第七話 第十四部 サンドウィッチで、笑顔がこぼれる。
自分の売る場所に戻ると撫子が弁当を取り出した。
「皆で一緒に食べましょう。」
自作してきたらしい。そしてあけてみると綺麗に整えられたサンドウィッチがあった。具の種類も豊富だった。
「おお、うまそう。」
「えへへ、ありがと。」
撫子はやや照れ気味に返事を返した。
「私も食べていいのかな?」
目黒はよだれがちらほらと見えながら自分に指差して聞いていた。
「もちろん!」
「ありがとう!」
そうして俺たち三人はお昼を食べ始めた。まず目の前にあったカツサンドを手にとって口に運んだ。
「ん…うめぇ!」
パンが具をやさしく包んでおり、カツもおいしくサクサクしている。ソースとサラダ菜も付いていて、バランスがとれていた。
「中のカツも自分であげたの…。」
「こりゃすげぇよ! 料理の才能もあるよ!」
そして横を見ると目黒はハムサラダサンドを食べていた。野菜たっぷりの部分を食べると目黒は笑顔がこぼれて頬に手を当てた。
「最高…。幸せ。」
「ありがとう。」
そして撫子はツナサラダを口に含んだ。小さい口でパクッと小さく食べた。両手で押さえながら食べる様子はまるでハムスターのようだった。
「はむはむ…。」
「なんか…可愛い食べ方だな。」
「はぇ!? そ、そんなことないよ。」
「それを言うなら白羽根はガッツリ食べるね。」
笑いながら俺たちは撫子のサンドウィッチを全て平らげた。本当においしかった。




