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座敷童と僕  作者: 黑みりん
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 昨日は一日雨が降っていた。そのせいか、今朝の空気はいつもと違い澄んでいて気持ちが良かった。新しいマンションに移り住んで一カ月、僕は今日も日課となっている朝のランニングをしていた。一カ月と言えば短いような気もするが、驚いたことに景色は少しずつ変わっていった。

 新しい家も建ち始めれば、昔から営業をしていたであろう店がつぶれたり、環境は変化していった。変わらないものと言えば、いつまでも子供のままの自分と僕の貯金額くらいのものだろう。

 そんなことを考えていると、もうマンションに帰ってきてしまっていた。気分が晴れやかだとこんなにも時間が経つのは早いのだろうか?と、思いながら階段を上がる。

 自分の部屋にたどりつき扉を開けようとしたとき、ふと、隣の部屋に目がいった。そこは、僕が来る前から誰もいない部屋らしいのだが、今でもまだ誰も来ないらしい。このマンションに住んでいるのは大家さんと僕の二人だけだった。人が増えれば僕としてもうれしいのだが、まだ誰も来る予定はないそうだ。

 早く誰か来ればいいのに・・・、そう思いながら僕は自分の部屋の扉を開けた。

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