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幼なじみお姉さんと放課後デート

 次の日、俺は今雫姉さんと学校に行くために一緒に歩いている。


「きーくん今日の帰りに放課後デートしよ!」


 と雫姉さんはとても可愛い笑顔でそう俺に言った。


「いいよ。どこに行く?」


「本を買いたいからいつものショッピングモールで!」


「わかった」


 雫姉さんは本が好きでたまに放課後、俺と一緒に買いに行く。

 俺たちはその後も話しながら学校まで歩いた。


 学校に着き、雫姉さんと別れる。


「きーくん! またあとでね~!」


 と雫姉さんはそう言いながら、歩いて行った。


「またあとで」


 雫姉さんと別れたあと、俺は自分の教室に向かった。

 ガラガラと教室の扉を開け中に入る。


「よっ! 貴一おはよう!」


 と友達の正吾が話しかけてくる!


「おはよう。正吾」


「なぁ貴一、今日ゲーセン行かね?」


 と俺を遊びに誘ってくれる。

 だが今日は、


「ごめん正吾、今日は雫姉さんとショッピングモールで放課後デートだから」


 と俺は断った。


「ほ、放課後デートだと!!」


 と正吾は大きな声でそう言った。

 するとクラスの男たちはこちらをにらみつけてきた。


「正吾。俺お前のせいでにらみつけられてるんだけど。」


「お前が森山先輩と放課後デートなんてするからだ!! なんてうらやましい!! 俺もあんな美人な彼女がほしい!!」


「雫姉さんは彼女じゃないけど」


「もう彼女みたいなもんだろ!! 毎日一緒に学校の登下校をして、毎日お昼休みには一緒にご飯食べて、今日は放課後デートだろ!! お前そんなにイチャイチャしてたらもう変わんねえよ!! なんかもう二人からあまあまオーラが出てるんだよ!!」


 と正吾が大きな声で言う。

 するとクラスの男子と女子全員がうなずく。

 仲良いなこのクラス。それになんだよあまあまオーラって。


 そんなことを話していると、チャイムが鳴った。

 はぁ授業やだな。


 時間が進みお昼休みの時間になった。

 すると今日も雫姉さんが来て、


「きーくん一緒にご飯食べよ!」


 と明るく俺に言った。


「わかった。いつもの場所で?」


 と俺が聞くと?


「うん!」


 と雫姉さんは笑顔でそう言った。


「出てるぞ!! あまあまオーラ!!」


 なんて言葉を聞きながら俺は教室を出た。




「どう? おいしい?」


 と雫姉さんはお弁当を食べている俺に聞いてきた。


「うん。おいしいよ」


「よかった!」


 今日も雫姉さんの手作り弁当を食べる。

 雫姉さんのお弁当は本当においしい。特に卵焼きが好きでもう全部食べてしまった。


「きーくんって卵焼き好きだよね!」


「うん。好きだよ」


「じゃあ! はい! あーん!」

 と雫姉さんは自分のお弁当に入っていた卵焼きを箸でつまみ俺に向かってあーんとしてくる。


「あ、あーん……」

 と俺は恥ずかしいがあーんをしてもらう。

 すると雫姉さんはそんな俺を見て、


「えへへ、なんか恥ずかしいね……」

 と俺に言ってくる。

 雫姉さんがやってきたのに恥ずかしかったらしい。

 照れてる雫姉さんは可愛いなと思いながら、あまあまオーラとはこれかと俺は理解した。


 俺は、お弁当を食べ終わり今教室にいる。お昼休みも終わり授業中なのだ。

 やだな授業。はやく終わって放課後デートしたいな。

 なんて思いながら俺は授業を受けた。


 チャイムが鳴り、授業が終わる。

 やっと放課後デートの時間だ。俺は帰り支度を済ませ教室を出ようとする。

 すると雫姉さんがやってきて、


「きーくん! デートしよ!」

 と可愛いらしい笑顔で言った。

 やっぱり雫姉さんは可愛いなと思っていると後ろからまたあいつが叫んだ。


「貴一!! なんでおまえだけ!!」

 とうるさいなぁとあいついつも叫んでいるなぁと思いながら雫姉さんに話しかける。


「わかった。デートしようか」


「うん!」


 今俺と雫姉さんの放課後デートが始まる。


 俺たちは学校を出てショッピングモールに向かった。


「ありがとね! きーくん! デートしてくれて!」


「こっちこそありがとう。デート楽しみにしてたよ」


「えへへ、よかった! 楽しみにしてくれてたんだ!」


「うん。はやく授業が終わらないかなって」


「それってきーくんが授業嫌いなだけなんじゃないの」 


 とジト目で見てくる。


「アハハ、違うよ本当に楽しみだった」 


 と笑いながら俺は返した。


「本当?」


「本当だよ、雫姉さんとのデートはいつも楽しいから」


「じゃあよかった!」


 と明るく笑いながら雫姉さん言った。



 楽しく雫姉さんと話しているとショッピングモールに着いた。


「今日はどんな本を買うの?」


 と俺は雫姉さんに聞いた。


「恋愛ものだよ。きーくんも読む?」


「うん。また今度貸して」


 と話しながら本屋に向かって歩いて行く。


 本屋に着き雫姉さんは目的の本を探しに行った。

 俺はなにか面白い本はないかなと、本屋の中を歩き回った。


「きーくん!なにか面白そうな本あった?」


 と本を買い終わった雫姉さんは俺に聞いてきた。


「うん。これ面白そうだと思うから買ってくるよ」


 と俺はバトルマンガを雫姉さんに見せた。


「面白そう!また今度見せて!」


 と雫姉さんは言う。

 雫姉さんは本当に本が好きで、マンガや小説、ライトノベルなどなんでも見るのだ。


 本も買い終わり、俺たちはショッピングモールの中を歩き回る。


「どうかな?きーくん。似合うかな?」


 と雫姉さんは服を手に持ち俺に聞いてきた。


「似合ってるよ。かわいい」


 と俺が言うと雫姉さんは、恥ずかしそうに、


「えへへ…ありがと…」


 と言った。

 かわいいと言われたのが恥ずかしかったんだと思う。そんな雫姉さんもかわいい


 その後もショッピングモールをぶらぶらと歩いた。時間もたち、そろそろ帰る時間だなと思っていたら


「ねぇきーくん! 最後にフードコートでアイス食べよ!」


 と雫姉さんは言うので俺たちフードコートに向かった。


 フードコートでアイスを買った。

 俺はチョコアイスで雫姉さんはバニラアイスだ。二人でアイスを食べていると雫姉さんが


「きーくん! あ、あーん……」

 と俺に向かって、照れながら口を開けて待っていた。

 俺のチョコアイスが食べたいらしい。そんな雫姉さんもかわいいかった。

 

 放課後デート最高。

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