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安堵と喪失感

作者: 微風

3年間務めた会社をこの春退職した。

辞めたくて辞めたくて仕方が無くて、時に勉強に逃げ、時に親友に相談しながら、

騙し騙しやってきた。


それがやっと終わった。

正直、安堵でいっぱい。

「もうあの場にいかなくて済む」

「もう全て自分の責任だと思わなくて良い」

「もうあの人に理不尽に怒られなくて良い」

「もう常に気を張らなくて良い」


「全て自分で抱え込もうとしていただけかもしれない」

「次の場所ではこの想いを改善できるんだろうか」

家族と離れてまでするべきことなのだろうか、したいことなのだろうか

これでいいのだろうか。正解にしないといけないんだろうか。

ここにずっと居られるのもあと2日しかない。

怖い。不安。つらい。苦しい。悲しい。

…でも何が?


今、自分がニュートラルゾーンにいることは理解していて、

この悲しみや喪失感を味わうことなく次に進む事なんてできないとわかっている。

そして、この想いに正解なんてものはないこともわかっている。

頭では分かっている。でも、上手く考えられないのがこの時期なんだろう。


私が本当に大事にしたいこと、大切にしたいものはなんだろう。


家族、自分の時間、旅行、友達との時間、健康でいるための食生活と適度な運動、

自分の存在価値を示す程度の仕事、自分のことを自分でどうにかできる程度のお金とその知識


仕事が全てではない生き方をしたくて、次の仕事を選んだ。

心身共に健康でいたくて次の仕事を選んだ。

誰のためでもない。自分のために。


思えば、しばしば誰かを気にして生きてきた。

その誰かは今、私の中にいるか?

これから先も居続けるか?


自分の為が人のためになれたらとても幸せだな。

もう少し、自分の気持ちに目を向けたい。

少し、自分のために生きる練習をしてもいいかもしれない。

そのための転職だってあっていいはずなんだ。


それでは、また。



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