隣の席の女の子と失恋
隣の席の女の子が失恋したらしい。
高校一年生冬。
うちのクラスで記念すべきカップルが誕生した。
クラス中心の男子で学級委員の秋山日向、入学初日で学校中で美女と呼ばれた望月紅葉。3日前から付き合いだしたそうだ。
そして、失恋したのは俺の隣の席の女の子。
夜山心琴
夜山さんは小学校の頃から秋山くんのことが好きだったらしい。そして、秋山くんに3日前告白して振られ、挙げ句の果て大親友だと豪語していた望月さんが秋山くんと付き合いだしたため、なかなかに可哀想な女の子。
そんな夜山さんのことが俺、藤田夕弦はずっと好きだ。
夜山さん望月さんに負けないくらいすごい可愛いし普通に賢いし不意にくしゃっと笑うところも考える時に目を閉じる癖も全部素敵なのになんで振ったんだよ秋山ー!!!
俺にとっては好都合だけれど、俺の1番はずっと変わらない。もちろん、夜山さんの幸せだ。そりゃあタイプが合わないとかあるかもしれないけどこんな可憐で美しくて優しくて素晴らしい人をふるなんて考えられない。彼の言い分としては幼馴染とかだと恋愛対象として見れなくなるとかそう言うやつらしい。なんだよそれ、、、
失恋の傷はなかなか消えない。
場合によっては卒業しても残る可能性だってある。
だって10年間の片思いだぞ?
それでもあの笑顔がまたみたいと思ってしまうのは罪だろうか。




