表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
宝珠クエストとリリーたちの結婚式
941/1718

#897 稲荷神の神使

転移した俺たちはよく知る空天狐様の領域に立っていた。


「試練、お疲れやったね」


「「空天狐様!」」


背後を見ると空天狐様がいた。


「試練はクリアどす。二人には資格があると判断して、今から進化をさせたるね。二人はこれで巫女を超え、うちの直属の神使(しんし)となるわけやけど、あんさんの召喚獣であることは変わらへんさかい安心しとぉくれやす」


神使は言葉の通り、神の使いという意味で神の眷属を指す言葉でもある。伏見稲荷大社にいる狐が稲荷神の神使として有名だろう。つまり恋火たちはあの狐たちと同じ領域となるわけだ。


「ほな、心の準備はええどすか?」


「は、はい!」


「よろしくお願いします!」


空天狐様が巫女が神楽を舞うときに使う神楽鈴(かぐらすず)を取り出すとそれを二回鳴らすと恋火が白く、和狐が金色に光り進化をする。


『恋火がディヴァインビーストに進化しました』

『太刀、神楽、白熱刃、虚空切断、空間跳躍、天鎧、気力装甲、内気功、瞑想、神感覚、戦闘高揚、無我、神気、遮断結界、神速、重圧、空振、熱波、先制、煉獄、放射熱線、炎分身、太極ブレス、神の加護を取得しました』

『太刀【爆炎之太刀(ばくえんのたち)】を取得しました』

『二刀流【狐炎之舞(こえんのまい)】を取得しました』


名前 恋火 ハーミットビーストLv30→ディヴァインビーストLv1


生命力 192→242

魔力  257→297

筋力  335→395

防御力 120→160

俊敏性 390→450

器用値 192→242


スキル


刀Lv50 二刀流Lv46 太刀Lv1 神楽Lv1 鎌鼬Lv35→神鎌鼬Lv35 

白熱刃Lv1 炎魔法Lv12 時空魔法Lv27 黒炎Lv28→獄炎Lv28 聖火Lv38→神火Lv38 

火炎操作Lv15→炎熱操作Lv15 天耳通Lv38 他心通Lv33 危険予知Lv40→天言Lv40 気配遮断Lv15→空虚Lv15 

魔力切断Lv30 物理切断Lv35→溶断Lv35 虚空切断Lv1 空間跳躍Lv1 天鎧Lv1 

気力装甲Lv1 内気功Lv1 瞑想Lv1 神感覚Lv1 戦闘高揚Lv1 

無我Lv1 霊力Lv22→念動力Lv22 神気Lv1 仙気Lv34 仙術Lv34 

幻影Lv20→陽炎Lv20 神道魔術Lv24 遮断結界Lv1 神速Lv1 見切りLv28→心眼Lv28 

重圧Lv1 空振Lv1 熱波Lv1 縮地Lv36→転瞬Lv36 神足通Lv36 

妖術Lv17 血醒Lv15 料理Lv31 蒼炎Lv17→浄炎Lv17 紅炎Lv25 

鬼火Lv13 先制Lv1 煉獄Lv1 放射熱線Lv5 炎分身Lv1 

ハーミットブレスLv18→ゴッドブレスLv18 太極ブレスLv1 狐技Lv19 荒魂Lv2 神降ろしLv3 

獣化Lv11 神の加護Lv1


『和狐がディヴァインビーストに進化しました』

『杖、指揮、連続詠唱、同時詠唱、魔力支配、多連撃、神感覚、神速、時間遅延、熱波、空間跳躍、空間歪曲、超連携、爆魔法、時空魔法、惑星魔法、遮断結界、魔障壁、神気、炎波動、聖波動、天撃、煉獄、放射熱線、炎分身、太極ブレス、和魂、神の加護』

『杖【千本鳥居(せんぼんとりい)】を取得しました』

『扇【火焚演舞ひたきえんぶ)】を取得しました』

『惑星魔法【マーズ】を取得しました』

『式神の召喚数が一体増えました』

『式神契約の数が一つ増えました』


名前 和狐 ハーミットビーストLv30→ディヴァインビーストLv1


生命力 200→250

魔力  412→472

筋力  192→232

防御力 136→176

俊敏性 290→350

器用値 284→334


スキル


杖Lv1 扇Lv24 神楽Lv18 投擲操作Lv13→念動力Lv13 黒炎Lv27→獄炎Lv27 

聖火Lv32→神火Lv32 火炎操作Lv19→炎熱操作Lv19 指揮Lv1 天耳通Lv30 他心通Lv28 

神足通Lv29 危険察知Lv30→天言Lv30 連続詠唱Lv10 同時詠唱Lv10 魔力支配Lv1 

多連撃Lv8 封印魔術Lv24 幻影Lv22→陽炎Lv22 神感覚Lv1 神速Lv1 

時間遅延Lv1 熱波Lv1 空間跳躍Lv1 空間歪曲Lv1 超連携Lv1 

炎魔法Lv17 神聖魔法Lv16 爆魔法Lv35 時空魔法Lv35 惑星魔法Lv1 

神道魔術Lv37→Lv38 遮断結界Lv1 魔障壁Lv1 妖術Lv17 霊符Lv12 

式神Lv13 護符Lv14 神気Lv1 仙気Lv27 仙術Lv31 

飯綱Lv24 金縛Lv15 鬼火Lv18 裁縫Lv38 革細工Lv25 

料理Lv30 蒼炎Lv18→浄炎Lv18 紅炎Lv17 炎波動Lv1 聖波動Lv1 

天撃Lv1 煉獄Lv1 放射熱線Lv5 炎分身Lv1 血醒Lv11 

ハーミットブレスLv21→ゴッドブレスLv21 太極ブレスLv1 狐技Lv23 神降ろしLv2 獣化Lv13

和魂Lv1 神の加護Lv1


和狐は金髪のままだが、恋火が銀髪となった。和狐はロングヘアーの端を赤いリボンで結んでいた。二人とも巫女服に綺麗な模様の(たい)と紅白の紐が追加されて、全体的に豪華になった。


「やっと進化出来ました! どうですか? タクトお兄ちゃん!」


「あ…いや。銀髪になったからか。綺麗になったな。恋火」


「へ? 銀髪?」


恋火が自分の尻尾を見て、驚く。


「ほ、本当です!? え? でもお姉ちゃんは…」


「うちは元九尾様の眷属やからな」


「そういうことや。元とはいえ眷属を奪うようなことはうちには出来へん」


空天狐様の子供か弟子が九尾のような立ち位置だからな。


「見た目や力が変わっても姉妹ということは変わらへんから安心してええよ」


「は、はい!」


「それとあんさんも一緒に試練をクリアしたからな。あんさんもうちが特別に仙人の資格があると判断したるわ」


インフォが来る。


『称号『仙人修行を遂げし者』を取得しました』

『投擲操作が念動力に進化しました』

『水中行動が遊泳行動に進化しました』

『慧眼が心眼に進化しました』


称号『仙人修行を遂げし者』

効果:仙人の技の解放、全ステータス+10

仙人修行をやり遂げた者が取得できる称号。仙人の技を取得できるようになる。


名前 タクト 究極の召喚師Lv4


生命力 192→202

魔力  454→464

筋力  300→310

防御力 110→120

俊敏性 270→280

器用値 296→306


スキル


格闘Lv41 蹴技Lv41 杖Lv46 片手剣Lv50 槍Lv38 

刀Lv50 二刀流Lv27 指揮Lv9 投擲操作Lv30→念動力Lv30 詠唱破棄Lv41 

魔力操作Lv22 魔力切断Lv36 空間歪曲Lv10 第六感Lv29 超感覚Lv36 

召喚魔術Lv48 封印魔術Lv43 ルーン魔術Lv42 阻害無効Lv19 騎手Lv48 

錬金Lv33 採掘Lv38 伐採Lv42 解体Lv54 鑑定Lv50 

識別Lv59 疾魔法Lv20 炎魔法Lv18 地魔法Lv20 海魔法Lv15 

暗黒魔法Lv16 神聖魔法Lv29 雷魔法Lv54 爆魔法Lv58 木魔法Lv39 

氷魔法Lv43 時空魔法Lv65 獣魔魔法Lv13 遅延魔法Lv20 連続詠唱Lv49 

水中行動Lv33→遊泳行動Lv33 転瞬Lv17 慧眼Lv12→心眼Lv12 読書Lv22 料理Lv50 

釣りLv23 シンクロLv37 エンゲージLv21 マリッジLv2 超連携Lv34


ふぁふぁふぁ。遂に仙人になったぞよ。すみません。調子に乗りました。正直煩悩だらけだし、仙人になって大丈夫か心配だ。


それでも念動力と遊泳行動を覚えられたことは大きい。というか仙人になったら、速く泳げるのか?まぁ、仙人ならなんでもありな気がするからここは疑問に思わず喜んでおこう。


「あぅ…タクトお兄ちゃんまで強くなっちゃいました」


「残念そうに言わないでくれよ」


「うちたちにとって、死活問題ですから仕方ないどす。それよりも空天狐様はどうしてタクトはんに一緒に試練をさせたんどす? うちらだけでも良かったと思うんどすけど」


「そやね。まぁ、うちなりの考えどす。今回は試練でここに来たさかい自由にはこれへんけど、うちの神社からここに来れるから来たかったら、探してみるとええよ。二人ならすぐに見つけられるはずや」


平安の町の近くに…ないか。富士山があるからな。京都まで行かないとダメなんだろう。一応平安の町と桜花の都で聞かないとな。すると空天狐様が最後に言う。


「これで試練は終わりどす。最後にある妖怪から伝言や。『もっと強くなれ』だそうどす。ほな、おきばりやす(頑張ってね)」


いつもの言葉を聞いて、俺たちはホームに戻った。絶対烏魔天狗からの言葉だったな。俺に仙人の称号を与えたのは烏魔天狗が関係しているのか?いや、でも空天狐様の思惑って言ってたな。


とにかく解放されたスキルを見ると千里眼、天耳通、他心通、神足通、仙術、仙気、水上歩行、空虚、無我が解放されていた。必要な取得ポイントは共通で20pt。


地味に高い…欲しいのは千里眼と他心通、仙術、空虚、無我かな。中でも無我は特に欲しい。いつも激突や挑発を受けてきたからこれを無視出来る無我は自由に攻撃出来る上に回避という選択を取れることはそのまま生存率にかかってくる。これだけは取得しておこう。


『無我を取得しました』


名前 タクト 究極の召喚師Lv4


生命力 192→202

魔力  454→464

筋力  300→310

防御力 110→120

俊敏性 270→280

器用値 296→306


スキル


格闘Lv41 蹴技Lv41 杖Lv46 片手剣Lv50 槍Lv38 

刀Lv50 二刀流Lv27 指揮Lv9 念動力Lv30 詠唱破棄Lv41 

魔力操作Lv22 魔力切断Lv36 空間歪曲Lv10 第六感Lv29 超感覚Lv36 

召喚魔術Lv48 封印魔術Lv43 ルーン魔術Lv42 阻害無効Lv19 騎手Lv48 

錬金Lv33 採掘Lv38 伐採Lv42 解体Lv54 鑑定Lv50 

識別Lv59 疾魔法Lv20 炎魔法Lv18 地魔法Lv20 海魔法Lv15 

暗黒魔法Lv16 神聖魔法Lv29 雷魔法Lv54 爆魔法Lv58 木魔法Lv39 

氷魔法Lv43 時空魔法Lv65 獣魔魔法Lv13 遅延魔法Lv20 連続詠唱Lv49 

遊泳行動Lv33 転瞬Lv17 心眼Lv12 無我Lv1 読書Lv22 

料理Lv50 釣りLv23 シンクロLv37 エンゲージLv21 マリッジLv2 

超連携Lv34


これで残りスキルポイントは83ptに逆戻りした。イオンとの結婚でもまた称号が手に入る気がするし、大丈夫だろう。


速く泳げるようにもなったし、武器と防具も充実している。これならエアリーの試練に再挑戦して勝てるかも知れない。明日挑んでみるか。


因みに他心通を取得できるようになったことを知ったリリーたちに猛反対されました。心を読まれるのを嫌う気持ちはわかるがみんなは既にしていることをわかってて反対しているのだろうか?


スキルを取得した俺はみんなを集めて素材を見て貰う。


「この朱雀の尾羽根は面白い素材ですね」


「これはボクの鞭だよね! タクト!」


「あぁ。そうするつもりだから落ち着いてくれ。ヘーパイストス、鞭にする場合、鍛冶の技術が必要だと思うか?」


「ミスリルでコーティングするといいと思います。丈夫になりますし、ミスリルならこの素材の良さが無くなることはないでしょう」


ミスリルは本当にいい素材なんだな。次は熊童子の雷鼓をアリナに渡してみる。


「ドーンなの!」


アリナが叩くと電気が発生する。アリナの目が輝いている。新装備が嬉しいのはどのドラゴニュートでも同じか。


最後に星熊童子の毛皮だ。これはやはり手袋や靴に使用するようだ。ただ問題点が判明する。


「この皮が厚すぎて、きっと武器は握れないですね」


「ということはまたボクの武器?」


「あら? 私の可能性もあるわよ? リビナ」


「リリーのだよ! そうだよね? タクト」


「いや、俺が使うつもりでいた」


リリーたちの温度が急降下した。話を進めよう。


「手の甲にこの毛皮を使って、握る方は普通にすれば問題解消出来ませんか?」


「縫い合わせが大変になると思いますけど、それならなんとか形にはなりまりますね」


「了解。みんなそれぞれ作っているものがあるだろうから後で依頼するな。それじゃあ、恋火と和狐の新技の確認をするか」


「「はい(な)!」」


まずは恋火からだ。


「狐炎之舞!」


イオンの流水乱舞と似ている技だったが、連撃回数が少ない代わりに恋火が燃えると一瞬で間合いを詰めて連撃をしてきた。距離を詰めるだけでなく回避にも使えれる連撃技のようだ。これは強い。


太刀は使えないから次は和狐の技を確認する。その前に新しい式神を決める。新しく追加されたのがこちら。


神鹿

天逆毎

熊童子

虎熊童子

金童子

星熊童子


神鹿と天逆毎は倒したわけじゃないはずだけど、追加されていた。茨木童子と酒呑童子は追加されていないのは恐らく召喚獣に登場するからだろう。選ぶとしたら神鹿、天逆毎、星熊童子、蜃かな。神鹿は乗り物、蜃は幻術特化、天逆毎と星熊童子は攻撃特化だと思う。


蜃の広範囲幻術に魅力を感じてしまう俺だが、ここは天魔雄神と契約したし天逆毎を選ぶことに決めた。和狐が天逆毎を呼び出す。すると現れたのは正座をしている和服美人の鬼。


「あ…あの。うちと契約してくださいますか?」


天逆毎は頭を下げると式神の紙に戻るとインフォが来る。


『和狐が天逆毎と式神の契約の結びました。式神【天逆毎】を取得しました』


これで親子の夢の競演が可能になった。ここにスサノオが加わったら、えげつないだろうな。そして和狐になまはげから落ちた御幣の杖と大天狗の錫杖を渡して技の確認を再開する。


「行きます! 千本鳥居!」


「ぐえ!? ちょ、ま。あぁあああ!?」


「あぁ!? タクトはん!?」


上から無数の鳥居が落ちてきて潰された。流星群のような技だが、この技との違いは拘束。鳥居に体を固定されて、動けなくなったところにどんどん降って来たのだ。かなり酷い技と言える。次は大天狗の羽団扇に変更する。


「火焚演舞!」


和狐が舞を踊ると火の粉が発生し、周囲にばら撒く。そして火の粉に触れると大炎上する。しかもこの技中は踊っているから神楽の効果も発生するみたいだ。つまり攻撃しながら味方の強化も出来るスキルということだな。


確認も終わったことだし、ここでログアウトしよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最新作『動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います』を連載開始しました。
以下のリンク先で連載中です。


動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
― 新着の感想 ―
[気になる点] 今のタクト君は尸解仙的な立ち位置ですか?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ