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しんぎゅらりてぃぽいんと!!  作者: ナムナム
1/8

夢の中!

「はい、ここからねぇ」

「お、おう・・・」



1940年頃世界各地で謎の大量の失踪事件が発生した、老若男女あらゆる人種が忽然と姿を消しその数は約数百人にも及び

地域住民や警察等の懸命な捜査も虚しく全くと言っていいほど成果は上げられず難航してた。

その1年後・・・またの失踪事件が発生し世界を混乱に陥れた。次はだれが消えるのか、また1年後に消えるのかもしかして明日にでも消えるのか

そんな不安が世界を覆いつくし恐怖に支配されていく。

だが、唐突に明るいニュースが吹き荒れた、最初の行方不明であった一人の男性が消えた場所で見つかったのだ。

家族は喜び涙を流し再会も束の間何処へ行っていたのか何故消えたのか

矢継ぎ早に質問をする。そして彼は答えた・・・

        ・

        ・

        ・

        ・

        ・

        ・

        ・


「俺・・・俺・・・違う世界で魔王倒した勇者していたんだ!!」・・・名言が生まれた瞬間である



それから数日後、世界各地で失踪した人々が帰ってくるようになりその誰もが

「世界を救ってた!!」

「私すっごい魔法使いでいろんな人を助けたのよ!」

「ふぉふぉふぉ・・・生涯に一片の悔いなしじゃぁぁ・・・」

「ハーレム!!」

等々のまるで夢の中のような生活やおとぎ話や英雄譚を数々の帰還者が答えていった。


そしてその中の一人の日本人がとんでもない物を持って発見された


彼曰く「これ?なんか王様にもらってさー、悪い奴ら片っ端から倒してたら色々もらっちゃったわ、すげーだろー」


それは地球上では発見されていない未知の鉱物であったり絢爛豪華な宝石の剣であったり七色に輝く液体であったり

その価値は語るべくもなく科学の進歩に大きく発展

すぐさま失踪事件と繋げられ対策を講じつつ有効な手段が発見されていく。


そして時は流れ1970年初の勇者支援いくせ・・・



「あああああああああああああああ絶対範囲が広すぎるだろおおおおおおおおおおおお」



そう叫ぶ俺は野田長人、高校1年生だ。オシャレに気を使ったりライトなゲーマであったりまさに今時のって奴だな。



「うぅ・・・びっくりしたぁ!耳が痛いよぅ・・・」



そして隣にいる驚いて目を丸くしている黒髪ショートの学生服のこいつ・・・


・・・そうこいつは隣の家の幼馴染もとい腐れ縁の斉藤円、俺はまどかではなくまると呼んでいる。

成績○容姿○性格○の○から取ってまる、我ながらいいセンス


割と肝が据わっていて世話焼きが上手く勉強も教えてくれたりする未来の嫁候補だ。

・・・俺は目移りが激しい気がする将来刺されないか心配だ。煩悩退散、煩悩退散。



「けどそうだねぇ今回は範囲が広いねぇ。

大変だなぁ」

「だよなーあの筋肉先生絶対この間のお見合いで失敗したからって生徒に嫌がらせしてんだぜ!絶対そうだ!」



意外に当たっていたりしてな!この推理は間違いないだろう、というかもう教科書の中身が頭に入らない

疲れた。

何が悲しくて試験日近日に詰め込み勉強してんだろう。毎日少しずつでもやっておけば良かったなと

後悔していたりしなかったり



「あははは・・・あんまりイジワルな事言ったらダメだよぉー」

「まるのクセに絶対生意気だ!!・・・そんな訳で勉強終わり!!頑張った俺絶対頑張った!!」



教科書を閉じベランダへ向かう、初夏だが涼しい風が網戸を超えて顔を撫る。



「うーん仕方ないなぁ、まだ範囲は現代まであるけど終わりにしよっか」



まるがノートをカバンに入れ始め帰り支度をしている、送って行こうかどうしようか・・・

まぁ隣なので必要ないか。



「おう、ありがとな!この借りは絶対返す!!明日アイス奢ってやるからな!まってやがれ」

「あははは・・・ありがとうねぇ、楽しみに待っておくよぉ、それじゃ帰るねぇまたねぇ」



そう言って帰っていくまるの背中を目で追いつつ「また明日」と返事をして自室のベッドに

顔を沈める。



「育成課の試験って筆記と異世界でクエスト達成だっけか」




俺は数日後の試験の事やその荷物の確認を頭で考えながら目を閉じ夢の中へ旅立った。

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