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黒猫と青猫のワルツ  作者: にゃん椿3号×オカザキレオ
5/10

「はっぴーたーん」 Written by にゃん椿3号


「はっぴーたーん」


あなたとわたし


どこか似ていて

お互いに意識しすぎて

いつだって天邪鬼


同じものを見て笑って

同じものを聞いて喜んでいるのに


ふと目が合うとそっぽを向いて

ありえないぐらい不機嫌を装って

なぜだか臨戦態勢になってしまうの


あなたのターンはいつも一撃

わたしのターンはいつも連撃


はじき返したくないのに

気持ちを裏切る素直じゃない行動

条件反射で繰り出す 口撃 攻撃

勝っても負けても つのるイライラ


そろそろ降参してよ

それとも降参すればいいの?


お願いがあるの

あなたの指先でターンエンド

可愛くない言葉を縛ってちょうだい


わたしも指先を伸ばして

あなたの唇を押さえてみるから


無言のまま 手に手を取って 

今宵はワルツを踊りましょう


くるり くるくる

猫の眼みたいにクルクルと

めまぐるしく移り変わるターンは

攻撃なんかより楽しいダンスがいいの


どこまでも素直じゃない 

あなたとわたしだけど


くるりくるくる

手に手を取って踊りましょう

夜が明けるまで繰り返したい

軽やかな ハッピーターン


無言でも鼓動が語り

沈黙は言葉より雄弁になるでしょう


素直になる夜の魔法が

朝になっても続きますように



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