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隣の席の女の子と恋愛相談


「ふ〜じ〜た〜ぁ〜!!!聞いてくれよぉ〜!!」


東雲先輩が情けない声で叫ぶ。


「なんですか?先輩。」


こんなときにみこちゃんがいてくれたらなぁ、、なんて望んでてもくることはない。


って思ってたら、、


「30分だけ休憩もらったから遊びにきたよ!!!!」


「みこちゃん!!!!」


「心琴!!!」


先輩と声が被った。


「え、どしたん二人とも」


目が点になるみこちゃん。可愛い。だけど今はそれどころじゃない!!!


「心琴。早く座れ。話を聞いてくれ〜。」


みこみゃんに泣きつく先輩はまるでみこちゃんの妹のようだ。


先輩も一息つき、口を開く。





「私、桜介に告白されたんだ。」




「「え〜っっ!?」」


みこちゃんと声が被る。仲良いって証拠らしいしなんか嬉しい。なんて思っているけど今大事なのはそんなことじゃない。みこちゃんは間髪入れずに慌てふためく。


「え、告白!?え、えー、、告白かぁ、、まじ、え?」


多分これは頭が追いついていないんだな。俺も追いつかないし。


「どうして急に告白されたんでしょうか?」


この中で誰か一人が冷静でないと場所がもたないと考え、僕は冷静なフリをする。心の中では本当に驚いている。


「それが、“今日のお昼に久しぶりに話したら気持ちが止まらなくなった”そうだ。」


“今日のお昼に久しぶりに話したら気持ちが止まらなくなった”?


あの人見た目に反して体育会系な頭してるんだな。みこちゃんはきゃぴぎゃぴしだす。


「え!なにそれ超絶素敵じゃん!!先輩はもう返事したの?」


みこちゃんは先輩に尋ねる。確かに、返事をしているならばこんなにふにゃふにゃに溶けたりなんてしないよな。


「それがまだしていないんだ。」


やっぱりまだしてないんだ。俺は告白されたことなんてないからよくわからないけど本で前に告白されたらしばらく期間を空けてから答えるって読んだし。


「何か理由があるんですか?」


「それがだな、、、日奈子が桜介のことを好いているんだ。」


まさかの三角関係!???


恐る恐るみこちゃんの方を見ると顔が険しくなっていく。


「しかも初恋だそうで。」


初恋!???


みこちゃんの眉間はどんどん険しくなっていく。


「しかもしかもみんなその行為に気づいてないんだとよ!!私も桜介は日奈子のことが好きだと思ってたし。いい感じだったから。」


みこちゃん!!まだ30分経ってないけど帰りなよ!!これ以上聞くとみこちゃんのライフが、、、


もうゼロだった。


横を見ると部屋の隅っこでうずくまるみこちゃん。


なんか俺まで辛い。


「今まで恋愛対象として意識していなかったから違和感でしかないんだよな。」


確かに。先輩って恋愛と縁無さそうだし。


「天野先輩は五十嵐先輩が東雲先輩に告白したの知ってるんですか?」


「知らないと思う。」


これは、誰がどのような行動をとっても一人は傷つくパターンだな。


部室内はしーんとなる。


「あっ。もうすぐ30分じゃん。私、戻ります。」


「じゃあ僕も水やりして帰ります。また明日考えましょう。お力になれずすみません。」


「本当にそうだよ藤田。考えてこいよ。」


なんで俺がこんなに厳しくされないといけないんだ。。。。


部屋を出て、みこちゃんと上の階へ向かう。音楽室は1番上の階なため、途中まで一緒に行くことにした。


道中、いきなりみこちゃんは口を開く。


「私さ、人生で一回は失恋するべきだと思うんだ。」



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