第6限目 誰にでも禁句ってのはあるんだよ!!
体調完全復活イヤッホォォォイ!!!
この話からちゃんと部活します。
「うっわ・・・いつにも増してきたねーな・・・。」
はいどうも皆さん、ウチこと雪田綺璃はやっと部活動を開始しましたよ。ただ今ほうきを手に体育館の入り口辺りにいますよ。
まあ4話でも言ってたとおり、ウチは“駆逐”と書いて“そうじ”と読む“駆逐部”に所属しています。
由美先輩いわく、先生達が『校外では真面目な方の漢字にしてくれ。』って去年土下座までされたらしいから、“掃除部”とも言うけど。
基本的に平和なときは“掃除部”として活動している。こっちのときの活動は、名前どおり校内を掃除する。ただそれだけだ。
今はフツーに掃除しているから他人から見たら“掃除部”だな。
じゃあもう一つの“駆逐部”とは何か。
正直言うと、説明がめんどくさい!!
なんか実際の現場を確認してもらった方が早いと思うんだよね・・・何か事件とか起きないかなー
起きてもめんどくさいけどー。
「おいマジでコイツうけるわーー、金めっちゃ持ってるし!!」
お、キタこれ・・・やっと“駆逐部”として活動できるわ、キタこれ♪
とりあえず現状確認として物陰に隠れてっと・・・・・・。
「うぅ・・・・・・」
あー・・・これは見た感じ金盗られてるのな・・・1年生が・・・3年生に??え、あれ3年なの??片方はともかく、もう片方ハゲなんだけど・・・
てかもう1年生の男子がもう半泣きだよ・・・お母さんに怒られたあとの小学生みたいだよ・・・ てか6話にしてもう“善人”出てきてるよね・・・一部の一人が登場しちゃったね・・・
「ちょ・・・2万とか・・・何に使うんだよ・・・。」
「学校にこんな大金持ってきちゃいけませんよ~(笑)」
「・・・・・・」
うん、さすがに2万円は持ってきすぎよ少年・・・高校に2万円とか・・・あの少年は半バカなの?金持ちなの??
「・・・・・すか・・・」
「あ??何だよお前、こんな金のあるお坊ちゃまなんだからさ、2万ぐらい庶民にくれても良いだろ??」
「それとも何か文句あんのかテメー。」
おー、あの少年ついに反論すんのか?見直したよ。少なくともあの変態よりは良いやつと見えるよ。
「どうしてそんなにお金が欲しいんですか?そんなにお金で女の人を釣りたいんですか?とゆうかお金で女の人が釣れるってホントですか??」
「「・・・・・・」」
・・・え・・・ちょ・・・バカなのあの子・・・ホントにバカなの・・・??フツーそうゆうのは大人(親)に聞くもんだよ??
「それともそんなに強力な育毛剤でも買うつもりですか??大丈夫です!!そのハゲた頭もいいと思いますよ!!」
「な・・・・・・」
いやー、ちょいまち??わかったよ、あの少年は勇気がある。勇気があるバカだ。まさか先輩にハゲという単語を出すとか・・・(笑)ウチも出してるけど。
「お・・・おいテメーなめてんのかよ!!しばくぞゴルァ!!??」
「・・・・・・」
あーあ・・・ハゲじゃない人頑張ってる・・・
んでハゲの方はもう黙り込んでるよ・・・大丈夫かあのハゲ・・・
「育毛剤か・・・それも・・・有りだな・・・(真顔)」
・・・・・・
「ブッフォ・・・!!」
あ・・・
「「「!?」」」
バレちった★
「な・・・何だよテメー!!」
んじゃ・・・バレたところで・・・
「駆逐部でぇ~す。」
一仕事といきますか。