろについてきた六道も一緒に挨拶した。それを見た生田がびっくりしたような顔をして俺に近づいてきた。
「おい、なんで六道と一緒に入ってきたんだ!?」
「え?」
まさかもうばれたのか? いや、いつかはばれる日が来るのは分かっている。どっちにしても皆が知るのも時間の問題だろう。
「まさかな、そんなわけないよな。ごめんごめん。」
といって俺の肩をポンポンと叩いてきた。本当に分かっていないのか!? 勘付くはずだろ。でもそうならそうやって振舞っていけばいい。
「そうそう、そういえばさ。」
そういって俺は生田に腕を掴まれて引っ張られた。後ろをチラッと見るとニコニコしている。そうか、友達とは仲良くしてってことなのだろうか。それならまた後でだな。
「ん~。」
四時間目の授業が終わった。やっと昼食の時間だ。伸びを終えると横には椅子を持った六道がいた。
「食べよう。」
ニコニコしながら俺を見つめてきた。やっぱり可愛いぜ。
「いいよ。」
俺は机を下げて六道のスペースを作った。
「おお!?」
クラス全体がざわつき始めた。




