第二話 第一部 白ワンピースは、反則だろ。
「この服で大丈夫かな…。」
俺は自分の服をみて心配になった。いつも友達と出かけるときの服なのだが、デートとなるとこんな服で大丈夫かと心配になってしまう。さすがに制服のままデートはきつい。だからそこは六道に頼んで家に一度帰ってから駅で待ち合わせすることにした。時刻は一時半。この時間に集合と言ったけれど。さすがに家に帰ってからは時間がかかってしまうか…。
「し、白羽根君!」
そう思っていたら六道の声が聞こえた。振り向くと白いワンピースを着た六道がいた。な、なんて美しいんだ。
「待った?」
「いや、大丈夫だよ。」
目の前で女子と私服で二人っきりになるとこんなにも緊張するとは。そしてこのベタな会話。まさにデート慣れしてない人同士だ。それにしてもこの藍い目とこの服はぴったりすぎる。可愛いにもほどがあるだろ!
「ど、どう? 私の服は。」
「すっごい似合ってるよ。可愛いし。」
「か、可愛くないよ! いきなり言わないでよ!」
そういって六道は照れてしまった。ヤバイ、信じられないほど可愛い。抱きしめたい。しかしいきなり抱きしめたら大変なことになってしまう。
「白羽根君の服も似合っているよ。」
「おう、ありがとう。」
緊張で返事もままならない。何とかしなければ。ちゃんと徹夜してまでデートプランを考えてきたんだ! 絶対に成功させなければ!




