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8 氷海で唄ったオルニス 2

知らなければ書く事はできない。

振り返った先で何を見て何を思いますか?

 アレクシスが前を見てため息を吐く。

 さっきから何度もだった。


「本当に平気なのか?」


「朝ちゃんと熱だって測ってるし。もう3日だよ? 大丈夫だったって事だよ」


 アレクシスはお額に手を当て書類を書き込んでいた。


「逞しいな……」


 フィノスポロスピティに出て興奮が冷めやらない人間は多い。初めて出たのだからそれが原因で熱だって出す事もある。

 現に自分の兄弟も翌日熱っぽいと言っていたくらいだ。


「少しでもおかしかったら連れて帰れ」


「分かってるよ。少し知りたい事があってね」


 エリュシオンは膝にサファイアを乗せて目の前で執務をしていた。

 時折何かを彼女に説明している。

 しばらくしてから顔を上げると今度はサファイアに判を押させていた。

 監視の下、それくらいならいいかと思っていたアレクシスが次に顔を上げた時にはサファイアがペンを持ち書類を書き込んでいた。


「おい! エリュシオン。何させてる?」


 アレクシスはエリュシオンを睨みつけた。


「何って……仕事?」


 エリュシオンは嬉しそうに答える。


「他国や他領地がらみになる書類をなに子供にさせてやがる!!」


 アレクシスは机を叩き大声を出しサファイアは耳を塞いでいた。

 雷のようだった。


「ちょっと! 大きな声出さないで!」


 エリュシオンの声も珍しく大きくてサファイアは目をつぶる。

 その様子を見ていたアシェルが立ち上がってエリュシオンの膝からサファイアを下ろした。


「やめろ。エリュシオンはこれを届けて来い」


「…………そう」


 アシェルの手に持つ封筒をしばらく見てエリュシオンが受け取ると席を立った。


「じゃ、サファイアおいで」


 サファイアがエリュシオンの後について行こうとするとアシェルが手で阻む。


「どう言う意味?」


 エリュシオンは顔から完全に笑みを消し睨むようにアシェルを見ていた。


「こいつはここから出すな」


「…………」


 黙ってアシェルの腕越しにサファイアを見るとエリュシオンはにこっと笑った。


「分かった」


 アシェルはあまり自分のやる事に煩く言うことはない。

 さすがにわかっている。

 冷静さに欠ける自分の態度。

 王城という場所でサファイアを連れて歩く危険。

 誠実さに欠けるというアレクシスの理由より、ずっと公平で本質を見れる力はいう事を聞くに値する。


「ちょっと行ってくる」


 エリュシオンは封筒をひらひらと振ると大人しく部屋から出て行った。


「…………」


「そこに座って待ってろ」


 黙ったままどうしていいか突っ立っているとアシェルがエリュシオンの席に親指を向けた。

 コクッと頷いて大人しく席につくと目の前のやりかけの書類が気になった。


「お前、本当にどこもなんともないのか?!」


「アレクシス。サファイアは耳がいい。音量を少し下げてやれ」


 声に驚いて肩を飛び上がらせたサファイアを見たアシェルが溜息まじりに言った。


「…………」


「どうした?」


 本当によく見えている。

 エリュシオンのように魔術が得意というわけでもなくアレクシスのように重く剣を振れる訳でもないだろう。

 でも、彼を慕い彼のいうこと聞く人達がいる。


「いえ」


 サファイアはふわっと笑った。


「自分でも不思議なほど体調はよくて」


「……そうか」


 嘘ではない。

 フィノスポロスピティから帰ってきたその日は自分でも感じる程興奮していた。でも、翌日もだるさを感じることなく勉強や課題をやりたくて仕方なかった。

 そして、今は目の前の書類が気になる。


「あのこれ……」


 書類を見て机に戻ろうとしていたアシェルを上目遣いで見る。


「やりたいのか……」


「やりかけがとても気になって」


「エリュシオンが帰ってきたらそれだけやらせてもらえ」


 アシェルは眉を上げてアレクシスを見ていたが書きかけの書類を覗いて机に寄り掛かった。


「俺が見るからそれだけやってもいい」


「アシェル!」


 何かで打たれるみたいにサファイアが目を閉じる。


「声を下げろ」


 恨めしく口を押さえたアレクシスは小声で「見学だろ?」と言った。


「途中から字が変わったら気になるだろ? お前より綺麗な字だぞ?」


「…………」


 アレクシスは頭を荒く掻き毟ると立ち上がった。


「トイレ」


 どうやら彼は止めない代わりに見ない事にしたようだった。

 苛立った表情で部屋を出て行ったアレクシスを見てアシェルは苦笑いしていた。


「仲が悪いのですか?」


「いや、たぶんあれは兄の小言みたいなもんだと思う」


 そう言ったアシェルは机に手をつきシシシと笑っていた。


「早くやらないと帰ってくるぞ?」


「あ。はい」


 二人で話すのはいつぶりだろう。

 初めてあった時はとても怖かった印象が強かった。それは、自分の事を考えてくれた事だと知るととても尊敬した。

 いつもやりたいと迷う事を結局は存分にやれと言ってくれる。

 信頼に値する。

 目の前の書類を見据えて集中するとサファイアはさらさらとペンを滑らせた。

 最後まで書き署名をして判を押す。

 書類を処理済みの束に重ねると次の書類を見る。


(確か)


『アシェルの縁談の書類は後でまとめて返す』


 紙をとりそれをまとめている束に重ねた。


「…………」


 最初は微笑ましく見ていたアシェルもサファイアの異様な集中力に真剣な表情になる。

 サファイアが次の書類を見ると承諾と書き判を押していた。

 よく見ると他国から修学院への編入の書類だった。

 意見を聞かなければいけないものに関しては別にしているらしくペラペラと重ねていくと出来るものは全て書き込み処理済みに置いていた。


(ウソだろ……)


 さっきエリュシオンは半刻ほどなにか説明しながら処理の仕方を教えていた。

 そんな短時間でこれだけ処理を出来ている。

 アシェルはサファイアに対して少し恐怖を覚えた。


「サファイア?」


 遠慮がちに声をかける。

 止めた方がいいのか迷っていた。

 届かなかった声はなかったかのようにサファイアは黙々と書類を積み上げていく。

 最後の一枚が終わるとようやくペンを置いてサファイアは顔を上げる。ずっと様子を見ていたアシェルが少し顔色を悪くして自分を見下ろしていた。


「アシェル殿下?」


 首を傾げたサファイアが不思議そうにアシェルを見上げた。


「終わりだ」


「はい」


 目の前の書類が捌けてすっきりしたサファイアを他所にアシェルは背を向けると険しい表情を作っていた。

 集中力。

 記憶力。

 異常だった。


 終わりと言われてサファイアはイスの背もたれに寄りかかり、天井を見上げ飾り絵の丸が気になり数えているとぼんやりしてきた。

 眠いのかと思うとそうではない。

 目を開けたまま目を細めていた。


「ただい……え?」


 椅子に寄りかかりぼんやりと天井を見上げるサファイアを見て帰ってきたエリュシオンが顔を覗き込んだ。

 目の前の書類の処理が済んでいる。


「アシェル!」


 何かを考えて外を見ていたアシェルはエリュシオンの声でサファイアの様子がおかしい事に初めて気づいた。


「サファイア?」


 体を揺するとゆくっくりと瞬きをする。


「…………」


 意識はあるようなのになにも言わなかった。


「これ全部この子がやったの?」


「中途半端が気になるって言い出して……」


「嘘でしょ…………」


 アレクシスがいてまさか手をつけると思っていなかった肝心のアレクシスは部屋にいない。エリュシオンはサファイアを抱き上げて床を蹴った。


「邸に連れて帰る」


「後で戻ってこい。話がある」


 エリュシオンは頷くと燃え上がった紫の炎に飛び込んだ。




 サファイアを横にして寝たのを確認するとエリュシオンはアルフォンスに声をかけてアシェルの下まで戻ってきた。

 話をする為、執務室ではなく応接間だった。

 アレクシスは帰ったのかいなかった。


「サファイアは?」


「眠ってる……」


「どういう事だ?」


「…………」


 エリュシオンは黙ってソファに腰かけるとゆっくり息を吐いて視線を落とした。


「あの子タウマゼインなんだ……」


「は?!」


 何か冗談を言っているのかと思ったがエリュシオンの様子からとてもそうではなさそうだった。

 タウマゼインなんて修学院の講義で少し出てくるくらいの知識しかない。

 世界に影響力のある『奇矯』の種類。

 気づかれてない者から崇められている者まで世界で50人に満たない希少な奇矯の保持者。


「嘘だろ……」


 でも、さっき恐怖を感じたサファイアの様子を見て納得もした。


「あの子はまだ小さいから不完全なんだ」


 エリュシオンが言うには、まだ体が十分に成長していない為、力を発揮するためには短時間であったり許容限界があるらしい。


「なんだってそんな」


「まだ、確定しかねていた段階だったんだよ」


 エリュシオンが知りたい事があると言っていた事を思い出す。

 確かに課題があると言っても今日突然連れてくると言うのは少し強引だと思っていた。

 異常な魔力を保持してタウマゼインもあるとなると事は国内に収まらないかもしれない。

 アシェルは下を向くエリュシオンの胸ぐらを掴むと引っ張って立たせた。


「お前、ちゃんとサファイアに話してやれ。俺は……父上とアレクシスに伝える」


 必要になるのは守る力と本人が理解する事。

 表立って隠すのは好まない。

 でもサファイアは?


「エリュシオン。あいつは1言えば10理解できる。それがあいつ自身を守る事になる」


 アシェルが手を離してニカッと笑うとエリュシオンはアシェルの目を見て太々しく笑った。


「そうだね」


「お前のその顔久しぶりに見た」


 幸せそうに微笑むのも悪くはない。だけど、今のこの状態が持続できるようにそれだけではいけない。

 太々しくあれ。


「あはは」


 アシェルはやっぱり値する。

 エリュシオンはいつものようにカラカラと笑っていた。




 寝苦しくて目を覚ます。

 視界に入ってきたのは闇に浮かぶ三日月だった。

 随分と明るく感じる。

 暑くて寒くて体が重い。

 前だったらひたすら一人で耐えていたのに最近の自分の状況の為か酷く寂しさを感じた。

 自分は弱くなってしまったのだろうか?

 一度ゆっくり瞬きをした後、サファイアは重い体を起こしてもう一度空に浮かぶ三日月を眺めた。

 薄い黄色を眺めて何でもいいからとまくらを抱きしめると、ふらふらする体が倒れてしまわないように壁を伝い安心を求めて部屋を出た。


 頭に霞がかかってうまく考えられない。

 隣にあるエミュリエールの部屋に手をかけて止める。


「…………」


 今が何時なのかも分からないが閑散とした廊下の様子から夜中であると感じるとノブから手を離してサファイアは扉から離れた。

 そのまま先までふらふら歩くと部屋から灯りが漏れていて迷宮の出口に辿り着いたような安堵を覚える。

 そっと扉に手をかけてふわっと暖かい空気に包まれる。随分と部屋を暖かくしている。焚かれている香木でぼんやりする頭でもここが誰の部屋かすぐに分かった。

 部屋を主を探してゆっくり部屋を見回すとソファに座ってる姿が見えた。近づいても気付く様子はない。薄手のシャツを着て彼は本を片手にうたた寝をしていた。


「…………」


 名前を呼ぼうとして初めて声が出ない事に気付く。

 でも、エリュシオンの寝ている様子を見てそうで良かったとサファイアは思った。

 枕を抱えて彼の前に立つとそのままぺったりと床に座り邪魔にならないようにソファに凭れ目を閉じる。

 それだけでとても安心した。





 手が熱いものに触れる。

 驚いて起きたエリュシオンが視点の合わない目で白いもこもこしたものを見てもう一度驚いた。


「え……? サファイア?」


 それが見覚えのある頭である事に気付くと体を起こして彼女の顔を覗き込むが、枕に顔を突っ伏して見る事が出来なかった。

 自分の手を見て恐る恐るサファイアに触れる。


(熱……)


 髪に触れただけなのにそれだけで高熱だと分かるほど熱が伝わってきた。

 なんでここまで?

 サファイアの部屋の隣にはエミュリエールの部屋がある。エリュシオンは何かあればそこに行くとばかり思っていた。


『子供と言うのは今一番誰が自分の味方なのか本能で分かるものだ』


 それは最近兄から聞いた言葉だった。


「…………」


 時計を見て解いていた髪を一度掻き上げるとエリュシオンは立ち上がって慎重にサファイアを持ち上げ自分のベッドにそっと寝かせた。

 それから非常用の紙飛行機を飛ばすと間も無くして寝間着姿に上着を羽織っただけのアルフォンスがやって来た。


「……ごめん。寝てたよね」


「それはいいです。何かあったのですか?」


 この連絡手段は何年も使っていない。それが突然飛んできた為、アルフォンスも少し焦っているようだった。乱れた髪を手櫛で整えてエリュシオンが見ているベッドへ目を向ける。

 顔を赤くして眠っているサファイアを見て近づくと首に触れて体温を確かめた。


「子供の熱は高いものですが、随分高いですね……」


「起きたら突然いてね……薬かなんかある?」


 アルフォンスは口を押さえてサファイアを眺めると静かに首を振った。


「熱冷ましはあるのですが……多少医術の心得があってもサファイア様ほどの小さい体にどれくらいの量を飲ませて良いのかは」


 少し気怠いのかエリュシオンは手で顔を撫でるとため息をついた。


「ルシオ兄に連絡するしかないか……」


 エーヴリルでもいいのかもしれない。だが、騎士団に設置された薬室は本来大人を診るための場所である。

 エーヴリルは口癖のように「体が小さいから薬が使えない」と言っていた。


「熱は上がりきっているのでもう少し夜が明けてからでも良いかもしれません」


 アルフォンスは部屋から出ると氷枕と水差しを持ってきてサファイアの頭の下に置いた。


「別室でお休みになりますか?」


「いいよ。僕が見てるから」


 ベッドの横に椅子を持ってきたエリュシオンを見てアルフォンスが腕を掴んだ。


「いいえ、なりません! 貴方も体調を崩されるでしょう?」


 座って落ち着こうとしているエリュシオンを強引に引っ張り上げる。


「他の部屋はやだよ……」


「では、ここにベッドを一つ持ってきますので」


「他のベッドはやだ」


「…………」


 目を逸らして口を尖らせたエリュシオンを見てアルフォンスは腕から手を離すとサファイアの布団を捲った。


「ちょっと! 止めて」


 慌てたエリュシオンが布団を直すとベッドの前に立ち手を広げた。


「…………」


 何も言わないアルフォンスがエリュシオンをじっと見た。気まづそうに視線を落としたエリュシオンがボソッと呟いた。

 ため息を吐く音が聞こえる。


「それならそのように言ってください」


「……うん」


 その返事が酷く恥ずかしそうでアルフォンスは表情を崩しそうになってしまうのを堪えていた。

 結局、夜明けまでは一刻もあるかないかであり二人とも起きている事になった。エリュシオンはアルフォンスに休んでくるように言ったが頑として聞かなかった。

 早めの朝食を運ぶとエリュシオンは頬杖をつき眠っているサファイアを不思議そうに見ていた。


「どうしたんです?」


「養子にする時に可愛がれないと思ってだんだよね」


 自分は子供が好きではない。

 我儘で騒がしくて意味がわからない生き物。


「可愛がってもらった記憶があるからではないですか?」


 可愛がれないと思っていたとは今はそうではないという事。

 アルフォンスが静かにテーブルに食事を並べて微笑んでいた。


「なんか思想家みたいだね」


「一応長く生きていますから」


「ありがとう」


 何に対してか?

 でも、そう言いたくなった。

 エリュシオンは立ち上がり机で二通の手紙を書くと飛ばしてから食事の席についた。


 笑っていても通っていなければ笑顔ではない。


 よく笑うようになりましたね。


 アルフォンスは言おうと思ったがやめた。その代わりに自分も慈しむような笑顔で返した。


 ルシオからは少しして『4の刻迄に準備しておく』と返事が来た。もう一通の返事はまだ返事がないが恐らく大丈夫だろう。

 アルフォンスがサファイアの氷枕を変えると寝苦しそうに寝返りをうって掛布を直す。


「随分伸びましたね」


 サファイアの象徴のような白金の髪が朝日を浴びて細やかな陰影つけている。


「初めて会った時もこのくらい長くてね」


 その時は灰色にしていた。

 自主的に隠していた髪の色。

 それを隠さないようにアシェルに言わせたのは自分だ。

 無力であるのをいい事に……

 本当は静かに過ごすつもりだったのを無理やり引き摺り出したのは自分だった。


「…………」


 ごめんね。

 それでもサファイアは許してしまうんだろうと思うと対価として自分ができる事を考えて柔らかい髪に手を埋めた。

 閉鎖的な環境に敢えて身を置いていた理由。


『彼女は私達が思っているより自分の事をよく知っている』


 その通りだとエリュシオンは思った。


(ごめん……)


 それでも、エリュシオンにはサファイアを養子にする事でエミュリエールを還俗させる理由があった。



 3の刻半にエリュシオンは身支度を済ませてサファイアを抱える。


「少し早いけど行ってくる」


「お気をつけて」


「アルフォンスも少し休んでね」


「お言葉に甘えて」


 エリュシオンが魔法陣を出して転移する。


『いや随分と丸くなったと思って』


 飛んで行った後残されたアルフォンスはエミュリエールがサファイアに言っていた言葉を思い出していた。

 きっと良い風が吹く。

 そう思ってそろそろ起きてくるエミュリエールの為に応接間へ向かう事にした。

サファイアが風邪をひきました。

皆さんも風邪にはお気をつけてくださいね。

タウマゼインというのは驚異的という意味てすが、自分を取り巻く環境を何故なのだろうと自問する様子なのだと私は理解しました。

何故時計は60分なのか?何故水は上から下に流れるのか?

すみません。たまに変な事を言う私も普通の人です。

いうに言えない人の心理。

熱を出してソファに凭れているサファイアを見たエリュシオンの「…………」は「声をかけてくれれば良かったのに……」という無言。

そして言えなかった言葉は仕草や表情に現れます。

そんな小説が書きたい!

どの小説でも無言の意味を考えるのは楽しいのです。皆さんも是非考えてみてください。

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