第4限目 手に入れた平凡と、ツッコミと、先輩(ロリ)
キターーーーーーーーーーーー!!!!!
ついに自由キターーーーーーー!!!!!
待ってたよマイ自由、ありがとう神様、ウチに自由を返してくれて。
これでやっと部活に行けるよ・・・
「こんちはーー」
「あ、遅かったな雪田。」
「おぅレオ兄、察してくれ・・・」
レオ兄とは、同じ部活かつクラスメイトの夕湫レオという、頼れる(?)兄貴的存在だ。
運動神経が良いらしく、勉強もできるらしい。
そんな文武両道な人間はあの変態ヤローとは(一応)幼馴染らしい。
ちなみに変態コンビも同じ部活っす。
「・・・お前も苦労してんな・・・・。」
「じゃあ助けろや・・・」
「めんどいから断る。」
何だ・・・レオ兄はニートだったのか。
とにかくレオ兄はウチの中で楽に接することができる。
「そういや雪田、先輩見なかったか??俺が部室来たときにいなかったんだよ。」
「は!?あのパソ厨の部室警備員と呼ばれてる先輩がいないだと!?」
いつも小さくて気づかないけど、まさか今日はホントにいないだなんて……
たしかに今日はツッコまれなかったなぁ…
「呼ばれてるっつーか、お前が勝手にそう呼んでるだけだけどな・・・。」
「そんなこと無い!!きっとあの変態 姉妹もそう呼んでるはずだ!!!呼んでると信じてる!!!呼んでなくでも実力行使で・・・」
「いやダメだろ!?とりあえず先輩探さないと・・・」
「そっか、見てる人がいなくても読者の為に“駆逐部”について説明しなきゃだしな!(ポンッ」
「大人(仮)の事情を暴露してはいけませんよ雪田くん??」
「じゃ、そーゆーことでレオ兄探してきて。いってらっしゃい」
「どーゆーことで!?どこにそーゆーことの要素があった!?」
「え?どこにあったの??」
「え・・・どこだろう・・・きっと俺の鞄の中に・・・ってねーよアホ!!」
おー・・・さすが文武両道(特にツッコミスキル)のレオ兄、すばらしい乗りツッコミだ・・・
さあそんな会話を繰り返すこと数分・・・
「13分だぞ。」
何だ…レオ兄は人の心をのぞけるのか…デラワロス……
「違うよ、12分43秒79だよ。」
「細けーよ!!」
それが現実です。
ヒョコッ…
「そーよ細かいわよ雪ちゃん!!時間なんて大ざっぱでいーの!!人間なんだもの!!」
ん??横から何かが…
「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」」
「ちょ・・・驚きすぎ2人とも・・・それが先輩に対しての反応ですか・・・」
「だって先輩急に出てくるから・・・下からヒョコッと・・・身長デカ組のウチらにとってはなおさら心臓に悪いですよマジで。」
「おい雪田・・・いくら先輩が小さいからってそれは遠まわしに禁句を言ってるようなもんだろ・・・フッ・・・。」
「夕ちゃんの方にいたってはさ、はっきり言ってるよね・・・包み隠さずに言ってるよね・・・しかも最後に鼻で笑ってたよね・・・。」
はい、いい加減に紹介します。
ここにいる低身長さんは、2年生で我らが部長の町田由美先輩。自称ヤクザのボスの姪っ子らしい・・・ブハッ・・・
そんな自称ヤクザのボスの姪っ子先輩はパソ(パソコン)厨部室警備員なんですよねゲハハ・・・
そして見た目はロリですギャハハ・・・
「なんか雪ちゃんに貶されてるような気がするんだけど気のせい??」
「はい気のせいですよ(笑)」
「うんすばらしい嘘をありがとう。」
とりあえず先輩も見つかったことですし・・・
「この部活の、“駆逐部”の説明してくれませんか先輩。」