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Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
自由の国フリーティア
98/1716

#93 羊狩りとセチアの進化

召喚を終えた俺は昼飯のために一旦、ログアウト。休憩をしっかり取ってからログインする。準備を整え、早速トレントの森に向かう。最初のメンバーはリリー、イオン、セチア、恋火、ひよりだ。恋火の装備は俺のガラスの剣を進呈。


「タクトお兄ちゃんの剣…大切に使います」


嬉しそうに尻尾を揺らしている。それを面白くなさそうに見ている三人。仕方ないだろ?他に装備がないんだから。


シーク街道を進んでいると敵襲。グレーウルフだ。よろしい。狩りましょう。


リリーとイオンのコンビのみで撃破。やはり進化したから、だいぶ強くなってるな。そして恋火がレベルアップ。どんどんいこう。その後もグレーウルフを倒していると恋火がシープを発見。しかもこいつは--


シープLv7

召喚モンスター 討伐対象 ノンアクティブ


ノンアクティブ…つまりこちらに気づいていない。恋火ナイス。これはチャンスだ。ウール、羊肉、羊革…夢いっぱいだね。


作戦会議。今回は最初にひよりが奇襲。その後、俺、リリー、イオン、恋火の四方向からの挟撃作戦で行く。俺の装備は杖から石の剣に変更。これで仕留める。


全員がポジションを取り、ひよりが奇襲に移る。するとシープはそれを察知し、逃げ出す。危険察知を持っているみたいだな。だが既に囲んでいる。しかし偶然か狙っているのかわからないが筋力がない俺と恋火の間を狙ってきた。だがここで逃がしてたまるか!


「やるぞ! 恋火!」


「はい! タクトお兄ちゃん!」


俺の言葉に答え、恋火がスキルが発動する。


「狐火」


恋火がそういうとガラスの剣に火を吹きかける。するとガラスの剣に火が宿る。え!?なにそれ、かっこいい。と浮かれている場合じゃないな。俺は石の剣を大きく振りかぶる。折角覚えたリリー愛用の必殺技、使わせてもらおうか!


「ヘビースラッシュ!」

「一閃!」


俺の重い一撃と恋火の火の斬撃が同時にシープを捉えた。どうだ?


「…メェ~」


可愛い鳴き声を残して、倒れるシープ。やめろよ。その演出。可哀想なことをしたみたいじゃないか。俺はこの後、解体もしないといけないんだぞ。嫌な気分になりながら、解体する。結果はこちら。


ウール:レア度4 素材アイテム 品質D-

羊の毛。品質が高いほど、高値に取引させる。

耐寒性に優れており、雪国や山では必須の装備で使われる。


ラム肉:レア度3 食材アイテム 品質D

シープから取れるお肉。肉質がやわらかくクセがないのが特徴。


お!レア度4のアイテムだ。解体で手に入ったものでは初な気がする。ウールはやはり高級品なのか…そしてラム肉ゲットだ!しかも店で見たものより品質が高いな…ジンギスカン食べたくなってきた。


そしてレベルアップ。これが異常だった。


『職業中級召喚師のレベルが上がりました。仲間にできる召喚獣の数が1つ増えました』

『職業中級召喚師のレベルが上がりました。スキルポイント1ptを獲得したした』

『恋火のレベルが10に到達しました。妖術スキルを取得しました』


俺の残りスキルポイントは17ptとなり、仲間に出来る召喚獣の数13に増えた。

そしてまさかの全員レベルアップ。しかもシープ一体でだ。更に恋火は4、ひよりで2も上がっている。まさかシープは経験値の塊か?だとしたらドロップよし、経験値よしの何とも素晴らしいモンスターということになる。これからも狙っていこう。


恋火の妖術も気になるがその前にセチアがレベル20。というわけでもうお馴染みのインフォです。


『セチアのレベルが20に到達しました。進化を実行します』


さて、セチアは現時点で危ない服装をしているがどうなることやらだ。俺の心配をよそにセチアの進化が始まった。


セチアが緑色に輝き、成長する。そしてリリーたちと同じくらいの身長になり、進化が終わる。現れたのはお嬢様系のエルフ。ただしまだ幼さがある。服装は変化なし、強いて言えばリリーたちと一緒で少し豪華になったかな?


だがセチアとリリーたちと決定的な差がある。それが胸だ。明らかに成長している。まだ小学生高学年だからそこまでだが、服装と相まってかなり危険です!


「いかがですか? タクト様」


「あぁ…綺麗になったな」


「ふふ。ありがとうございます」


くそ。何故か弱みを握られている気がする。仕方ないだろ。今まで気にしないようにしていたものが急に成長したんだぞ。見るだろ!


「イオンお姉様はどう思いますか?」


「…なぜ私に聞くんですか?」


「リリーお姉様では質問の意図を理解して貰えません。そうなると私が惨めじゃないですか」


「くっ…」


質問の意図を認識してしまった。イオンの負けだな。下手に関わると飛び火するので、ステータスを見てみよう。


名前 セチア エルフLv20


生命力 25→30

魔力  60→70

筋力  12→20

防御力 10→15

俊敏性 15→20

器用値 60→70


スキル


杖Lv9 弓Lv1 木工Lv5 採取Lv8 調薬Lv5 風魔法Lv1 火魔法Lv1 水魔法Lv11 

土魔法Lv11 木魔法Lv11 樹魔法Lv4 エルフの知識Lv5 精霊召喚Lv1


うん。一気に覚えすぎだね。そしてセチアが俺化している気がする。まぁ、セチアは本来俺より強い魔法使いだ。こうなるのは当然かもしれない。ただ俺が使えないものも覚えている。それが精霊召喚、どんなスキルか気になるね。


「精霊召喚覚えたみたいだが、どんなスキルだ?」


「その言葉通りです。精霊を召喚するスキルですね。私たちエルフの切り札です」


おぉ!なんか凄そうだな!


「とはいえ私は弱いですから小精霊しか呼び出せませんけど」


「小精霊? その言い方だと上がいるのか?」


「はい。中精霊、大精霊がいます」


ほー。レベルを上げていくと召喚出来るようになるのかな。楽しみだ。ついでに精霊について教えて貰おうかな。


「精霊は一言で言うと自然の霊のことです」


「自然の霊?」


「はい。自然にはそれぞれ司っている霊が存在しています。それを精霊と私たちは呼んでいます」


「それは風や火とかに霊が存在しているってことか?」


「その通りです。とはいえ本来は姿を見ることは出来ません。彼らは神に近しい存在ですから。私たちエルフは精霊と魔術で契約することで彼らを一時の間現世に召喚することが出来ます。その方法こそが精霊召喚です」


確かに自然の霊って聞くと神様に近しいものを感じるな。そしてその神様に近しい存在を呼び出す精霊召喚はチート確定だな。まぁ、リリーたちの擬似竜化がやばかったからなんとなくそんな気はしてたよ。


「ハニービー相手に一度見せて貰っていいか?」


「はい。わかりました」


さて、後は恋火の妖術だな。


名前 タクト 中級召喚師Lv3→Lv4


生命力 37→38

魔力  74→76

筋力  27→28

防御力 18

俊敏性 24

器用値 53→55


スキル


格闘Lv1 蹴り技Lv12 杖Lv15 片手剣Lv6 投擲Lv1 召喚魔術Lv19 

錬金Lv9 採掘Lv12 伐採Lv10 解体Lv14→Lv15 鑑定Lv9 識別Lv15 

風魔法Lv19 火魔法Lv19 土魔法Lv18 水魔法Lv19 闇魔法Lv18 

光魔法Lv22 雷魔法Lv15 爆魔法Lv15 木魔法Lv15 氷魔法Lv15 

時空魔法Lv13 読書Lv5 料理Lv19 餌付けLv5 釣りLv5 シンクロLv2


名前 リリー ドラゴニュートLv21→Lv22


生命力 36→37

魔力  26→27

筋力  67→69

防御力 25→26

俊敏性 20

器用値 16→17


スキル


素手Lv6 片手剣Lv17 大剣Lv4 闘気Lv6 擬似竜化Lv1


名前 イオン ドラゴニュートLv20→Lv21


生命力 35→36

魔力  45→47

筋力  30

防御力 20

俊敏性 65→67

器用値 55→56


スキル


二刀流Lv17 投擲Lv1 水中行動Lv5 水刃Lv9 擬似竜化Lv2


名前 恋火 セリアンビーストLv6→Lv10


生命力 25→30

魔力  20→25

筋力  20→25

防御力 10→12

俊敏性 23→28

器用値 15→20


スキル


刀Lv5 炎魔法Lv1 狐火Lv1→Lv2 気配察知Lv5 妖術Lv1


名前 ひより ホークLv5→Lv7


生命力 25→28

魔力  25→26

筋力  32→34

防御力 18→20

俊敏性 30→32

器用値 20→21


スキル


飛行Lv7→Lv8 強襲Lv5→Lv6 鉤爪Lv8 風魔法Lv8


セチアの進化回でした。


色々アドバイス、ご意見頂き、ありがとうございます。現在忙しく修正するのは時間が掛かりそうです。申し訳ありませんがしばらくお待ちください。

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最新作『動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います』を連載開始しました。
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動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
― 新着の感想 ―
エルフの胸は極端に大きいか極端に小さいかで意見が分かれがちなところ...普通サイズが1番レアな気がしますね
[良い点] イオンは将来、某アイドルみたく72確定かな?
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