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僕は夏のインベーダー  作者: まおりん
7/9

祈り

女は数字が嫌いだったので滅多にスマホを開くことがない。しかしその日はメールの着信を知らせるキン肉マンの主題歌に気づきスマホを開いた。

 

「件名『選考結果のご連絡』


株式会社Fantastique Labo 採用担当の大森満と申します。

このたびは、弊社求人にご応募いただきまして、誠にありがとうございました。

   厳正なる選考の結果、誠に残念ではございますが、

   今回は採用を見合わせていただくことになりました。


ご希望に添えず誠に恐縮ですが、なにとぞご了承くださいますよう

   お願い申し上げます。


   多数の企業の中から当社に応募いただきましたことに感謝するとともに

より一層のご活躍をお祈り申し上げます。」


 メールを読み終わった女は理不尽な仕打ちに対する苛立ちを抑えるように煙草に火をつける。ここ、多摩モノレール高幡不動駅は極左団体に占拠され、今や赤旗不動と名を変えていた。もちろん喫煙可。


そこに登場したのは共産党党首の尾井委員長。尾井委員長は歓声に包まれながら選挙カーの上で大きく嬌声を上げました。



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