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デパート

少女はデパートへやってきました。


少女フィユはデパートに来ました。

デパートの生き物売場では、魚が1匹1匹ビニール袋に少量の液体と一緒に入っています。フィユはどれにしようか2時間ほどじっくり悩んでから水色をした子を選びました。

水色の子は小さなアメジストの目でフィユをじっと見ています。フィユはそれを愛おしく思い、彼にイルカと名前をつけました。

そして、金魚掬いの景品入れのような小さなビニールに少量の液体ではイルカがかわいそうだと思ったので、エレベーターに乗ってプールのある階へ行きました。


プールにはいつものように、流れるプールでたくさんのカラフルな深海生物と古代の生物が泳いでいます。彼らは大きく、フィユはそこはイルカにはまだ早いと思ったので、小さな子供向けのプールに向かいました。

フィユはビニールから子供向けプールにイルカをそっと入れます。イルカは生まれて初めてビニールの外に出れて、とても嬉しそうに気持ちよさそうにしました。キュイキュイ鳴きます。

イルカは尾びれと背びれを生やして、まるで本物のイルカが5cmに縮んだようです。


フィユはゴーと手をまっすぐに伸ばして言いました。イルカはまっすぐにすいすい泳ぎます。フィユがジャンプと叫びました。イルカはジャンプをします。フィユはイルカの可愛さと賢さに感激してイルカに感謝のキスをしました。フィユはイルカを大好きでイルカもフィユを大好きです。二人はずいぶん長い間一緒に遊びました。


フィユのママがプールにやって来ました。フィユを探してプールまで来たのです。イルカを手に乗せてフィユはママに見せます。


「ママ、見て。かわいいの」


「ヒルなんて危ないもの飼えないでしょ。血を吸う生き物なのよ?」


「ちがうの。ヒルじゃなくてイルカなの」


ママはフィユの主張を聞いてくれません。

フィユはイルカを撫でます、イルカは指にすりすりしてきます。血を吸うようなことはありません。


ママはいなくなりました。

ママが居なくなって、フィユはヒルについて思い出しました。

ヒルは前に、このデパートに来たときに生き物売場で買った魚です。

真っ白でメンダコのような形をして居て、イルカほど賢くはありませんが可愛い友達でした。ヒルが死んだことを思い出してフィユは悲して涙を流しました。フィユはイルカには死んでほしくないと思い、飼うことを諦めます。

イルカにばいばいと言いました。

イルカは寂しそうにフィユを見送りました。


フィユはエレベーターに乗ります。8階につきました。8階はバンドのグッズが売られています。フィユはうちわを買いました。全く欲しくなくても周りの目があったので買いました。

またエレベーターに乗ります。エレベーターが止まり、フィユは降ります。化粧品コーナーです。

何もない木箱の中のような個室に、窓が8個あります。8個の窓がそれぞれのコスメブランドの窓口です。美容部員の手たちがフィユにこれはいかがですかこれはいかがですか窓口から商品を薦めてきます。

フィユは少し怖くなったのでドアを開けて逃げようとしました。


ドアを開けると魔女が居ました。魔女はピンクのドレスに赤い口紅で模様をたくさん描いたものを着ています。

魔女が使える魔法は3つあります。手から薔薇を生み出す魔法、手から炎を出す魔法、宙に浮く魔法です。魔女は手から炎を出し、全てを燃やし尽くしました。



「デパート」おわり

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