第三話『アマテラスとツクヨミ』
『少し変わった書き方をしてます』
『それでは本編へどうぞ』
息を切らし、木々に隠れる。逃げたのは良い。けど、弱点という弱点が分からない。人形なのか、化け物なのか、分からない。名前さえ分かれば……
そう言えばこの世界に神は存在する。違う……存在し人間を終焉へと決定させようとしていた
無数の神が糾弾し人間という種を滅ぼそうと決定し結論付けようとしたのは主神……だと思う。一般の神……不敬だけど……それなら、それに従う神が居てもおかしくない……
もし、従い行動してるのなら……その化け物が神の化身なら……あの化け物が神もしくは化身と、そう思うのが一番妥当だと思った
仕事柄……調べ物は良くするし無意識に見てしまう事だってある。だから……あの球体人形の様な化け物が神の化身なら……その神さえ分かればどうにかなる……
なら、どう判別するか……球体人形……にしては、リアルで動きも滑らかだけど、そもそもとして、アレをどうして球体人形として認識していた……?
違うし化け物としても認識していたとしたら?。でも、アレを球体人形として自然と認識していた……?
剣を握り直して、目の前まで来た腕を叩き斬って蹴りで木に叩きつけた
今まで見た、体験した少し先の未来……それを見たからこそ分かる。この戦い……どう足掻いても勝てない。なら逃げるには無理だけど、最後に見たアレを叩けばどうにかなる……
なら、どうするか……あれだけやっても勝てないのなら……初めからそれを狙うのが手っ取り早い。けど、あの腕をどうにかしないといけないのは明白……
となれば、どう……近づくか……今の僕では全てにおいて劣るし、近づくことさえ出来ない。それは、未来で分かりきっていた
となれば、助けが必要になってくる。でも、それを出来るかと言われれば……出来る気がしない。一人で穿つ力と言われても……相性もあるとは思うし、初めからこの状態でどうにかしろと言われても……
幾ら考えても、弱点が分かってもどうにもならないのは明白だったけど、どうにもならないけど、剣を地面へと突き立て立ち上がる。どう戦えば分からない。だけど、弱点も分かってる。後は……それを壊す為の方法だけでも分かればいいけど……
ただ、この世界で知り合いと呼べる人は現時点で近くに居ないと思う。どうすれば良いのか、考えても分からない……
ただ、未来が見えるのなら、過去も見れるはずと、そう思いたいけど、僕の能力に反映されてるのなら、それは無理な気がする
少し先の未来と起点に戻るしかないとなると、『時間感覚共有』ならどうにかなるとは思うけど……倒す事を考えると僅かだと思う
考えても仕方が無いし、動かなければ変わらないし覚悟を決めて、剣を握りしめて木の影から飛び出した
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『勝利希望』
……起動……選択……
────
そのまま、伸びてくる腕を見てから、そのまま弾いたのと同時に痛みが腕へと跳ね返ってくるのを抑えながらも、次の行動が読んで、そのまま剣で何回か弾いた。ダメージさえ反転さえしなければ行動は読める
となれば……そのまま潜り込め……ば……
────
『勝利希望』
……起動……選択……不能
……起動……選択…………正常
────
そのまま、地面から伸びてきた腕を剣で防いで殴りで弾いたが、バランスを崩して地面へと背中から倒れてしまう。それと同時に無数の腕が伸びて攻撃してくるのを転がりながら躱して、立ち上がり走る
無謀でもいい……兎に角、今は勝つよりも生き残る事。そして、出来るだけ倒せるかを見極めたいだけ
だから、あの球体人形の化け物へと近づく。兎に角、今は必死に躱し、必死に攻撃を受けないで躱して近づく
息が切れるがそれでも必死に何とか化け物の懐まで……潜り込んで建物近くまで走る
球体人形の胸元には光り輝く何かが目に入って、あの未来で見たのは間違いじゃないと確信して中へと飛び込んだ
それと、同時に無数の腕が突き破って四方八方へと散らばりながら僕の方へと向かってくるのを、剣で防ぎ、そのままズラしながら足で弾いて態勢を立て直した
そのまま逆手にして腕を突き刺してから、走って光り輝く場所へと向かった
手が無いにしてもどうにか……ならないとは思うけど、武器さえ有れば倒せると信じて。だから……その場に行けばどうにでもなる
目の前まで迫って、剣を取り出してから一気にしたから突き刺そうとしたが、腕により受け止められ、そのまま、左右の手のひらで後方へと吹き飛ばされる
手から剣が離れ、剣は回転しながら軌道上へと打ち上げられそのまま屋根へと突き刺さる
向かってくる腕が僕のお腹に突き刺さると一気に抉り取られ血反吐を吐き散らす
お腹を抑えるが動けなくなり意識が朦朧とし、目の前まで迫ってくる腕を防ぐ気力が……
────
『勝利希望』
……起動……選択……再始動
────
目を見開いて息を荒く、何度も整えようとしても息が荒くなってしまう。剣ではどうにもならない。分かりきってる。けど、あの化け物をどうにかするには……
今の能力じゃ、足りない。足りないとかじゃない。この能力を持て余して活かしきれてない上に、この人形がどうにもならない程に強い。私の経験不足も実力も全てにおいて程遠い程にどうにもならない程に勝てない
引いたとしても、この現状では逃げ切れる自信が無い。となれば、もうこの場で倒すしかないけど、私に残されてる手は残ってない。未来を見るだけじゃ意味無い。その未来での起きた隙を見るしか無い
となれば、未来を変えれば、未来を変える事が出来れば、どうにかなる?。未来を見て選択しても神にそんな事が通用するのか……?
でも、何かしなければ、可能性があるのなら、ひょっとしたら現時点で変わっていたかもしれない。僕が持ってしまったモノを使いこなせてれば……
────
『勝利希望』
……起動……選択……
再選択……
再選択……
再選択……
……不可能……未来選択……失敗……
────
再選択……決定……
『神ヘノ叛逆』
……未来……選択……
確定……
────
新たなる戦女神。『神ヘノ叛逆』が選ばれました。他の戦女神の封印が『勝利希望』へと封印されます
────
『懜想・勝利希望=神ヘノ叛逆』
【懜想】
・未来を選択し、最適な未来へと改変させるのと同時に斬った相手の改変し先を無くす
────
神への叛逆が発動。人類側神への解禁を開始します。現在第一回戦途中に神が乱入する場合有り
────
目を見開いたのと同時に炎が舞い上がっていた。そこには美少女の様な外見だけど着物を着た少女が虚ろで濁った赤い目で僕を見ていた
『ごめんなさい……やらないと怒られるけど我慢の限界……それにこれは私の叛逆だから……』
人形の無数の腕が炎で燃やし焼き付くしながら間に割って僕の前に立ち、その炎が全てを焼き尽く周囲へと拡散爆発をさせていた
困惑してると言うよりか……さっきのアナウンスを聞いた人類側の神が彼女……?。神とは思えないけどこの炎が彼女なら、納得してしまう能力
それとは別に黒い何かが炎を飲み込み黒く染めていた。振り返ると骨の様な顔立ちで着物と顔を隠した女性の様な神が僕を見下ろしてから
『姐さん。叛逆するのは認める。けど、こんなにも弱すぎる人間に混ざるのは嫌』
そう言うと空が黒く塗り潰して腕へと黒い何かが突き刺したの同時に黒い炎が全てを燃やし周囲へと伝播させて行くように燃え広がっていく
『『月詠影ノ命神』。見てたでしょ……?。やり直す力と叛逆する力……
私は彼女に期待をして……愚かな主神の神と……あの子を救う為に……私は彼女と混ざる……馬鹿で流される……あの子にお灸を据えるために……
『月詠影ノ命神』。先に始めて……来る前に……』
そう言うと『月詠影ノ命神』と呼ばれた神はしゃがみ込むと黒い勾玉を僕の胸に押し付けると少しだけ残念そうに
そのまま手に持っていた杖の様なモノで勾玉へと押し付けると黒い闇が一気に溢れると彼女はひび割れて消える
それを見たもう一人の神は少しだけ寂しそうな顔をしていた。覚悟とも取れるような複雑な表情で、炎が腕を弾き飛ばすと僕の方へと歩いていく
向かってくる腕を炎で弾き飛ばし爆炎の炎で焼き尽くし、歩く素足の所から焦げた炎が広がる
この神は……僕よりも、さっきの腕の人形よりも強く、途方もない程の化け物。そう認識させられた
『……───様……邪魔しないでね。もう……失いたくないから。私は覚悟を決めたの……だから……もう……良いから。叛逆するから……』
そう悲しげに言うと大爆発し周囲が炎の海へと変えて僕と彼女を囲んでいた。そして、鏡を空中へと浮かぶと光が放たち周囲を破壊しクレーターを作りあげていた
そのまま彼女は悲しげな表情を僕に向けてしゃがみ込むと優しく撫でて
『……神は信じないで。私は少なくとも同郷以外は信じてない……
最高神からは逆らえない……それは『戦女神』も同じ。逆らえても……どの道……だから……私は君を選ぶ事にする……
もう……神には期待しない……最高神のあの子にも期待しない。私は……私が信じるこの国の神と人類を信じる
だから……君にあの子を倒して目を覚まさせて欲しいの。人間は悪いかもしれないけど……悪くない強くて意思の通った人間も居る事を……
私は……せめてもの望みがそれだから……私は……私の力……私は貴女に託す……だって……君が唯一の私が見たモノで唯一信じれる人間……だから……
私が……『天照天ノ原初神』。そして……貴女と混じった私の妹……『月詠影ノ命神』
もう少しで貴女は神に……主神の最高神に勝てる力が手に入るから……』
彼女の体は炎へと包まれて崩れようとしていた。彼女が消える前に、聞きたい事があったから。だから彼女に
「協力するし、目的がそうだからけど、これだけ……
人類の味方の神はこの国だけ……?」
それを聞くと首を横に振っていた。僕はそれだけ聞いて立ち上がり歩いて向かう事にした
その時に腕を優しく掴まれると炎が舞い上がり僕を包み、彼女が僕に口付けを……その瞬間に炎が零れ落ちると彼女は微笑み
僕の手を握って彼女の胸元に触れる。ぬっとりした感触が肌を伝って触覚へと感じさせて、彼女を見ると優しく微笑んでいた。何かを言おうとした時に彼女は人差し指で口元を押さえつけられ
『分かってるから……それに……ね?』
そう言うと黒いモヤが周囲の炎を包み込み黒く染めていた。歩いてくる音が聞こえてきて振り返ろうとしたが、彼女が僕の顔を振り返らせないようにしていて
それと同時に紋様が刻まれていた。握った感触自体は問題は無かった。ただ混じったせいなのかまだ終わってないのか感覚が凄く鈍る感覚はしていた
ただ、まだ戦ってる事を忘れていて向かってくる無数の腕を刀を手に押し返そうとしたが燃え盛る炎ごと斬撃が周囲を破壊していて、そのまま押し返されて吹き飛ばされる
そのまま炎が周囲へと焼き尽くしながら手を広げると黒い炎が舞い上がると木々を掴んで思いっきり引っ張られる感覚と共に木に叩き付けられ座り込んでしまう
『主人公は巻き込まれた形になってるので状況把握が出来てません』
『それでは今回はここまで。次の話まで……またね!』