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OMUSUBI_ディスティニー

金曜昼のワイドショー「ぐるザンス!」、3週連続特集もついに最終週となりました。

最後にお届けするのは、誰もが知る昔話……によく似た、夢と魔法の(?)物語です。

おむすびが転がった穴の先には、一体何が待っているのでしょうか。

おっと、こりゃ、いかん。

おむすびころりんすっとんとん。

おじいさんはおむすびの落ちた穴を覗き込みました。

入場券?

おじいさんころりんすっとんとん。

ここは歌と踊りの幻想世界。ネズミージョウドとネズミ市。

はて、どこかで聞いたような。


白ウサギとカメが競い合い、異国の天女が空駆ける。

大きな袋を肩にかけ、聖なる人がやってくる。

白いお城に乙姫様。月浮かぶ湖に水しぶき。

密林大帝獅子の息子が吠える。

潮の香りが漂えば、海賊船長があばれ、鼻の長いウソツキが踊る。


それは、虫の神様と高速紙芝居。


普通に会話してたと思えば突然歌い出す夢の国の面々。

おじいさんは、いろいろ大丈夫なのかと、思った。


歌と踊り、もうずっとここにいるような気がする。

「三月舞う(みつきまう)…おっと、こりゃ、いかん。」

おじいさんは言葉を飲み込みました。

小さな紙袋を持って家に帰ったおじいさんはおばあさんと一緒。

おじいさんはもうすぐ臨界点。

寄り添い重なる二人の陰は大きな丸に小さな丸が2つ。まるで…

おっとこりゃいかん。


話を聞いた隣の爺さんも人妻おむすびを持って、模倣しました。

「わしも行っくるど、準備万端、とうとう今日…出ずにーはいられんど!」

おっと、こりゃこりゃ…

制止が間に合わず、全てを話した隣の欲張りじいさんは、何処かへ行ってしまいました。

作者は大丈夫だろうか。おじいさんは心配になりました。


太陽が照りつける。港に忘れた薄い本。北風がめくっていく。


※この作品はフィクションであり、実在の企業・施設とは一切関係ありません。

※お土産はスタッフが美味しくいただきました。

「あなたのいらないセカイ」3連作、いかがでしたでしょうか。

夜の街のネオン、猫の柔らかな毛並み、そして穴の向こうに広がる賑やかな幻想世界……。

私たちが当たり前だと思っているこの現実も、観測の仕方ひとつで姿を変えてしまうのかもしれません。

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