表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Elysion Online ~ドラゴニュートと召喚師~  作者: とんし
宝珠クエストとリリーたちの結婚式
917/1718

#873 三蔵法師の白馬

獣魔ギルドに戻った俺は早速ダーレーを進化させる。進化先は二つ。


玉龍

ブケパロス


予想通りだね。ブケパロスがアレクサンドロス大王の愛馬の名前だ。そして俺が進化先に選んだのが玉龍。三蔵法師が乗っていた白馬だ。


玉龍は西海竜王の第三太子で姿は当然ドラゴンなわけだが、やんちゃをしたことでその罪の償いをすることになる。それが三蔵法師の乗り物になること。


しかし三蔵法師が途中から乗っていた白馬を玉龍は呑み込んでしまう。これが原因で観世菩薩(かんのんぼさつ)が玉龍を白馬の姿に変えて、三蔵法師の白馬となるわけだ。


このゲームではどんな説明が見てみよう。


玉龍…天竺(てんじく)に行った白馬。元は白い海竜で自在に人の姿やドラゴンの姿に変えることできる。多くの仙術を使いこなし、海の中でも主を乗せて走ることが出来る。人、馬、竜の三つの姿で戦闘が変化する珍しい召喚獣。


海まで適正になるのは嬉しい誤算だ。それに人ってことはさっきの敖閏のような姿になるんじゃないのか?これは楽しみだぞ。早速進化させよう。


ダーレーの前に仙馬の宝玉を置いて、進化を実行すると仙馬の宝玉から光りがダーレーに流れて白く輝くとダーレーは進化した。


『ダーレーは玉龍に進化しました』

『天耳通、他心通、千里眼、念動力、天言、第六感、神感覚、竜角、天鎧、天障壁、竜鱗装甲、天鎖、海流操作、仙術、後光、天弾、空間歪曲、神速、光線、瞑想、竜気、聖水、天雷、重圧、海波動、天波動、無我、荒魂、逆鱗、竜技、竜人化、竜化、海竜の加護、仏の加護』

『蹴り技【発勁】を取得しました』

『竜技【ドラゴンクロー】を取得しました』


名前 ダーレー 騅Lv32→玉龍Lv1


生命力 100→150

魔力  180→230

筋力  151→201

防御力 70→110

俊敏性 320→380

器用値 146→196


スキル


蹴り技Lv15 天耳通Lv1 他心通Lv1 千里眼Lv1 念動力Lv1 

天言Lv1 第六感Lv1 神感覚Lv1 激突Lv31→強激突Lv31 竜角Lv1 

天鎧Lv1 天障壁Lv1 竜鱗装甲Lv1 天鎖Lv1 灼熱Lv31→紅炎Lv31 

火炎操作Lv32 海流操作Lv1 仙術Lv10 後光Lv1 天弾Lv1

騎乗Lv38 疾駆Lv34→神足通Lv34 防御無効Lv25 物理破壊Lv22→万物破壊Lv22 騎手強化Lv36 

空間歪曲Lv1 連撃Lv18→多連撃Lv18 神速Lv1 光線Lv1 瞑想Lv1

英気Lv32 練気Lv33→仙気Lv33 覇気Lv29 竜気Lv1 蒼炎Lv26→浄火Lv26 

聖水Lv1 放電Lv13→雷放電Lv13 天雷Lv1 重圧Lv1 衝撃波Lv9→空振Lv9 

譲渡Lv17 連携Lv16→超連携Lv16 海波動Lv1 太極波動Lv1 無我Lv1 

荒魂Lv1 逆鱗Lv1 竜技Lv1 竜人化Lv1 竜化Lv1 

覇馬の加護Lv30 海竜の加護Lv1 仏の加護Lv1


進化したダーレーは二本の東洋のドラゴンの角が生えた白馬となった。ここで一つ問題が発生した。


「混沌竜のバーディングがちょっと合ってないかな?」


白馬に黒の馬鎧だから合ってない気がどうしてもする。俺が呟いたからかダーレーが光り輝くと白髪の少年ドラゴニュートになる。ドラゴニュートでの姿の服装は青い漢服だ。目を開けると金色でやんちゃな印象を受けた。それにしてもダーレーは男で合っていたんだな。良かった。


「玉龍に進化したダーレーだ。リリーたちがいないここで挨拶させてもらうぜ」


「改めて召喚師のタクトだ。リリーたちはやっぱり苦手か?」


「当たり前だろ? この姿を見たら、弟が出来たとか騒ぐに決まっている。またあの怪力に締められるなんてごめんだ」


「あぁ…最初の頃の話か」


ダーレーが初めてリリーを乗せた時は大変だったんだよな。懐かしい記憶だ。


「それならとりあえず俺からは秘密にしておくよ」


「話が早くて助かるぜ。それで服のことなんだが、用意してくれるならありがたいぐらいなものだ。それより戦闘して暴れられるほうが好きなもんでね。出来ればこの姿での武器が欲しい」


そういえば戦闘が変わると説明されていたな。ステータスを確認すると確かに変化していた。


名前 ダーレー 玉龍(竜人化)Lv1


生命力 150

魔力  230

筋力  201

防御力 110

俊敏性 380

器用値 196


スキル


格闘Lv1 蹴り技Lv15 剣Lv1 槍Lv1 天耳通Lv1 

他心通Lv1 千里眼Lv1 念動力Lv1 天言Lv1 第六感Lv1 

神感覚Lv1 強激突Lv31 竜角Lv1 天鎧Lv1 天障壁Lv1 

竜鱗装甲Lv1 天鎖Lv1 紅炎Lv31 火炎操作Lv32 海流操作Lv1 

仙術Lv10 後光Lv1 天弾Lv1 神足通Lv34 防御無効Lv25 万物破壊Lv22 

空間歪曲Lv1 多連撃Lv18 神速Lv1 光線Lv1 瞑想Lv1

英気Lv32 仙気Lv33 覇気Lv29 竜気Lv1 浄火Lv26 

聖水Lv1 雷放電Lv13 天雷Lv1 重圧Lv1 空振Lv9 

譲渡Lv17 超連携Lv16 海波動Lv1 太極波動Lv1 無我Lv1 

荒魂Lv1 逆鱗Lv1 竜技Lv1 竜人化Lv1→馬化Lv1 竜化Lv1 

覇馬の加護Lv30 海竜の加護Lv1 仏の加護Lv1


面白いな。完全に対人戦闘のスキルに変化したぞ。


「わかった。今は別の武器の依頼をしているからその後に依頼させて貰うよ」


「もし武器が出来たら、あんたと戦わせてくれ」


「あぁ。倒してやるよ」


「へ。その言葉忘れんなよ」


俺たちの関係はこんな感じでいいと思う。


「あーー! 知らないドラゴニュート発見ーーー!」


アウラさんに見つかった。


「しまった!? ここにはあいつがいるんだった!」


ダーレーは馬の姿に戻る。


「あぁ~…馬の姿になっちゃった…タクト君、ドラゴニュートの姿にさせてくれない?」


「いや、俺が言っても絶対しないと思いますよ」


ダーレーは大きく頷くのだった。


その後、ホームに帰った俺たちだが、早速ダーレーの変化にイオンが気が付いた。


「あれ? ダーレーさんから海竜の気配を感じるんですけど」


「ヒヒン」


ダーレーが右前足を上げて、気のせいをアピールする。しかし騒ぎを聞きつけたリリーたちが来ると全員がドラゴンの気配に気が付いた。


「「「「ダーレー」」」」


「ヒ…ヒヒン」


ダーレーは追い込まれた。すると光を放つとドラゴニュートの姿になる。


「うわぁあああ!」


「え? あれがダーレー?」


「ドラゴニュート…でしたよね?」


「…ん。しかも小さかった」


全員が顔を見合わせる。


「「「「弟!? 待ってー!」」」」


「待つかぁああ!」


リリーたちの追いかけっこが始まった。まさかダーレーがリリーたちの弟になるとは予想外だ。さて、忠告だけはしないとな。そうしないと俺にとばっちりが飛んでくる。


「ほどほどにしておけよ。そうしないとまたキキに怒られるぞ」


「「「「は、はーい…」」」」


これで大人しくなるリリーたちの姿がキキへの恐怖の大きさを物語っている。ここで俺は一度ログアウトするこにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最新作『動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います』を連載開始しました。
以下のリンク先で連載中です。


動物保護をしている少年は異世界で虐げられている亜人を救います
― 新着の感想 ―
せめてリリー達に見せるのは龍化の方にしておけばジークの兄弟枠で済んだものを...
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ