『繰り返しの毎日』
朝は鳥の声。
昼は蝉の声。
夜は蛙の声。
夏は騒がしい。
しかし、嫌いじゃない。
ああ、もう1つ、騒がしいのがあった。
人の声。
1日中聞こえる。
これは嫌いだ。
なんでだろう。
同じ『声』なのに。
何が違うんだろう。
何が嫌いなんだろう。
でも自分には関係ない。
今日もまた、仕事のために机に向かう。
パソコンを起動させる。
起動音、これも1つの声だ。
この声は聞きなれた、そして飽きた。
今日は昨日の続き。
何ページ書けるか。
適当に進めよう。
私は孤独の小説家。
他人は殆ど要らない。
家には勿論自分だけ。
今までも、そして、これからも。
ずっとずっと。
死ぬまで。
寂しい。
なんて感情は忘れた。
その方が楽だから。
それでも。
時々、思い出す。
若い頃の自分。
夢に向かっていた自分。
親の声、友の声。
今の自分。
後悔はしてない。
でも、後悔よりも大事な事を。
忘れているような気がする。
それが何かわからないぐらいだから。
思い出さない方が良いのかもしれない。
思い出したくないのかもしれない。
分からない。
今の自分が、分からない。
ただの殴り書き。
1分ぐらいで読めたかと思います。