月天承知
難無く学校を行く…
はずだった…
俺は今、主人公は蛇と名乗る某戦略諜報アクションゲームの状態にいる。
電柱に背をつけて隠れている。
勇気「どこだ、奴はどこだ…」
勇気ちゃんは諦めてなかった。
俺を殺しに探し回ってる。
やべぇ…ドキドキする。
恋とかそんなんじゃない。恐怖から来るドキドキだ…
そんな時、何かが俺を横切る。
勇気「ッ!?」
勇気もそれを交わしただろう。多分。
電柱からこっそり顔を出すと勇気は頬を掠めてたみたいで血が垂れていた。
刻桐「なぁにしてんだおめぇ」
電柱に隠れてる俺に後ろから声をかけられた
天夜「しーっ、マジで静かにしてくれ」
刻桐「追いかけられてんのか、あの野郎に」
天夜「あぁ…あ、今のお前の仕業か」
刻桐「いやー手が滑っちゃった」
テヘっと舌を出してこっちみんなスケバン野郎
勇気「そこか!」
見つけた瞬間炎のクナイが飛んできた。
瞬間的にナイフで対抗する刻桐。
刻桐「ばれちまったみてえだな…ってあれ?」
俺は逃げる逃げる逃げるが勝ちだ。今は逃げるが勝ちだ。
勇気「ダークメテオフレアッ」
刻桐「アブネッ」
勇気の放ったダークメテオフレアは刻桐の足元に落ちた。おおっとー道路が溶けてるではアーリマセンカー
そりゃ刻桐も逃げるよね。
勇気「ちっ…逃げ足の早い奴…」
俺は逃げ切った。つまり勝ったのだ。
学校今日はいけそうにない。
命がかかってる。
俺は喫茶店にいた。
刻桐「いやー大変でしたな。」
天夜「全く…え…なんでお前となりにいるの」
刻桐「かてぇこというなってー」
天夜「元はと言えばお前が」
刻桐「…は?」
天夜「なんでもな…いです。」
いくらなんでもやはり怖い。スケバン野郎
刻桐「お前、名前は?」
天夜「あまや、だ。天夜」
刻桐「お前も数少ない非能力者かよつまんねー」
天夜は激怒してないけど中位の怒りがたまったので刻桐の頬をつねって電気を流した
やはりまだ扱えないので少量出会った
刻桐「あがっががが」
天夜「ははー頬の筋肉が痙攣してヤンのー口開けっぱなし〜」
とからかって飲みかけのブラックコーヒーを飲ましてやった。スケバンざまぁ。
刻桐「ゲッホゲホ。苦い…」
天夜「能力者非能力者を差別するんじゃねぇ。」
刻桐「お前能力あったのか。」
天夜「昨日目覚めた」
刻桐「おめでとうじゃーないか。あの、コーヒーとカフェラテお願いします。あ、コーヒーの方はブラックで。」
天夜「二つも飲むのかよくデブにならんな」
刻桐「バーカブラックコーヒーはあたいの奢りでお前にやるんだよ」
天夜「お、おう…ありがとな」
刻桐はスッとピースして笑顔で返した
刻桐 霞。いい奴かもしれねぇ。
刻桐「そいやぁなんでお前狙われてんだ?」
天夜「…わからん。」
刻桐「…そう…」
何故狙われてるかわからない…俺は恨まれることをしてないはず、いや、断言できる。
能力者ではなかったからだ。能力がない限り下手な動きは出来ないはずだ。
天夜「んじゃ俺行くわ」
刻桐「学校か?」
天夜「あぁ。日数稼ぎだ」
刻桐「狙われてるんじゃないのか。」
天夜「大勢の目の前で殺すわけがないはずだ。コーヒー、ごちそうさん。」
刻桐「あ、あぁおう…」
とはいえ、あのスケバン野郎事刻桐をぶっ潰した時大勢の前で潰したもんな。
俺を殺せるならお構い無く殺すかもしれない。対策を練らなければ…
徳雄「遅刻じゃねーかなにしてんだよ」
(天夜は勇気をチラチラみて察させる)
徳雄「そうか、よく生きてたな」
天夜「なんとかな。」
男子「うぉい天夜遅刻したから掃除お前一人でやれよww」
あぁ…そっか、こいつも能力者と非能力者を差別するんだな。舐めやがって
天夜「てめーがやれクズ」
男子「はあ?能力無しの分際で逆らうのかぁ?」
天夜「なぁ徳雄。」
徳雄「ん?」
天夜「ふぶきって漢字で書くと雨冠つくよな?」
徳雄「あ、あーそうだな吹雪だな。」
俺は雪をイメージしてうざい男子の顔に息をかけた。
男子「なんだこれ…あが…」
天夜「だいじょーぶですか?能力者さん?顔が凍りついてますよ?」
教室中がざわめく。そりゃ能力無しだった俺が能力を使ったんだからな。
天夜「お前能力のない奴にそうやって威張り散らしてみろよ。今度は砕くぞ」
そういって俺はうざい男子の凍りついた髪を全部折って惨めな姿にした。
徳雄「でお前の能力結局なんだよ」
天夜「雨冠のつく単語を操る事ができる。雷とか…霧とか雹とか」
徳雄「面白い能力だな。まるで対炎族って感じだ。」
天夜「ッ!?まさかそんな事の理由で」
徳雄「さぁどうだろうな。炎から見れば水は危険な存在かもしれないって感じだ。それよりもみんな怯えてるぞ」
天夜「え?」
うざい男子の髪を取って蹴散らした元非能力者。みんな復讐されるのかと怯えてるみたいだが…
天夜「まぁいい。いいや。」
徳雄「いいのかよ」
天夜「怯えてもらって結構。結構。」
天夜が上に立って調子に乗ってるある瞬間、炎のクナイが飛んできた。
それをノートでブロックする徳雄。
徳雄「あぶねぇだろやめろよ。」
勇気「そいつをこっちによこせ」
徳雄「嫌だね。あっちいけ」
ノートが燃える事で煙が生まれる。
さすがに学校でタバコを吸うわけにはいかないから彼なりにうまい事考えたのだろう。
煙が石板に変わり、勇気の顔面を面積の広い方で叩きつける。
いくらなんでもやりすぎだろ…ああ、鼻血出して倒れてる。
刻桐を倒した奴を倒した徳雄。
強い子を味方につけて正解だった。今度なんか奢ろう。
??「毎度毎度喧嘩はやめてくれたまえ。」
天夜「い、委員長…」
委員長「委員長と呼ばれるのは慣れてないんだ、真琴でいい。」
天夜「神逆くん」
真琴「そりゃ苗字だ。名前でいい」
徳雄「お前怯えてないな。」
真琴「あぁ、怯える理由がないだろ。なんせ同じ人間だからな。」
天夜「なるほど…視野が広い」
勇気「おい、寂しいだろ仲間にいれろよ。」
勇気の野郎気絶してなかったな。
そうだ、真琴を利用しよう
天夜「うわ、もういじめられたくない…」
真琴「イジメだって?聞き捨てならないね。」
天夜「イジメなんてレベルじゃないよ〜僕を殺そうとしてるんだ」
真琴「!?…篝火、お前、イジメをやめなければ僕は容赦しない。」
勇気「邪魔をするなら灰になるぞ。それにイジメではない報復だ。」
報復…やったらやり返す。
俺は何もしてないじゃないか…
真琴「ダメだね。君のせいでこのクラスの評判がさがる。もうやめるんだ。これが最後の警告だ」
勇気「邪魔なんだよ。どけ」
真琴「はぁ…君って奴は…」
ため息をした瞬間
先端の尖った十字架がいくつかでてきて勇気に飛んで行った
勇気「ダークメテオフレ
真琴「ちょっとでも動いてみろ。死ぬよ。」
十字架は勇気の喉仏、関節ギリギリで止まってみた。関節も喉仏も動かせないなら動きようがない。
真琴「大丈夫だった?怪我ないかい?天夜くん」
天夜「かっこいい…抱いて///」
真琴「気持ち悪篝火を解放するぞ」
天夜「嘘、嘘です」
真琴「次、イジメてるのを知ったらつぶす。わかったね」
天夜「まて、解放する前に篝火に聞きたい事ある。喉仏だけ解放してやれ。」
真琴「わかった。いじめるなよ?」
喉仏を抑えていた十字架は消え、勇気は楽に呼吸できるようになった。
勇気「なんだよ。お前なんか殺害一択だぞ。」
天夜「なんで俺を殺すんだよ」
勇気「報復だ。何度も言わせんな」
天夜「報復?誰にだ」
勇気「お前の親父にだよ」
天夜「…淡雪がなにしたってんだ。」
勇気「私の親父を殺したんだよバーカ」
天夜「……………」
勇気「私から父を奪った奴から子供を奪えば対等じゃねぇか」
徳雄「本当にそうかね。これだから世界にクズは消えないんだ」
勇気「てめぇ!何がいいてんだよ!」
徳雄「別に。」
勇気「ッチ…ウゼェ」
淡雪…親父何をしたんだよ…
天夜「篝火、」
勇気「なんだ?死ぬ気になったか?」
天夜「いや…今日帰り俺の家によってけよ」
勇気「はぁ?ヴァカじゃねぇか。」
天夜「親父に会わせてやる。」
勇気「!?…悪くない。わかった、逃げんなよ」
天夜「あぁ…」
さて…俺はここで死ぬか生きるかの状態になる。
デットorアライブ…