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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
ウィザードオーブ戦争
992/1718

#945 星座となった英雄

扉を開けて、次の部屋に中に入るとそこは満天の星空に決闘場がある部屋だった。もうこの時点で嫌な予感しかしない。わざわざ空を設定したということは空中戦を意識しているに違いないからだ。


そして俺の危惧は現実となり、星空からスターペガサスに乗った金髪碧眼のイケメン英雄が現れた。


ペルセウス?

? ? ?


スターペガサス?

? ? ?


ちょっと待って欲しい。ペルセウスが最後の敵じゃないの!?俺はてっきりミノタウロスを倒したテーセウスとかが来ると予想していたんだけど、完全に読み違えた。


「我が名はペルセウス! 女神アテナ様から神盾イージスを授かりし、大英雄である! その恩義に答え馳せ参じた! さぁ、現代の英雄よ! この私に見事勝利して見せよ! さぁ、最強の召喚獣を選ぶがいい」


あぁ…自分に酔っている感が伝わって来る。なんで二番目で最強の召喚獣を出さないといけないんだろうか?こいつを見ていると鶏になった神様を思い出す。


ただ相手がペルセウスであることを考えると全力戦闘はやむを得ない。そもそも俺が最後だと思っていた敵なのだ。


まずペルセウスはゼウスの子供。この時点でまず規格外だろう。そして蛇女の怪物で知られているメデューサを討伐し、ケートスも討伐している大英雄と言っても問題ない英雄だ。


武器はヘーパイストスに作って貰ったセフォネが装備しているハルパー。ただしこちらは鎌というより刃が湾曲した剣だ。こちらの方が神話と会っている。俺もこの形を依頼しようとも思ったんだけど、実戦を考えると普通の鎌の方がいいと判断したんだよね。


他にはアテナ様から授かった青銅の盾。このゲームでは鏡の盾で名前はイージスと言うみたいだ。誤解がないように言っておくとイージスはアテナ様が持っている盾アイギスの英語読み。つまりこのゲームではわざとペルセウスに授けた盾とアテナ様が装備している盾を分けたということだ。


この盾はメデューサの石化の魔眼を反射したとも言われている盾だから全反射は間違いなくあるだろう。他には姿を消せるハデスの隠れ兜、翼があるサンダルで飛行することが出来るタラリアなどが知られている。


まずスターペガサスがいる時点で光速の飛行戦闘が出来ないとまず勝負にならないだろう。俺は近衛を使えば雷の速度までは出せるけど、スピカに騎乗するのがセオリーだと思う。後は光速戦闘が出来るメンバーとなると自然と決まって来る。


俺が選んだのはリリー、イクス、ブラン、アリナ、スピカ。このメンバーが俺が考えたペルセウスの最適編成だ。それを見たペルセウスは歓喜する。


「風と光のドラゴニュートに天使と異星の機械人形! しかも私と同じスターペガサスを選ぶとはな! どうやら君は人を見る目はあるようだ! 実に面白い! お互い死力を尽くし、最高の戦闘を楽しもうではないか!」


ノリノリだな。俺はスピカに乗り、みんなに簡単な作戦指示を出す。そしてペルセウスたちがいる空へと上がり、陣形を整えて武器を構える。


「準備はよいな? では、よくぞ! スターペガサス!」


いきなり超連携を使って来た。ならばこちらも行く!


「スピカ!」


二匹のペガサスの角が激突し、お互いに弾かれると同時に態勢を横向きにして俺の近衛とペルセウスのハルパーが激突する。その隙にリリーとブランがバフの準備をする。


「私のハルパーと競り合うか!」


リリーたちがペルセウスに攻撃を加えるとペルセウスはこれを後ろに下がって、リリーたちの魔法を確認するとハルパーを構える。


「神技! ムーンサイクルミーティア!」


三日月の光が無数に放たれ、回転しながら向かって来た。剣から放たれたから斬撃だろう。


「数が多すぎます!」


「俺がやる! 百花繚乱!」


俺の百花繚乱とムーンサイクルミーティアがぶつかり合うが単発の威力で百花繚乱が負けて、押される。しかしここでリリーとブランの魔法が発動し、押し返す。


しかし百花繚乱が切れて残った斬撃が俺に迫って来るとリリーたちが乱入し、残りの斬撃を防いでくれた。


「いい技、いい仲間に恵まれているな。それでこそ私が戦うに相応しい!」


「ごちゃごちゃ五月蠅いの!」


「アリナに同意します!」


アリナのレールガンの短剣が一瞬で全て弾かれ、イクスの射撃はイージスに吸い込まれると火力が倍になって、返して来た。あれがイージスの能力か。


アリナに風波動をお願いするとこれをペルセウスは避けた。反射してくれれば良かったんだが、避けられたことで光だけか波動やブレスも反射してくるのか分からない。簡単には情報をくれないところは流石だな。


それならこちらは反射されることを前提で攻めるしかない。俺はイクスにデウスツインエネルギーブレードでの戦闘を指示し、他の皆には物理攻撃で攻める。


しかしここで俺たちの攻撃をペルセウスは完璧に対処して見せた。その原因がスターペガサスの騎乗技術だ。どれだけスターペガサスに蹴られたか分からない。それでも対応出来たのはブランとアリナの時間遅延が大きい。


しかもペルセウスは俺たちがどれだけ挟んでも立ち止まらず、どちらか一方に向かって来た。そしてすぐさま一人を捌き、振り返ってから背後から迫る一人と対峙する。残り全員が向かってくると距離を取り、遠距離攻撃をしていた。これを徹底している。


その遠距離攻撃も多彩で流星群、レーザーフレイヤーのような光線を放つ光の球、更に当たる直前に動きが急に鋭く変化する星弾、ゼウスの子供だからか雷霆、雷轟など使って来た。


アリナがなんとか飛行を封じようとしているとそれをうざったく思ったのか、アリナが狙われる。しかしアリナの空中回避能力は凄まじかった。次々、ペルセウスとスターペガサスの攻撃を躱していた。だが、見せすぎると当然対応されて、スターペガサスに蹴られていた。


両者ともに魔力が無くなるほど、激闘をするとペルセウスが回復アイテムを取り出したので、こちらも回復する。それを見たペルセウスは攻撃せずに挑発してくる。


「ふふ。どうした? もう終わりか? 私はまだまだ本気を出していないぞ?」


「だろうな」


幸い全員がペルセウスとスターペガサスの動きに対応は出来ている。ペルセウス自身に今のところ隙は無い。こうなるとまずはスターペガサスから倒していくのがセオリーだろう。ただ何度もしようとしているけど、スターペガサス自体がそもそも強いんだ。


俺はスピカから一度降りて、全員に指示を出す。


「どどどどーんなの!」


「ふん!」


アリナが熊童子の雷鼓を叩いて、無数の雷弾を放つがペルセウスのスターペガサスに撃ち落とされる。すると今度はリリーとブランがペルセウスに襲い掛かる。


「やぁあああ!」


「はぁあああ!」


「甘い…ッ!? 英雄障壁!」


「閃影!」


ペルセウスが英雄障壁を発動させるが俺が狙ったのはペルセウスではなく、スターペガサスに装備されていた黄金の(くつわ)だ。


「狙いは悪くない。だがこれも女神アテナ様から授かったものだ! 切れはせん!」


「ヒヒーン!」


俺はスターペガサスに吹っ飛ばれる。アテナ様がペガサスの黄金の轡を与えたのはペルセウスではなく、ベレロポーンという英雄だったはずだぞ。


「まぁ、いいや! 星震!」


「そこです!」


俺はぶっ飛ばされながら蹴りで星震を放ち、イクスがデウススナイパーエネルギーライフルを放つ。


「よい攻めだ…その攻撃、受けてやろう! イージス!」


ペルセウスは星震を受ける選択して、イクスの攻撃はイージスで俺に向かって攻撃してきた。俺は手を伸ばすと背後から走って来ていたスピカの手綱を握り、スピカが星角でデウススナイパーエネルギーライフルの弾き、そのまま突っ込む。


「随分荒々しい騎乗をするな! 空振!」


リリーとブランが吹っ飛ばれ、ペルセウスが超連携を使ったその瞬間、圧倒的な速度でスターペガサスの側面から襲い掛かったのはアリナだった。


「何!? しま!?」


これで超連携はキャンセルされた。スピカの星角がペルセウスのスターペガサスの首に入り、俺はスピカの鞍を蹴り空中で一回転しながら近衛を上段に構える。


「らぁ!」


「ぬぅ! はぁ!」


俺の一撃は弾かれるが入れ替わるようにリリーが構える。


「天涯両断!」


「く!」


「はぁ!」


「やむを得ないか!」


ブランが槍でスターペガサスの腹を貫いたところを見たペルセウスはスターペガサスの騎乗を諦めた。それを見たアリナ、ブラン、スピカは下がり、リリーの一撃がスターペガサスに炸裂する。


そのまま決闘場に叩きつけられたスターペガサスにイクスが狙い撃つ。


「デウスエネルギーキャノン! 狙い撃ちます!」


更にスピカがここに加わる。一方俺とリリー、ブラン、アリナはタラリアで飛行するペルセウスと相対してた。


「なかなかに容赦ない」


「油断が無いと言って欲しいな」


「なるほど。確かにその方がしっくり来る。訂正しよう。そしてスターペガサスから見事私を下した君たちは私が本気を出すに相応しい相手と認めようではないか! 行くぞ! 英雄解放!」


ペルセウスが本気になる。俺たちも切り札を使おうとした時だ。俺はペルセウスの蹴りを喰らい、星震でぶっ飛ばされる。よ、容赦ねー。


更にハルパーが巨大化し、それを神速で振るって来た。咄嗟に俺は転がると俺がいた決闘場が一瞬で真っ二つに割れる。


ハルパーは百の目を持つ巨人アルゴスの首を跳ねて暗殺している。あんな剣でどうやって巨人の首を跳ねたのか疑問だったけど、単純に剣自体が大きくなるなら首を跳ねることも出来るだろうな。


「タクト!? きゃ!?」


「これ以上はやら…きゃ!?」


「ピンチ…きゃ!?」


「ヒヒン!?」


リリーたちも一瞬でぶっ飛ばされ、ペルセウスが俺の所に来たところにイクスが神バリアで守りに入ってくれた。


「マスターはやらせません!」


「いい心がけだ。しかしその力があるかな? はぁあああ!」


「ッ!?」


ハルパーを受けた神バリアがひび割れる。これにはイクスが驚愕するが不死の神様でも殺せると言われている武器だ。神の力とは相性が悪いのかも知れない。


「イクス!」


俺はイクスを抱いて、横に飛び、斬撃を躱すが蹴りでぶっ飛ばれる。


「これが英雄ペルセウスか…」


「こういう風に抱かれるのも悪くありませんね」


俺はイクスを庇って後ろから抱きしめている感じとなっている。


「そんなこと言っている場合じゃ」


「終わりだ」


ペルセウスがイージスを天に掲げると天空に魔方陣が描かれる。描かれるのはペルセウス座。


「止めろ! ブラン!」


「魔法無効!」


ブランが魔法無効を発動させるが弾かれる。


「もう遅い。私を楽しませてくれた礼だ。本気を見せてやろう。イージス! 伝説解放!」


ここで伝説解放を使うだと!?一体何をするつもりなんだ!?とにかく止めないと…しまった。イクスがいるから飛び掛かれない。俺の大馬鹿!


『リリー! ブラン! アリナ! エンゲージバーストだ!』


ペルセウス座からとても星座魔法とは思えない禍々しい光がペルセウスに…いや正確にはイージスに落ちる。そしてその光をイージスは吸収してしまった。しかしこちらもリリーたちが間に合った。


「「「「エンゲージバースト!」」」」


「無駄だ! 受けるがいい! 我が英雄技! アルゴル・パンデモニウム!」


イージスから禍々しい光がフィールド全てに発生し、スピカとイクスそれにペルセウスのスターペガサスまで石化する。


「ふふ。これこそメデュー」


「おらぁ!」


「ぐぶほぉ!?」


エンゲージバーストした俺たちが粋がっているペルセウスの顔に全力パンチした。


今回のエンゲージバーストは緑が基準の鎧で関節部が黄金となっており、背中の羽はリリーとアリナ、ブランの八枚の翼となっている。武器は手にはなく、腰に近衛。それ以外の武器はいつも通り周囲に展開されている。


「馬鹿な!? 何故石化しない!? 神の加護すら無視して石化する技のはずだぞ!?」


『天拳!』


「がは!? ちょ、待て」


「おらおらおら! さっきまでのお返しだ! そして! こいつも返すぜ!」


『全反射なの!』


俺たちの手から先程と同じ光線が放たれる。


「何!? 絶対防御!」


これをペルセウスは辛うじてガードした。


「なるほど。君たちの中にも光吸収を持っている者がいたのか」


「あぁ。残念だったな。ペルセウス」


どうやらイージスにも光吸収があるようだ。アリナはペルセウスの攻撃をずっと避けるか迎撃を選択していたから完全に虚を突いた形となった。


そしてこう言っている俺だが、正直に告白しよう。助かったのは偶然だ。アリナがエンゲージバーストした後すぐに光吸収を発動してくれなかったら、終わってた。


『アリナをもっと褒め称えるといいの』


『アリナちゃん、凄ーい』


『見事な判断です』


『ま、まぁ。これぐらい余裕なの』


あ、偶然だ。エンゲージバーストをしているから分かってしまった。ペルセウスが笑む。


「そうでもないさ。こうなっては仕方が無い。私の必殺技まで耐えきった君たちにはこれを使ってもいいだろう」


ペルセウスの兜が黒い兜になる。あれがハデスの隠れ兜か。


「これが本気の私の姿だ。行くぞ」


ペルセウスの姿が一瞬で消える。確かに気配も視線も感じない。まるで戦闘が終わったみたいだ。


『お兄様! 今なの! 右にお兄様パンチ!』


「天拳!」


「ぐほ!?」


俺たちは天拳が透明のペルセウスの腹に決まり、ぶっ飛ばす。更にぶっ飛んでいるペルセウスをボコボコにする。リリー、ブラン、アリナの三人のエンゲージバーストはスピードと機動力を合わせ待っているエンゲージバーストだ。


機動性がある圧倒的な速度の前にペルセウスは全く反応出来ていない。ただこれはハデスの隠れ兜をしているのに攻撃を受けているショックが大きそうだ。


俺は蹴り落とし、周囲の武器に稲妻が走ると一斉にレールガンでペルセウスに襲い掛かった。


『雷轟!』


「がぁああああ!?」


ブランが雷轟を使い感電しているペルセウスの前に俺は光が集まりながら、下に降りる。


「ふふ。本当に容赦がないな」


『いっくよー! ドラゴンノヴァ!』


リリーがドラゴンノヴァを発動させるとインフォが来た。


『ペルセウスの討伐に成功しました。次の試練に挑むことが出来ます』


『職業召喚師のレベルが上がりました。ステータスポイント3ptを獲得しました』

『職業召喚師のレベルが上がりました。スキルポイント3ptを獲得しました』


流石にペルセウスとスターペガサスの経験値は凄まじいようだ。光に消えようとしているペルセウスが聞いてくる。


「なぜ私の居場所が分かった? このハデスの隠れ兜を被れば影すらも見えなくなり、探知系のスキルは無効化するはずだぞ」


「そうだな。でもハデスの隠れ兜は自分の姿を隠すだけであなた本人がこの世からいなくなるわけじゃない。それなら見つけることは可能だ。例えばあなたが分からない程の音を出して、あなたから跳ね返って来た音で居場所を割り出すとかな」


俺がアリナを選んだのはこれが理由だ。アリナとエンゲージバーストした俺はそれをしっかり感じ取れた。


「風のドラゴニュートの力か…ふふ。どうやら一番最初に倒すべき相手を間違えていたようだな」


「あぁ。結果論だけどな」


「戦いとはそういう物だ。その中で結果を出し続けた者が皆に認められて英雄となる。そして死んでしまった英雄が出来ることはこれくらいしかない」


ペルセウスは立ち上がり、自分の盾を差し出す。


「英雄ペルセウスが女神アテナ様より授かりに神の盾。現代の英雄であるお前に託そう…アテナ様を…頼む」


俺が受け取るとペルセウスは消えた。そして俺はスターペガサスを解体した。結果はこちら。


神盾イージス:レア度10 盾 品質S

重さ:100 耐久値:5000 防御力:3000

効果:絶対防御、超集束、光吸収、全反射、乱反射、倍反射、英雄障壁、天壁、伝説解放、巨人の加護、アテナの加護

女神アテナがペルセウスに贈った鏡の盾。メデューサの石化の魔眼を反射することでメデューサを石化させたとされている。


黄金の轡:レア度10 防具 品質S+

重さ:30 耐久値:2000

効果:ペガサスの全ステータスアップ(究)、騎乗効果アップ(究)、連携効果アップ(究)、魔力回復、狂戦士化無効、黄金障壁、アテナの加護

女神アテナがペガサスに騎乗するために作ったとされている轡。気性が荒いペガサスを女神アテナの力で大人しくさせ、ペガサスの能力を飛躍的に向上させる効果を持っている。


うむ!強いね!神盾イージスは光をどんどん反射させて、倍にしていき、それを吸収、超集束出来るならコロニーレーザーを撃てそうな気がする。これはサバ缶さんには秘密にして、ブランに上げよう。


「女神アテナ様の盾を私が使うのは恐れ多いのですが…」


「今更何を言っているんだ? ブランが使っているパッラースの盾も元々はコノハの試練でアテナ様が用意した敵から手に入れた素材から作ったんだぞ?」


「それは女神アテナ様の盾とは言えないと言うか」


「分かった。それならクリュスに渡すな」


それを聞いたブランが飛びついて来た。


「クリュスが使うぐらいでしたら、私が使います!」


最初からそう言えばいいのにね。ということで神盾イージスはブランの物となった。そしてクリュスにディオメーデースの槍とパッラースの盾を渡すことが決まった。そして問題の黄金の轡だ。


轡にするとダーレーやスピカが苦しそうだと思って避けて来たんだけど、これが手に入ってしまった以上は考えないといけない。


「スピカ、これはお前の装備なんだけど、どうする?」


「ヒヒン」


頭を擦り付けて来た。いいってことかな?装備させて暫く様子を見る。やはり気になるようだ。


「うーん…通常時は手綱にして、本気の時はこれに変える感じで行くか?」


「ヒヒン!」


スピカが必死に頷いて来た。どうやら方針が決まったな。


次にステータスを操作する。もうすぐアテナ様と契約するからステータスポイントは俊敏値にしておこう。


残りスキルポイントは120ptとなった。実は既に神様と契約を結んでいる人はいて、契約した神様のスキルをただで獲得できることが判明している。だからもうそろそろ新しいスキルを狙ってもいいかも知れない。


ここで俺は泉の効果で回復させてから一度ホームに帰り、ログアウトした。

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最新作『動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います』を連載開始しました。
以下のリンク先で連載中です。


動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
― 新着の感想 ―
[気になる点] 轡が無い手綱ってググッても出ないけどあるのかな? 轡無いと手綱引いた時目か首に食い込むと思うけど……
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