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#3 新たな勇者の誕生と滅亡
それから 30 年の時が流れ、人の国の南方の楚の国に勇者が生を受けた。この勇者は三代の君主に仕えた。1 代目は諸侯の偽王魯の討伐に従軍した。その強さから陣中にこの者ありと評されされ、勇名を馳せた。そして、魔族との戦いにおいてはその討伐に当たり、まさに勇者としての働きをした。二代目の王袁より勇者の称号と烈の名を与えられた。しかし、その実勇者烈は民家に入り込んではツボや棚を物色し略奪を働いており、魔族と会えば必ず殺していた。三代目の王武は、魔族の元魔王昭と講和し、勇者を討伐の命を下し、これを女によって倒した。
勇者なき後、100 年に昭の魔族と王武の平和は維持された。
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