第二話 第四部 可愛い六道には、どの服がお似合いか。
すこし歩くとワーキングアウトレットに到着した。けっこうたくさんの人が来ている。六道はこの光景を目にしてニコニコしていた。
「私、大きなイベントは良く行くけれど、大きな場所での買い物は初めてなの!」
その声には驚きと嬉しさが入っているかのように感じられた。これは好印象なのだろうか。六道は俺の方を向いて言った。
「まず洋服見に行こう! 私に合う服を選んでね! えへへっ。」
六道はワンピースをフワリとさせながら言った。それは過去の出来事があるからなのだろうか。とてもか細いけれども力強く咲く藍色のバラのようだった。何でこんなに優しい人が…。もしかすると優しすぎるのが原因なのではないだろうか? いや、思い込みをしているだけかもしれない。いやいや! 今はそんなこと考えている状況じゃない。「デート」を楽しまなければ!
すると六道は歩きながら俺に聞いてきた。
「私ってどんな服が合うと思う?」
「どうかな…スタイルがよさそうだから…。」
「やだっ、私なんてスタイル良くないよ。」
テレながら言うのやめてくれ、可愛すぎるぜ。それにしても本当に六道のスタイルは良い。人から見れば誰もが欲しがるような感じだ。スレンダーで足が長い。となると…。
「ミニスカートかショートパンツとか似合いそうだな。そこから上の方もあわせていくのもよさそうかも。」
「えっ…ろ、露出多いよ!」
恥ずかしながら答えた。そういう系は苦手なのだろうか。でもすごく似合いそう何だけれども…。よし、ちょっと押してみよう。
「とりあえずさ、ためしで着てみよう。」
「えっ!?」
「ほら、何事も挑戦が大事でしょ?」
俺が言うと六道は人差し指を頬につけて想像している様子を見せて答えた。
「そうね…。絵でも同じようなことが言えるし…。」
おっ、自分から絵のことを持ち出してきた。やっぱりいろんなことがあるけれども、それでも絵が好きだという気持ちはものすごく俺の心に伝わってくる。やっぱり六道はすごい人だ。
「あっ…、でも恥ずかしいし…でもぉおお……。」
そして かわいい!!!




