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奴隷のお話  作者: じゅん
1/7

1.腐っている国





 初めまして。俺の名前は、―――どうでもいいな。そんな事。

ようこそ、この肥溜めみてぇな国へ歓迎するぜ。


 お察しの通り、

この国は腐ってやがる。役人やら上流階級連中は他人に与えられた力でやりたい放題。そんな姿を知ってかしらずか、一般市民や最下層の連中は、なーんもせん。永遠とレイプされ続けても反抗するしない、むしろ喜んでやがる。変態だろ。


こーんな国だから外側からは攻められるのは当たり前。

先の戦争で負けてからは、酷いもんだ。

多くの領地を奪われ、多額の借金を背負わされてる。

国王としては、国民に全部負担させればいいと思っているようで、本日から多額の借金を国民全てが負担する事に。

とうとう、怒りも爆発すっかと思っていたが、暴動すらも何もない。静かなもんだ。


まぁー。そんな国だし?



俺は好きにやらせて貰ってる。

あぁ?

男の仕事か?


――異世界から来た奴隷商人だよ。


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