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怪談1

作者: 木野

 大学一回生の頃Uberの配達やってた時の話。

 Uberのアプリってたまにバグで位置情報が実際の住所とずれてる時があるんだよね。ある夏の日、もう夜だしあと一軒やったら帰ろうかな、なんて考えてたらそのバグに遭遇しちゃって。地図上の赤いピンの所についても指定のマンションがなくて、グーグルマップを頼っても土地勘がないもんだからどうにもたどり着けなくて、キョロキョロ周りを見ながら立ち往生してた。

 そうしたら優しそうなお爺さんが「ここらへん山に近いから迷っちゃいますよね」なんて話しかけてくれて、事情を説明したら「メゾン○山ならそこの道を真っすぐ行ったらありますよ」って教えてくれた。

 親切な人がいるもんだな、なんて思いながら言われた道をずっと真っすぐ進んだんだけど、一向にたどり着かない。それどころかどんどん明かりのない山奥に進んでく。「あれ?」と思って来た道を戻ってグーグルマップでマンション名を調べたら、地図の向きを勘違いしてたことがわかって、どうにかマンションに辿り着けた。無事料理を届けたあと、ふと思い立ってグーグルマップでお爺さんが教えてくれた道を見たら、言われた道の突き当りにあったのは有名な心霊スポットだった。


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