面倒事の足音
私もてまりも別れには大した抵抗はありませんでした
お互いに必要な存在と認識していても四六時中一緒にいることにこだわりはなく、必要な時に一緒にいればいいと考えていたのです
私がこの村の宿を拠点のようにしているのと同じくてまりにもそういった場所があるはずです
私の知らないてまりの50年があるはずです
プリスさんの話ではてまりは最高峰の冒険者なのだそうです。数多くの組織がてまりを勧誘しているそうですがてまりの首が縦に揺れたことはなく、そんなてまりが突然この村に現れたので村中大騒ぎだったとプリスさんは苦笑しながら教えてくれました
そして、てまりがこの村に現れたのは疑うまでもなく私が原因でしょう
てまりは4日間この村に滞在して今朝去っていきました
ずっとてまりが宿泊していた癒しの宿り木の宿主であるプリスさんはてまりが去ると同時に村長に呼び出され昼時になった今も帰ってきません
もっともあれは呼び出しというより連行だったのではないでしょうか?
女エルフに両脇を固められ連れられて行くプリスさんを見送りつつ、んでは店番でもしていようと出入り口正面にある番台に座ってもうお昼
来店客はLv144のナイトロード、Lv137のスナイパー、Lv161のウィザードの3人が宿をとるかどうかで相談しています
てまりのことを聞いてきたので去ったことを告げると目に見えて落胆し、ならば行き先に心当たりはないか尋ねられたので簡潔に知らないと答えると落胆の色が濃くなりました
3人はせっかくここまで来たのだからということで宿泊することに決めたようです
やりましたよプリスさん、お客様ゲットです!
Lvが10、50、100、200、350の時クラスチェンジです