手遅れ
(ここ最近異世界系にありがちな展開になり、このまま行けば結婚ルートになって取り返しのつかない事態になるかもしれないのに、第一魔星のアンティーエを助けた救世主となり更に面倒な展開にしてしまった)
(しかし!ここからどうにかするのがこの俺、レヴェル)
「えーと、とりあえず偵察部隊全員は今すぐGO!」
「……あっ、はい!」
すると傍観していた偵察部隊達は本来の目的を思い出し、捜索に向かった
(そして今この状況で出来る事と言えば....)
「さて、アンティーエさん」
「どうします?」
「どっ....どうする..とは?」
「言ってませんでしたけど、実はこのまま行けば結婚するかもしれない人が居まして」
「.....えっ」
「先に言っておきますけど!」
「まだ結婚するとは決まって無くて」
「相手が結婚の為に花嫁修業に行ってるみたいで」
「そっ...その相手....誰っ..ですか?」
「偵察部隊隊長のリネイトです....」
「えっ....」
「混乱しますけど事実でして...」
「ただ別にまだ結婚もしてないし、付き合っても無いし」
「そもそも自分過去に色々あって誰かと付き合ったり等はしたくなくて」
「そう思ってたんですけど、リネイトの心意気が本気だったので、まぁ自分は浮気とかしない人であれば相手が誰でも大丈夫って感じでして」
「わかりましたっ!...」
「ならっ!」
「私のっ....気持ちも本気という事っ.....分からせるためにっ!」
「夜のごほ....」
「ちょっ、待っ!」
「とりあえず落ち着いて!」
(あっぶねぇ、R18にしてたまるか)
「とりあえず今の発言しかけたという事で、アンティーエさんの気持ちが本気なのが理解できたので」
「ですけどリネイトの事を待たないと行けないのでそれまでは一旦休戦って感じで」
「ですが気持ちは嬉しいですし、アンティーエさんだから信用も出来てるので」
「はっ...はい!」
「仮に第一夫人の座が奪われてもっ、第二夫人として貴方を愛しますのでっ♡....」
「.....あっ」
(そうか忘れてた.....)
(異世界ハーレムあるあるで、第一夫人、第二夫人とか存在してるんだった....)
(このまま行くと異世界あるあるの感じになるから)
(引きこもりなろうかな)
(.......)
(いや、勇者とかの件もあるし無理じゃん)
(やっちまった..)
(......)
(.........)
(いや、まだだ!)
(逆にこのまま行けば 部下ができたり、大会出場する事になったりしてなんやかんやで有名になって、お偉いさんから声掛けられて、そして色々あって凄い有名な強い敵と戦うことになって勝って、もっと有名になったりするかもしれないのは予測出来る)
(だが、そうなる奴を俺以外にすれば良いだけだ)
(それが、いつか現れるであろう筈の部下だ)
(ただそうなると俺の部下だから必然的に俺も有名になる)
(その前に、その部下を独り立ちさせて関係を切れば良いだけだ)
(そして俺はある程度の敵を倒したりする一般剣士となればいい)
(ただ一般剣士になるのは俺の影武者に任せる)
(そうすると俺という存在はただの剣士になる)
(そして俺は俺という存在以外の誰かになりすまして、勇者達を助けるサポートキャラになる)
(フッ....完璧だな)
(ただ、今現在リネイトとアンティーエさんと結婚するのは確定したも同然だからそこから存在がバレるとマズイ)
(まぁ俺という存在を誰にも言わない様に言えば何とかなるはず...)
(俺は他のなんちゃって異世界主人公とは違う)
(圧倒的な問題回避力を見せてやんよ)
(.....フラグにならないと良いけど)




