始まりの時間
2010年1月1日正月の日、1年の始まりの日
その日、どこのニュースでも取り上げられなかった一つの事件があった。
ある女の子の自殺だ。
警察でさえ、知らない一つの事件。
勿論、理由は不明。
よく思えば、警察さえというのは少し違うな。
本当のところは、『俺』と『謎の美少女』しかこの事件は知らない
謎の美少女ってのは女という事以外に本当に何もかもが謎だから、そう呼ばせてもらっている
そうそう、この事件は自殺した本人でさえ知らない……死んでいるのだから当然なのだが
自殺した女の子の名前は|石田愛美≪いしだえみ≫
俺の初恋の人、そして未だにその初恋は続いている
彼女とは小さい頃からの付き合い……所謂、幼馴染ってやつだ
小さい頃は何にも思わなかった、友人くらいの感情だったろう
だが、二人が成長して『恋』ってものを知った頃から俺は彼女が好きになった
ちなみに今もその想いだけは伝えられないでいる。
玉砕が恐い……というのもあるが、学校の三大美女と言われる程までに美人なのだ
さて、この意味がわかるだろうか?
つまりは、彼女に言い寄ってくる男は全員カッコイイ……悔しいが所謂イケメンという奴なのだ
反面、俺……|紀田輝義≪きだてるよし≫は何の取り柄も平凡な男子高校生と来た
それが彼女に告白出来ない理由だ、今はしようと思っても出来ないが
そう、『今は』だ
別に会いに行く為に飛び降りとか考えてる訳ではない
救いに行くのだ、彼女を、石田愛美を
「準備はいいか?輝義」
「あぁ、早い所飛ばしてくれ、謎の美少女さん?」
あぁ、そういえば一番最初に説明したところにまだ語弊があるかもしれないから説明しておく。
『今から』彼女が死んだ事は俺と謎の美少女以外に知る者はいなくなるのだ。
意味が分からないという奴はみてれば分かるさ
「チャンスは一度きりよ?」
「あぁ、一度与えられるだけでも感謝だな」
「彼女が自殺しようとするという運命は決まっているの、何でかはわからないけどね」
「元から止めることが出来ていたら苦労もしないんだが……そんな苦労もせず止められたら必ずどこかで料金を請求される……その料金が何かは知らないし、知りたくもないが」
「あら?私がチャンスを一度与えるという商品の代わりに料金を請求するかもしれないわよ?」
「何を請求するつもりかは知らないが、彼女を救うチャンスをくれるなら何でも払ってやるよ」
「それなら彼女を確実に救う方法に料金を払った方が確実じゃないかしら?」
「それも一つの手だが、とんでもなく高そうだし楽して手に入れた物だといつか代償が請求される、料金とは別にな」
「確かにそうかもしれないわね……あ、救うチャンスの代わりに何を請求しようかしら」
「え?マジで取るのかよ!?」
「冗談よ、それじゃ飛ぶわよ」
「あ、あぁ……よろしく頼む」
謎の美少女は何だかよくわからない言葉……呪文みたいな感じの言葉かな?を言っている……いや、唱えている?
本当にこの美少女さんは何者なんだろうか……?まぁ、深く考えないでおこう、恐いし
お?何だか唱え終わったみたいだ
「タイムスリップ」
俺、紀田輝義は石田愛美を救う為に、過去へ飛んだ
俺と彼女が中学を卒業し、高校の入学式まで時は遡った
どうも、作者です
私、とんでもないミスを侵していました・・・
以前一回同じ内容を投稿していたのですが、短編小説という設定で投稿していました・・・
誠に申し訳ないです・・・今後は注意したいと思います




