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第1話 闇の力で変身 正義の戦士「ダークイヴ」

 清々しい春の朝

 風がほんのり暖かく、陽の光が窓から差し込む

 カーテンがふわりと揺れると、優しく身を包む布団が突如、宙に舞い上がった

「朝だ!!おっきろ~!!」

 穏やかで安らぎをくれる時間はいつだって短く、すぐに騒がしい朝がやってくる

「ん~…んん……」

 私は「美空せいか」桃色中学の1年生

「ほら、せいか!早く起きないと遅刻だよ!」

 姉のりりかが布団を取り上げ、せいかの身体を揺する

「起きてる…起きてるよ…」

 せいかは目を開けずに細い声で答えた

 りりかはやれやれと呆れた顔をしながら部屋を出ていく

 それからしばらく時間が経過した後

「うわ!うわああぁ!?」

 ドタドタと大慌てで部屋を出て、階段を駆け足で降りてくる

「どうして起こしてくれなかったの!!」

「起こしたよ でも、せいかが起きようとしなかったんじゃん」

 りりかは優雅にコーヒーを飲んでいる

「そこはちゃんと起こしてよ~!」

「せいか、あなたも中学生でしょ いつまでもりりかに頼ってないで自分で起きなさい」

 朝ご飯を作りながら二人のやりとりを聞いていた母がせいかに注意する

「でもぉ~」

「ほら、ご飯食べて早く支度しなさい 間に合わないわよ」

 テーブルの上にご飯、味噌汁、だし巻き卵とウインナーが並べられる

「そうだった!いただきます!」

 バクバクと朝食を頬張る

「こりゃ遅刻する心配はないわ」

 りりかはその様子を眺めながらコーヒーを飲み干すとカバンを持って玄関へ向かう

「それじゃ、いってきま~す」

「いっへらっひゃーい」

 ご飯を頬張りながら、りりかを見送る

「こら、はしたない」

「えへへ」

 朝食を食べ終えた後、すぐさま制服に着替え、玄関の扉を開けて駆けていく

「いってきま~す!」

「気をつけなさいよ~」

 いつもより速めのペースで通学路を走る

「えっほ、えっほ!」

「あ、そうだ!」

 細い路地裏の道へ進んでいく

 この道は普段、歩いている通学路ではない

「この前、見つけた近道 早速使っちゃお」

 人が通ることを想定していない為、入り組んだ複雑な道となっているが、高い身体能力で難なく進んでいく

「よっと」

 路地裏を抜けると大きな下り坂がある道へ出た

 その下り坂を進んでいけば学校へ辿り着く

 周りを見渡すと通学中の生徒達が歩いていた

「やった~、間に合った!」

 前方に見知った顔を見つける

「おはよう!まほ!」

「おわ、せいか!」

 「華島まほ」小学生の頃からの幼馴染

「今日はお寝坊さんじゃなかったんだねぇ」

「えへへ、実は今日もちょっと家出るの遅れちゃってさ」

「ありゃりゃ、それでどしたの?」

「この辺で、すっごい近道があってさ!」

「そこを通ってなんとかセーフ!って感じ!」

「なるほどなるほど、だから頭に葉っぱを乗っけてるんだねぇ」

「え?あ、ホントだ」

「最初見た時、ぽんぽこたぬきさんが化けてでたのかと思ったよ」

「あはは!もう~そんな訳ないじゃん!」

「そうだよね~ ところでなんだけど、せいかさんや」

「ん?なに?」

「今日は日直さんじゃなかったかい?」

「……あ」

「あああああ!!そうだった!!」

「ごめん!あたし急ぐね!」

 せいかはすぐさま、下り坂を駆けていった

「う~む、すでに遅かったか」

~~~~~

 校舎三階にある職員室まで、階段を駆け上がる

「やばいやばい!も~!今日はいい感じだと思ったのに~!」

ガラガラ

「はぁ……はぁ……」

「美空!遅いぞ!今日は日直だろ!」

 担任の澤先生の声が職員室に響く

「ご、ごめんなさい…」

「ん?」

 澤先生の隣には見慣れない女子生徒が立っていた

「先生?その子は?」

「ああ、今日からうちのクラスに入る転校生だ」

「てん!こう!!せい!!!」

 その言葉を聞き、ついさっきまで走り疲れていたのが嘘のようにたちまち元気になる

「あたし、美空せいか!よろしくね!」

「ふふ、すごい元気ね」

「わたしは霧矢らんか よろしく」

「霧矢さんかあ!なんかカッコいいねえ」

「ほらほら、美空 日直の仕事!ちゃんとやるんだぞ」

「分かってますって~!」

~~~~~

 朝のホームルームの時間

 澤先生が教卓の前に立って、生徒達に連絡事項を話す

「そして、最後にもう一つ」

「今日からこのクラスに転校生が仲間入りすることになる」

ざわざわ

 転校生という単語に教室がざわつく

「転校生ですってよ せいかさんや」

 まほが席の前に座っているせいかに話しかける

「ふふふ 実はあたし、その転校生ともう話したんだ~」

「おわ、はやいねぇ」

 澤先生が転校生に自己紹介を促す

「さ、お願い」

「霧矢らんかです よろしくお願いします」

 毅然とした態度を見せるらんか

「なんだかお嬢様みたいだねぇ お紅茶とか優雅に飲んでそうな」

「お嬢様のイメージが乏しいなあ~!でも確かに」

「実は家に執事が100人ぐらいいたりして」

「おわ~そりゃ大変だ!執事さん呼ぶたびに100人も来ちゃったら家の中大騒ぎだよ」

「執事なんているわけないでしょ」

 二人の会話を聞いていたらんかが呆れながら答える

「それにお嬢様なんかじゃないわよ」

「あれま、そなの? ちょと残念だね」

「勝手に期待されて残念がられても困るけど」

「そんなことより、わたしの席はここみたいだからこれからよろしくね」

「せいかのお隣さんなんて、なんだか運命的だねぇ」

「おおげさだな~もう」

~~~~~

 昼休みの時間

「ねねね!霧矢さん!」

 せいかがらんかに話しかける

「な、何?」

「校内ってもう周った?」

「いえ、まだだけど」

「ほんと!?じゃあさ、今から一緒に周ろうよ!」

「え?でもまだご飯食べて無いんだけど」

「大丈夫!とっておきの場所があるからそこで一緒に食べよ!」

「それなら構わないけど…」

「よ~し、じゃあ早速行こう!」

 せいかは半ば強引にらんかを連れ回し、校内の端から端までを案内した

~~~~~

「ここが中庭!」

 学校の中央にある広い庭

 生徒達はそこをあまり利用せず、賑やかな昼休みにも拘らずそこだけは静かだった

「これは…」

 中庭の中央に人を象った像が建っていた

「これはね、戦士の像だよ」

「戦士の…像?」

「そう」

 その像を少しの時間、二人で眺める

 しばらくして、らんかの口から言葉が漏れた

「……なんだか悲しそうな顔ね」

「え…?」

 それを聞いたせいかは驚いた顔をする

「一緒だあ!」

「な、なに?」

「あたしが初めてこの像を見たときと一緒!」

「あなたも…?」

「そう!みんなこの像を神秘的だ~とか綺麗な人~とか言うんだけどさ」

「あたしも最初見たとき、なんだか悲しい顔だなって思ったの」

「なんか嬉しいな!同じ感性っていうかさ!」

「もしかしたらあたし達、気が合うかも!」

「……そうね、そうかもしれないわね」

「お~お待たせ~!」

 まほが二人の元へ駆け寄る

「あなたは…」

「おお、霧矢さんも」

「そ!今日は三人!」

「これはこれは、賑やかですな~」

「さ!次が最後に案内する場所だよ!」

 次に向かった先にあったのは中庭にポツンと設置された木製のテーブルとイス

「ここがあたしたちのお気に入りの場所」

「ここが?」

「そ!期待外れだった?」

「まぁ…ちょっとね」

「へへへ!言うねぇ!」

「あたしとまほはいつもここでご飯食べてるんだよ」

「みんな外ではご飯食べたりしないからあたしたちだけの特等席なの」

「さあさ、一緒にご飯食べよ!」

 せいかが持ってきた弁当箱を豪快に開ける

「見て見て!じゃーん!」

「おわ、タコさんウインナーがいっぱい」

 弁当箱にはこれでもかという量のタコさんウインナーが敷き詰められていた

 色は赤一色

「人生で一回でいいから山盛り食べるのが夢だったんだ~!」

「大きな夢が叶ったんだねぇ 良かった良かった~」

「まほは今日も学食のやきそばパン?」

「そうだよ~ 私特製の紅生姜抜き!」

「え~紅生姜美味しいじゃん」

「ノー!私はやきそばとパンが食べたいのだよ」

「え~どう思う?霧矢さん」

「え?ん~まぁ、いいんじゃないかしら わたしもちょっと苦手だし」

「おぉ~分かってくれるのか~」

「え~そっち側なの~?」

「霧矢さんはどんなお弁当なの?」

「わたしのはこんな感じ」

 せいかの弁当とは違い、色とりどりな食材が敷き詰めてある

「おお~美味しそう!」

「色んな具材でいっぱいだあ」

「ありがとう ただ、ちょっと多いかなって思ってたの」

「良かったら少し食べる?」

「え?いいの!やった!いただきます!」

「ふふっ!けどその量、本当に食べきれるの?」

 せいかの弁当は到底、食べ切れるような量とは思えない

「へっへっへ あたし大食いなら自慢出来るんだよね~」

~~~~~

「やばい…食べすぎた…」

 昼休みが終わり、教室の机に突っ伏す

「タコさんウインナーの力は絶大であったか…」

「もう~、だから言ったでしょ?大丈夫?」

「大丈夫~」

「あ、それよりさ!放課後、空いてる?」

 せいかが二人に聞いた

「う~、今日は厳しいかも」

 まほは謝るように手を合わせる

「そっか~、霧矢さんは?」

「わたしは特に予定はないかな」

「ほんと!?じゃあさ、ちょっと付き合ってよ」

「いいけど、どこに行くの?」

「へへっ!そ・れ・は・まだ秘密!」

~~~~~

 放課後の時間

 陽はオレンジ色に輝き、西に傾いている

「どう?ここ」

 せいかが案内した場所は草原に囲まれた小さな泉

 その泉自体はなんてことは無いがそこに映し出されている夕日が言葉では言い表せない美しさを放つ

「すごく…綺麗…!」

「でしょでしょ!よかった~!分かってもらえて!」

 泉をぼんやりと眺めていたせいかだったが、いつからか、らんかの視線がこちらに向いていることに気づく

「なに?」

「ううん、別に」

「ただ、ほんとまだ数時間しか話してないし、まだまだあなたのことは知らないことだらけだけど」

「少し…気が合うのかなって、そう思っただけ」

「ぜっっったい合うよ!!」

「あはは!テンションたか!」

「にひひ!」

ポツン……

 突然、泉から波紋が広がる

「ん?」

「どうかしたの?」

「いや、今泉が…」

「え?」

 らんかが泉に視線を移したとき、泉には波一つ立っていなかった

「あはは、ごめん気のせいだったみたい」

「いや、あれ見て!」

ザパァッ!!

 突如、泉から女性が現れる

「うそ……」

ドサッ…

 泉から現れた女性は衣服を着ておらず、裸のまま草原の上に倒れた

「だ、大丈夫ですか!?」

 二人は女性の元へ駆け寄る

「わ、わわ!!どうしようどうしよう!!と、とりあえず救急車…」

「ちょっと待って」

 慌てふためきながら、電話をかけようとしたせいかをらんかが止める

「え?」

「この人…人間じゃない…」

「ちょっと何言って…!?」

 女性の身体から流れている血と思わしきものの色

 それは赤ではなく、黄色だった

 女性の身体をよく見ると他にもおかしな点がある

 長い尻尾のようなもの

 頭に生えているネコのような耳

「嘘でしょ…もしかして妖怪…?」

「おやおや、これはこれは」

 突然、後ろから男性の声がする

「人間に見られてしまいましたか」

 後ろを振り向くとそこには英国紳士のような姿の男性が立っていた

「あ、あなたは!?」

「申し遅れました 私、パイソンと申します」

「こことはまた別の「むこうの世界」からやって参りました」

「むこうの…世界…?」

 パイソンと名乗る男の鋭い目が二人を睨む

「ちょっと…やばいよ 絶対やばい!」

「逃げよう!」

「おっと…なんで私がここまで親切に話したのかお分かりでないみたいですね」

 パイソンの手から黒い影のようなものが放たれる

 その黒い影がらんかに付着し、みるみると広がっていく

「霧矢さん!?」

「あ…ああ…」

「私達の存在は知られてはいけないのですよ」

「我々の敵は人類ですから」

「あなた方も私達を脅かす存在になりかねない」

 突拍子のない事を淡々と話す

 それは何も分からないせいか達に話しているというより、ただ独り言のよう

「不安の種は芽吹く前に取り除く」

「あああ…ッ…」

 影はどんどん膨らみを増していき、らんかを完全に包み込んだ

「霧矢さん!!霧矢さん!!」

「次はあなたの番ですよ」

 パイソンがせいかに狙いを定める

「やめなさい!!」

「!?」

 先ほど泉から現れた女性がせいかの前に立つ

「はぁ…はぁ…」

「これは一体どういうつもりですか?」

「この子達に手を出すな」

「どうしてです?何もあなたが人間を守る義理なんて……」

「いや、ありましたね」

「イヴに影響を受けたあなたなら」

「ですがあなたは既に何人もの人々を苦しめてきたでしょう?」

「あれは一体何だったんです?」

「まさか、今更イヴの真似事でもしようと言うんですか?」

「……それが彼女との約束だから」

「あぁ…切実なのに届かぬその想い」

「実に不愉快だ」

「生命を持たない我々にとって感情は不要」

「やはりあなたは私達の世界に相応しくない」

 パイソンが指を鳴らす

「あああああ!!」

 それに合わせて、影に飲まれたらんかが苦しみ出す

「霧矢さん!?」

「せい…か……」

 らんかを包む影が獣の姿へと変化していく

「グアアアアアアアアア!!」

「やれ、ギルティ」

「下がって!!」

 泉から現れた女性が影の獣ギルティに立ちはだかる

「はああああ!!」

 可憐な姿からは想像もつかない打撃をギルティに与えていく

「グググ……ガアッ」

「たあ!!たあ!!」

 猛攻撃にギルティは抵抗できず、苦しんでいる

「そんな……やめて……やめて!!」

 せいかが女性に抱きつき、攻撃を止める

「ちょ!!ちょっと!?」

「友達を…霧矢さんを傷つけないで!!」

「そんなこと言ったって……」

「彼女はもう…闇に飲み込まれているの」

「自我は残っていない……だから!」

「せめて誰も傷つけていないうちに!!」

 せいかを振り解き、ギルティに向かっていく

「お願い…やめて…」

「やめてぇぇぇぇぇ!!」

 その時、突如としてせいかの身体が発光する

「な!?あの光は!?」

「イヴの…可能性!?」

「まさかまだイヴの戦士が……!?」

 光を放つ自分の身体に驚きを隠せないせいか

「こ…これは…」

「これはまた厄介なことになりましたね」

「ですが、その力を解放できるフェアリーは既にいない」

「イヴの戦士になる逸材とはいえ、所詮は人間!」

(パイソンの奴、あの子を始末するつもりだわ…!)

(……だったら!!)

「はああ!!」

バシュ!!

 女性がせいかに向けて、黒い影を放つ

ドシュウ!!

 黒い影がせいかの身体を包み込んでいく

「なに!?」

 その不可解な行動にパイソンは驚く

「どういうつもりだ!キーラ!!」

「これは賭けよ」

「なんだと?」

「私にはイヴの力を解放することは出来ない」

「今の私にはあなた達から貰った、この闇の力しかないから」

「だけど、イヴの戦士なら…!!」

「お前は一体なにを…」

 せいかを包んだ黒い影から光が溢れ出る

「くッ!!……は!?」

 光り輝く影の中から一人の女性が姿を現す

 その女性はせいかが着ていた服とは違う黒い衣服を纏っている

 髪や身長もせいかとは違う

 ただ顔立ちだけはせいかによく似ていた

「黒い…イヴの戦士!?」

 イヴの戦士…そう呼ばれた彼女が口を開く

「私は闇の戦士ダークブレイヴ」

 落ち着いたその声は少し低いが確かにせいかの声だった

「ぐぐぐッ!!やれ!!」

 パイソンがギルティに命令する

「ガアッ!!」

 ギルティがダークブレイヴに襲いかかる

 鋭い爪がダークブレイヴを狙う

ピシュンッ

 しかし、ダークブレイヴは突然姿を消し、その攻撃は空を切った

 「……」

 ダークブレイヴはギルティの懐へ入り込んでいた

ドゴオッ!!

 強烈な肘打ちがギルティに放たれる

「ガッ…」

バシュッッッン!!

 ギルティが後方へ勢いよく吹き飛ぶ

「ふぅ…」

「な…なんて力…」

「闇とイヴの2つの力が合わさっているということか……」

「グガガガガッ!!」

 吹き飛ばされたギルティが起き上がり、雄叫びを上げる

ドシュウ!!

 ダークブレイヴはすかさず、ギルティに拳を打ちつける

「ふ!」

バシィッ!バシィッ!バシィッ!

「奴の目 意識がないな」

「完全に闇に飲まれている 当然といえば当然だが」

「しかしこのままではギルティがやられる!」

バシィッ!バシィ!

「ガァ…ガァァ……」

バシィッ!バシィ!バシィ!

「ガ…あ…ああ……」

シュ…

 機械のように一定のテンポで繰り出されていた拳が突如、止まる

「!?」

「攻撃を…止めた…!?」

「…………………霧矢さん……」

「なんだと!?」

 ダークブレイヴの目に光が宿る

「!!……こ…これは…あたし…何を?」

「奴に意識が戻った…」

「グググッ……」

「!?霧矢さん!!」

「ダークブレイヴ!イヴの力を使って闇を祓いなさい!!」

「イヴの力……?」

「そうすれば彼女は必ず助かる!」

「どうやって使えばいいの!?」

「イヴの力は強い想いに作用する!」

「願いなさい!!彼女を助けたいと!!」

「霧矢さんを……」

「させてたまるか!!」

 パイソンがそれを阻止すべく、闇をダークブレイヴに放とうとする

バシュッ

 しかしその行動は、キーラから放たれた闇により逆に阻止されてしまう

「くッ…キーラ!!」

「待っててね……霧矢さん」

「スウゥ……!!」

(なんだろう…この気持ち)

(霧矢さんを初めてみたあの時)

(二人で話をしたあの時)

(友達とは違う、この気持ち)

「駆り立てられる熱き想いと共に!聖なる光と影が今、交わる!」

(わたしが必ず救ってみせる!!)

「アイ・イヴニッション!!」

 ダークブレイヴの手から光と闇が放たれ、ギルティの闇を打ち消していく

「ゥゥゥゥ…」

 闇が完全に消え、らんかが姿を現す

「ここは一旦退くとしましょう」

 パイソンが姿を消す

「霧矢さん!!」

「せい…か……?」

「良かった…良かった……」

~~~~~

 突如現れた「キーラ」という女性と「パイソン」という男

 こことは別の「むこうの世界」

 そして「イヴの戦士」

 彼女達はこれから未知の世界へ足を踏み入れる

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