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Act.2 挑戦状

勇気「ごちそうさまでした」

淡雪「はいはーいお粗末様でした〜」

勇気「それでは私はこれで…」

淡雪「おう、またこいよ」


勇気も混ぜて夕飯を食べた。

特に美味しいかったわけではない。

吸う空気が違った気がするが…


天夜(あ、能力、能力について聞いてねぇな)

天夜「俺もついでにコンビニ行ってくる」

淡雪「赤子持って帰んなよ」

天夜「うーっせ。行ってくる」


コンビニ行くんじゃなくて勇気を送るだけだけどな


勇気「コンビニ行かないのか?」

天夜「気が変わった。お前の能力が気になってな」

勇気「能力ね…」

天夜「あぁ、スケバンをボコしちまう能力」

勇気「スケバン?殴った覚えないな…」

天夜「ナイフ使いの刻桐だ」

勇気「…アレでスケバンって情けな」

天夜(怖い…怖いよこの子。見る限り 男≧篝火>女 なんだろうな…)

勇気「私の能力は火。だが、正確にいえば射程距離のない火かな。」

天夜「なるほど…」

勇気「ただ、距離が空くほど弱くなる」

天夜「永遠に残るのか?」

勇気「離れれば弱くなる。あまりにも威力が低いと消滅する…で。」

天夜「?なんだ?」

勇気「天夜君の能力は?」

天夜「君つけるな…なんか…キモい」

勇気「えっ」

天夜「キモいは言いすぎた、言われなれない」

勇気「そ、そうか…」

天夜「俺の能力は雨冠のつく感じを操れる能力みたいだな」

勇気「つまり?」

天夜「電気の電とか落雷の雷とか。吹雪の雪とか」

勇気「強い能力だよな。前は死にかけた。あの時、コンクリートの壁を作ってくれなかったら…」

天夜「…徳雄か。俺も力を使いこなせなかったんだ。あの時」

勇気「あの…本当にごめんな」

天夜「いいって気にすんなよ」

勇気「あっと…私家こっちだから」

天夜「学寮か」

勇気「え、なんで…」

天夜「そっちの方面はみんな学寮だ。」

勇気「そうなんだ…そうか…」

天夜「じゃあな。」

勇気「おう、じゃあね。」


天夜は勇気は背を向けあって離れて行った。


天夜(勇気…めっちゃいい匂いするわー)


破廉恥な事を考えながら…

次の日天夜はいつも通り学校に行き、教室に入ると勇気と徳雄が天夜に向かってピースしてきた。二人とも仲が良くなったみたいだ。


徳雄「悪い奴かと思ってた」

勇気「ちょっと臭いだけだし」

徳雄「香水振ってるだろ」

勇気「いや体臭じゃなくて性格だし」


天夜はその会話を苦笑いしながら机の中に手を突っ込むと一枚の手紙が入っていた。


天夜「…」

徳雄「死ね」

勇気「死ね」

真琴「死ね」

天夜「みんなしてっつうか委員長までもが…

勇気「ラブレターだろ?」

徳雄「死ね」


手紙を開けるて読むと、残念ながらラブレターではなく挑戦状のようだ。

なぜ俺なんだ?

場所は屋上と書いてある。

今日の放課後にやるみたいだ。


徳雄「行くのかお前」

天夜「行くだけ行ってみるわ」

勇気「…誰の挑戦状だ?」

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